ハルク（2003）　～　洋画　ＳＦ・アクション・アドベンチャー　～

『ハルク』（原題：Hulk）は、2003年に製作されたアメリカ映画。
事故が原因で、怒りを抱くと巨大なモンスターへと変身する数奇な運命を背負った男の苦悩を描くアクション・アドベンチャー。
原作は、マーベル・コミックによるアメリカンコミック「超人ハルク」。
監督は「推手 (1991)」「恋人たちの食卓 (1994)」「アイス・ストーム (1997)」「グリーン・デスティニー (2000)」「ブロークバック・マウンテン (2005)」「ウッドストックがやってくる！ (2009)」「ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日 (2012)」のアン・リー。
脚本は「推手 (1991)」「恋人たちの食卓 (1994)」「アイス・ストーム (1997)」「楽園をください (1999)」「グリーン・デスティニー (2000)」「ラスト、コーション (2007)」「ウッドストックがやってくる！ (2009)」のジェームズ・シェイマス、「クリフハンガー (1993)」「パニッシャー (2004)」「ファンタスティック・フォー［超能力ユニット］ (2005)」のマイケル・フランス、TVドラマ「ベン１０：謎のチップを追え! (2009)」OV「血塗られた予定表 (2011)」のジョン・ターマン。
撮影は「イレイザーヘッド (1976)」「リバース・エッジ (1986)」「ワイルド・アット・ハート (1990)」「アイス・ストーム (1997)」「コール (2002)」「マイ・ブラザー (2009)」「25年目の弦楽四重奏 (2012)」のフレデリック・エルムズ。
音楽は「フォービデン・ゾーン (1980)」「ミッドナイト・ラン (1988)」「シザーハンズ (1990)」「ミッション：インポッシブル (1996)」「スパイダーマン (2002)」「リアル・スティール (2011)」「ダーク・シャドウ (2012)」「オズ　はじまりの戦い (2013)」のダニー・エルフマン。
主演は「ブラックホーク・ダウン (2001)」「トロイ (2004)」「ミュンヘン (2005)」「ラッキー・ユー (2007)」「ブーリン家の姉妹 (2008)」「スター・トレック (2009)」「ハンナ (2011)」のエリック・バナ。
共演は「フェノミナ (1984)」「ロケッティア (1991)」「レクイエム・フォー・ドリーム (2000)」「ビューティフル・マインド (2001)」「ダーク・ウォーター (2004)」「地球が静止する日 (2008)」「僕が結婚を決めたワケ (2010)」のジェニファー・コネリー、「明日に向って撃て！ (1969)」「マスク (1984)」「ビッグ・リボウスキ (1998)」「ワンス・アンド・フォーエバー (2002)」「ゴーストライダー (2007)」「噂のモーガン夫妻 (2009)」「ランナウェイ／逃亡者 (2012)」のサム・エリオット、「ザ・ディープ (1977)」「４８時間 (1982)」「ケープ・フィアー (1991)」「ナイトウォッチ (1997)」「クリーン (2004)」「トロピック・サンダー／史上最低の作戦 (2008)」「PARKER／パーカー (2013)」のニック・ノルティ、「生きてこそ (1993)」「アメリカン・サイコ (2000)」「ビューティフル・マインド (2001)」「メラニーは行く！ (2002)」「ポセイドン (2006)」「Ｊ・エドガー (2011)」「ゲットバック (2012)」のジョシュ・ルーカスなど。

［　公開日　］

2003年6月17日　アメリカ初公開
2003年6月19日　香港公開
2003年6月19日　ロシア公開
2003年6月20日　アメリカ公開
2003年6月26日　オーストラリア公開
2003年7月2日　フランス公開
2003年7月3日　ドイツ公開
2003年7月3日　イギリス初公開
2003年7月4日　韓国公開
2003年7月4日　スペイン公開
2003年7月18日　イギリス公開
2003年7月26日　日本初公開
2003年8月2日　日本公開
2003年8月29日　イタリア公開

【　ストーリー　】

遺伝子学者ブルース・バナー（エリック・バナ）は、実験中に致死量のガンマ線を全身に浴びる事故に巻き込まれる。
奇跡的にも無事だったが、まもなく死んだと思われていた彼の父デヴィッド（ニック・ノルティ）が姿を現わした。
そしてブルースは、怒りの感情と共に、緑色をした巨大なモンスター“ハルク”へと変身する体になっていた。
デヴィッドが自らの体で遺伝子実験を行なったため、その特殊遺伝子が息子のブルースにも遺伝していたのだった。
ブルースの意識をなくしたハルクは、彼を捕獲しようとする軍の最新兵器を搭載したヘリやジェット機の攻撃も恐れず、戦車の砲弾さえはね返してしまう。
破壊のあとを残していくハルクに全米中が恐怖したが、ブルースの元恋人である女性科学者ベティー（ジェニファー・コネリー）だけがハルクを信じていた。
だが、捕獲に失敗したベティーの父のロス将軍（サム・エリオット）は、ハルクの正体が人間であることを知りながら、最終兵器を持ち込んだ撃退指示を出す・・・。

