シルク（2007）　～　洋画　ロマンス・ドラマ　～

『シルク』（原題：Silk）は、2007年に製作された日本・カナダ・フランス・イタリア・イギリス合作映画。
美しき妻と、日本で運命的に出会った少女との間で揺れ動く男の姿を幻想的な映像で描くロマンス・ドラマ。
原作は、アレッサンドロ・バリッコによる小説「絹」。
監督は「グレン・グールドをめぐる３２章 (1993)」「Bach Cello Suite #2: The Sound of Carceri (1997)」「レッド・バイオリン (1998)」のフランソワ・ジラール。
脚本は、本作の監督を務めるフランソワ・ジラールと、マイケル・ゴールディングの共同。
撮影は「ケビン・コスナーのガンランナー (1984)」「メタル・ブルー (1988)」「グレン・グールドをめぐる３２章 (1993)」「レッド・バイオリン (1998)」TVM「新パティ・デューク・ショウ (1999)」TVM「ニュルンベルク軍事裁判 (2000)」のアラン・ドスティエ。
音楽は「戦場のメリークリスマス (1983)」「ラストエンペラー (1987)」「スネーク・アイズ (1998)」「御法度 (1999)」「ファム・ファタール (2002)」「一命 (2011)」「新しい靴を買わなくちゃ (2012)」の坂本龍一。
出演は「小説家を見つけたら (2000)」「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ (2001)」「完全犯罪クラブ (2002)」「ドリーマーズ (2003)」「ヴィレッジ (2004)」「ラストデイズ (2005)」「ファニーゲームＵ.Ｓ.Ａ. (2007)」のマイケル・ピット、「イノセント・ライズ (1994)」「スター・ウォーズ　エピソード１／ファントム・メナス (1999)」「パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち (2003)」「ラブ・アクチュアリー (2003)」「プライドと偏見 (2005)」「危険なメソッド (2011)」「アンナ・カレーニナ (2012)」のキーラ・ナイトレイ、「せかいのおわり (2004)」特撮TV「仮面ライダー響鬼（ヒビキ） (2005～2006)」TVドラマ「ジュテーム～わたしはけもの (2008)」TVドラマ「猿ロック (2009)」「悪夢のエレベーター (2009)」「七瀬ふたたび (2010)」「ハードロマンチッカー (2011)」の芦名星、「タンポポ (1985)」「Shall we ダンス？ (1996)」「どら平太 (2000)」「ドッペルゲンガー (2002)」「笑の大学 (2004)」「叫 (2006)」「十三人の刺客 (2010)」「終の信託 (2012)」の役所広司、「リング (1998)」「らせん (1998)」TVドラマ「ケイゾク (1999)」「カオス (2000)」「嫌われ松子の一生 (2006)」「ゼロの焦点 (2009)」「源氏物語　千年の謎 (2011)」「リアル～完全なる首長竜の日～ (2013)」の中谷美紀など。

［　公開日　］

2007年9月11日　カナダ Toronto International Film Festival 上映
2007年9月14日　アメリカ limited 公開
2007年9月20日　カナダ Cinefest Sudbury 上映
2007年9月20日　カナダ Atlantic Film Festival 上映
2007年9月21日　カナダ公開
2007年10月21日　イタリア RomaCinemaFest 上映
2007年10月26日　イタリア公開
2007年10月28日　日本 Tokyo International Film Festival 上映
2007年11月1日　香港公開
2007年11月9日　イギリス公開
2008年1月19日　日本公開
2008年2月26日　アメリカ DVD発売
2008年3月19日　スペイン公開
2008年5月1日　オーストラリア公開
2008年6月10日　ロシア DVD発売
2008年7月4日　ドイツ DVD発売
2009年8月5日　フランス公開
2010年8月8日　日本 Gunma Asia Film Festival 上映

