ホーンティング（1999）　～　洋画　ホラー　～

『ホーンティング』（原題：The Haunting）は、1999年に製作されたアメリカ映画。
怨霊宿る館に集った人々の恐怖を描いたホラー。
原作は、シャーリー・ジャクソンのホラー小説「山荘奇談」（The Haunting of Hill House）であり、原作小説を基に製作されたロバート・ワイズ監督の映画「たたり (1963)」（The Haunting）をリメイクした作品。
監督は「スピード (1994)」「ツイスター (1996)」「スピード２ (1997)」「トゥームレイダー２ (2003)」「Five Minutes to Live (2013)」のヤン・デ・ボン。
脚本は、本作が映画初脚本となる「１３デイズ (2000)」「ロード・トゥ・パーディション (2002)」「ウルフマン (2010)」のデヴィッド・セルフ。
撮影は「ゴースト・チェイス (1988)」「ユニバーサル・ソルジャー (1992)」「スターゲイト (1994)」「インデペンデンス・デイ (1996)」「プリティ・プリンセス (2001)」「ブラックブック (2006)」「ナルニア国物語／第２章：カスピアン王子の角笛 (2008)」のカール・ウォルター・リンデンローブ。
音楽は「ネバダの決闘 (1959)」「猿の惑星 (1968)」「パピヨン (1973)」「オーメン (1976)」「エイリアン (1979)」「ランボー (1982)」「グレムリン (1984)」「氷の微笑 (1992)」「ハムナプトラ／失われた砂漠の都 (1999)」「インビジブル (2000)」「トータル・フィアーズ (2002)」のジェリー・ゴールドスミス。
出演は「ミスティック・ピザ (1988)」「７月４日に生まれて (1989)」「フォー・ルームス (1995)」「身代金 (1996)」「ガウディアフタヌーン (2001)」「ベティ・ペイジ (2005)」「パブリック・エネミーズ (2009)」「マリリン・モンロー　瞳の中の秘密 (2012)」のリリ・テイラー、「エクスカリバー (1981)」「ダーティハリー５ (1988)」「ダークマン (1990)」「シンドラーのリスト (1993)」「スター・ウォーズ　エピソード１／ファントム・メナス (1999)」「９６時間 (2008)」「タイタンの戦い (2010)」「THE GREY　凍える太陽 (2012)」のリーアム・ニーソン、「コロンブス (1992)」「マスク・オブ・ゾロ (1998)」「エントラップメント (1999)」「トラフィック (2000)」「オーシャンズ１２ (2004)」「レジェンド・オブ・ゾロ (2005)」「ロック・オブ・エイジズ (2012)」「ＲＥＤリターンズ (2013)」のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、「アナコンダ (1997)」「アルマゲドン (1998)」「ミート・ザ・ペアレンツ (2000)」「エネミー・ライン (2001)」「アイ・スパイ (2002)」「ナイトミュージアム (2006)」「映画と恋とウディ・アレン (2011)」のオーウェン・ウィルソン、「華麗なるギャツビー (1974)」「ザ・ドライバー (1978)」「メイフィールドの怪人たち (1989)」「ラストマン・スタンディング (1996)」「グラスハウス (2001)」「ダウン・イン・ザ・バレー (2005)」「ジャンゴ　繋がれざる者 (2012)」のブルース・ダーン、「孤独の青春 (1957)」「マッド・フィンガーズ (1978)」「ウィズ・ユー (1997)」「ホーム・アローン３ (1998)」「デュエット (2000)」「フォルテ (2001)」「モナリザ・スマイル (2003)」「奇跡のシンフォニー (2007)」のマリアン・セルデス、「恋のスクランブル (1983)」「砂の惑星 (1984)」「ハイランダー２／甦る戦士 (1990)」「レインメーカー (1997)」「サイドウェイ (2004)」「ナンバー２３ (2007)」「エクトプラズム　怨霊の棲む家 (2009)」「赤ずきん (2011)」のヴァージニア・マドセンなど。

［　公開日　］

1999年7月20日　アメリカ初公開
1999年7月23日　アメリカ公開
1999年9月18日　韓国公開
1999年9月23日　オーストラリア公開
1999年9月24日　イギリス公開
1999年9月30日　香港公開
1999年10月1日　スペイン公開
1999年10月2日　日本公開
1999年10月14日　ドイツ公開
1999年10月22日　イタリア公開
1999年10月27日　フランス公開