【　余談　】

コミックや関連グッズの売れ行きが良かった事から映画『インクレディブル・ハルク』の製作が決定した。
しかしその反面、作品としての評価は高かったとは言えず、スタッフやキャストを一新して物語を完全にリセットしての再スタートとなった。
本作とは異なり、『インクレディブル・ハルク』では敵役が登場しヒーロー物としての要素を強めた作品となった。

【　スタッフ　】

監督：　アン・リー
原作：　ジャック・カービー、スタン・リー
原案：　ジェームズ・シェイマス
脚本：　ジェームズ・シェイマス、マイケル・フランス、ジョン・ターマン
製作：　アヴィ・アラッド、ラリー・Ｊ・フランコ、ゲイル・アン・ハード、ジェームズ・シェイマス
製作総指揮：　ケヴィン・フェイグ、スタン・リー、シェリル・A・トカーチ、デヴィッド・ウォマーク
撮影：　フレデリック・エルムズ
編集：　ティム・スクワイアズ
音楽：　ダニー・エルフマン
キャスティング：　アヴィ・カウフマン、フランクリン・ウォーレン
美術／プロダクションデザイン：　リック・ハインリクス
アートディレクション：　ジョン・デクスター、グレッグ・パパリア
セット制作：　シェリル・カラシク
衣装デザイン：　マリット・アレン
視覚効果（Visual Effects）：　チャールズ・アレンネック、リチャード・アロンソ、アンドリュー・アンダーソン　、リー・アントン　、ジェフリー・アーノルド　、ロリ・アーノルド　、ロバート・エイシュ・Jr　、キャサリン・ベアード　、スコット・バルセレク　、Lance Baetkey
特殊効果（Special Effects）：　ハワード・バーガー、ライアン・D・コンプトン　、クレイグ・T・カリー　、マイケル・デアク、ドナルド・エリオット、ロン・エプスタイン　、コリー・フォーシェ　、スコット・R・フィッシャー　、マーク・ホーカー　、Chiz Hasegawa
メイク：　ノーマン・カブレラ、ジェイク・ガーバー　、アキヒト・イケダ　、デニス・リディアード　、Janice Alexander　、Gretchen Davis　、Carolyn Elias　、Brad Wilder

【　キャスト　】

ブルース・バナー（ハルク）：　エリック・バナ　（吹替：小杉十郎太）
ベティ・ロス：　ジェニファー・コネリー　（吹替：渡辺美佐）
ロス将軍：　サム・エリオット　（吹替：小林修）
グレン・タルボット：　ジョシュ・ルーカス　（吹替：堀之紀）
デヴィッド・バナー：　ニック・ノルティ　（吹替：玄田哲章）
若い頃のデヴィッド：　ポール・カーシー
エディス・バナー：　カーラ・ブオノ　（吹替：日野由利加）
若い頃のロス将軍：　トッド・テーセン
10代のブルース：　マイク・アーウィン　（吹替：高橋広樹）
ハーパー：　ケヴィン・ランキン　（吹替：松山鷹志）
クレンズラー婦人：　セリア・ウェストン　（吹替：火野カチコ）
補佐官：　ダニエル・デイ・キム
警備員：　ルー・フェリグノ
警備員：　スタン・リー
クレイグ・デイモン
ジェフリー・スコット
レジーナ・マッキー・レッドウィング
ダニエラ・クーン
マイケル・クロネンバーグ
デヴィッド・クロネンバーグ
リアノン・リー・リン
ルー・リチャーズ
ロアンヌ・ケリー
ポール・H・キム
ジョン・リトルフィールド
ロレンツォ・カレンダー
トッド・リー・コラリ
ジョニー・カッスル
エリック・ウェア
ジェシー・コーティ
ロブ・スワンソン
マーク・アッテベリー
エヴァ・バークリー
マイケル・パパジョン
デヴィッド・セント・ピエール
ボーニ・ヤナギサワ
デヴィッド・サザーランド
ショーン・マーホン
ブレット・サッチャー
カーク・B・R・ウォーラー
ランディ・ネヴィル
ジョン・プロスキー
アミル・ファラジ
ヴィクター・リヴァース
リンドン・カープ
アンディ・アーネス
ロリー・J・エイルウォード
Regi Davis
Jenn Gotzon
Toni Kallen
Rondda Holeman
John Maraffi
Ricardo Aguilar