【　ストーリー　】

19世紀のフランス。
エルヴェ（マイケル・ピット）は、エレーヌ（キーラ・ナイトレイ）と出会って結ばれた。
二人が暮らす村には製紙工場が作られて栄えはじめるが、原料となる蚕の間に疫病が発生して危機を迎えた。
完璧な絹をつくるための蚕卵を求めて、エルヴェは東の果ての国を目指して旅立つことになる。
長く危険な旅路の末、幕末の日本へたどり着いたエルヴェを迎えたのは原十兵衛（役所広司）だった。
彼の傍らには、美しい少女（芦名星）がいた。
エキゾチックな彼女の美貌にエルヴェは心を奪われる。
その想いは、蚕卵を手に入れてフランスに戻ったあとも深く心に残った。
夫の変化に、エレーヌも気がつくがなすすべはなかった。
ふたたび蚕卵が必要となり、エルヴェは二度目の日本の土を踏む。
そこで再会した少女とエルヴェは、一夜の契りを交わす。
別れ際、少女は付け文を手渡した。
帰国後、日本語の手紙を判読してもらうため、日本人女性のいる高級娼館をエルヴェは訪れ、そこでマダム・ブランシュ（中谷美紀）に翻訳してもらう。
「必ず戻ってきてください。さもなくば死にます」
エレーヌへの愛と少女への想いに悩みながらも、エルヴェは三たび日本へ向うが・・・。

【　スタッフ　】

監督：　フランソワ・ジラール
原作：　アレッサンドロ・バリッコ　『絹』（白水社刊）
脚本：　フランソワ・ジラール、マイケル・ゴールディング
エグセクティブプロデューサー：　アレッサンドロ・バリッコ、ジョナサン・デビン、石井晃、パトリス・セロー
プロデューサー：　ニヴ・フィッチマン、ドメニコ・プロカッチ、キャメラ・ガラーノ、鯉渕優、ジャンルーカ・レウリイニ　、ナディーヌ・ルケ　、シーナ・マクドナルド　、ジャック・マテ　、サハー・ナッサー、酒井園子、バーバラ・ウィリス・スウィート、ラリー・ワインスタイン、依田巽　、フランソワ・ジラール、Rami Rabei 、Yasushi Shiina
撮影：　アラン・ドスティエ
音楽：　坂本龍一
編集：　ピア・ディ・キアウラ
美術／プロダクションデザイン：　フランソワ・セギュアン
衣装デザイン：　黒澤和子、カルロ・ポッジョーリ
キャスティング：　スージー・フィギス
視覚効果（Visual Effects）：　パトリック・ベルジュロン、マーティン・デロシュール　、デイヴィス・グッドマン　、マチュー・ジョリクール　、ステファン・ランドリー　、ギヨーム・マリン=ラフォン　、レーン・モレル　、ルノー・パラディス、Etienne Daigle　、Mathieu Raynault
特殊効果（Special Effects）：　フランコ・ガリアーノ、パオロ・ガリアーノ　、ジャンカルロ・マンシーニ　、ギヨーム・マレー、Tiberio Angeloni 、Jean-François Aubin　、Shûichi Kishiura 、Tsuneo Koumi　、Chuji Shimajiri　、Narumi Tsuzaki
メイク：　Miho Anraku　、Carlo Barucci　、Francesca De Simone　、Raffaella Iorio　、Akiko Kawata　、Veronika Kostrhounova　、Rosa Luciani　、Mario Michisanti　、Miyoko Sakurai　、Mitsue Sato
謝辞：　インディラ・グゥハ　、原正人　、角川歴彦

【　キャスト　】

エルヴェ：　マイケル・ピット　（ソフト版吹替：内田夕夜）
エレーヌ：　キーラ・ナイトレイ　（ソフト版吹替：弓場沙織）
原十兵衛：　役所広司
少女：　芦名星
マダム・ブランシュ：　中谷美紀
パルダビュー：　アルフレッド・モリナ　（ソフト版吹替：稲葉実）
右門：　國村隼
少年：　本郷奏多
ジョーンクール町長：　ケネス・ウェルシュ
ルドヴィック：　マーク・レンドール
貿易商：　カラム・キース・レニー
手塚とおる
守田比呂也
安藤彰則
渡辺奈緒子
長尾奈奈
大口広司
高川裕也
諏訪太朗
トニー・ヴォーゲル
トニ・ベルトレッリ
マーサ・バーンズ
マイケル・ゴールディング
カルロ・チェッキ
キアラ・スタンポーネ
マーク・フィオリーニ
ディミトリ・カレッラ
ドミニク・カレッラ
サキ・アオイ
ケイティ・ルイーズ・ソーンダース
マックス・マラテスタ
ジョエル・アダムス
エド・リクト
ドメニコ・プロカッチ
フランチェスコ・カルネルッティ
マダレーナ・マッジ
稲宮誠
マコト・マツバラ
Leslie Csuth
Honjo Hidetaro
Michio Akahane
Luca De Bei
Nicola Tovaglione
Yuki Kawanishi
Hidenori Shimizu
Hiroki Takano