【　ストーリー　】

ヒル・ハウス。
そこは130年前、織物業で財を成した実業家ヒュー・クレインが妻と生まれくる子供たちのために建造した豪壮な館だったが、立て続けに起こった悲劇とその後語り継がれた不吉な噂のために長年住む者がいない不気味な館と化していた。
霊をはじめ非科学的な恐怖を科学的に実証する研究を進めるマロー教授（リーアム・ニーソン）は、ヒル・ハウスを舞台に選び、ある実験計画を立てた。
それは睡眠障害を抱えた患者を集め、彼らには真の目的を知らせることなく、館の忌まわしい歴史を伝え、その反応を確かめるというものだった。
こうして、病身の母の看護で青春を犠牲にした女性ネル（リリ・テイラー）、洗練されたセンスを見せつける優雅な美女テオ（キャサリン・ゼタ・ジョーンズ）、皮肉屋の青年ルーク（オーウェン・ウィルソン）の3人の男女が館に集められた。
館の内部は贅と工夫の極みだったが、なぜかどれも重苦しく不気味だった。
そして、宿泊したその夜から館は彼らに恐ろしい正体をみせていく。
深夜ドアを叩く大音響に始まったそれは、やがて時の経つままにエスカレート。
なかでもネルは幼い子供の霊が自分を何か隠された真実へと導くのを感じていた。
怪現象の連続にテオとルークは苛立ちをつのらせ、マローですら科学でも説明のつかない事態が起こるのを体験。
やがてネルは館に隠された恐るべき真実を知る・・・。

【　余談　】

本作に対する評価は悪く、脚本の貧弱さやコンピュータグラフィックの多用などに関して批判が集まり、最終的には第20回ゴールデンラズベリー賞5部門にノミネートという結果になった。
しかし、8000万USドルの製作費に対し、興行成績は全世界で1億7731万1151USドル（アメリカ合衆国：9120万ドル）と、興行的には成功を収めた。
また、ロジャー・イーバートはこの映画のプロダクト・デザインが素晴らしいと、この映画を褒め称えている。

【　スタッフ　】

監督：　ヤン・デ・ボン
原作：　シャーリー・ジャクソン
脚本：　デヴィッド・セルフ
製作：　スーザン・アーノルド、ドナ・ロス、コリン・ウィルソン
製作総指揮：　ヤン・デ・ボン、マーティ・P・ユーイング、サミュエル・Z・アーコフ
撮影：　カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽：　ジェリー・ゴールドスミス
美術／プロダクションデザイン：　ユージェニオ・ザネッティ
編集：　マイケル・カーン
キャスティング：　ランデ・ヒラー
アートディレクション：　マーティン・ラング、ジョナサン・リー　、トロイ・サイズモア　、トーマス・ヴォス
セット制作：　シンディ・カー
衣装デザイン：　エレン・マイロニック
視覚効果（Visual Effects）：　キンバリー・アレン、サイモン・アレン　、マット・ベア　、デイモン・バード　、レスリー・バーネット　、ジョン・バートル、Alexandra Altrocchi　、Lloyd Bernberg　、Jean Bolte　、Alan Boucek
特殊効果（Special Effects）：　デヴィッド・アンボーン、テイラー・ボール　、ロナルド・ボウマ、マイケル・バーク　、ウェイン・バーンズ、タマラ・カールソン、ジェイソン・コリンズ、リッキー・ファーンズ　、ハワード・フレイジャー、ジョン・フレイジャー
メイク：　ハワード・バーガー、ジーノ・クログネイル　、ブライアン・ダムスキー　、ジャスティン・ディッター、カリン・ヒューストン　、ギャレット・イメル、マーク・アーヴィン　、Jean Ann Black　、Judith A. Cory　、Alex 'Little Al' Lorenzana

【　キャスト　】

デヴィッド・マロー教授：　リーアム・ニーソン　（吹替：青森伸）
ネル：　リリ・テイラー　（吹替：高乃麗）
テオ：　キャサリン・ゼタ・ジョーンズ　（吹替：日野由利加）
ルーク：　オーウェン・ウィルソン　（吹替：横堀悦夫）
ダドリー氏：　ブルース・ダーン　（吹替：糸博）
ダドリー夫人：　マリアン・セルデス
アリックス・コロムゼイ
トッド・フィールド
ヴァージニア・マドセン
マイケル・キャヴァノー
トム・アーウィン
チャールズ・ガニング
ソウル・プリーヴァー
M・C・ゲイニー
カディナ・デ・エレハルデ
アレッサンドラ・ベンジャミン
カレン・S・グレガン
ブランドン・ジャレット
メアリー・マクニール
ウィリアム・ミンキン
デビ・デリーベリー
ジェシカ・エヴァンス
シェリー・リン
マイルズ・マーシコ
コートランド・ミード
ケルシー・マルーニー
カイル・マクダグル
ハンナ・スワンソン
トラヴィス・テッドフォード
Hadley Eure