Virginia／ヴァージニア（2011）　～　洋画　ミステリー・ファンタジー・ホラー　～

『 Virginia／ヴァージニア』（原題：Twixt）は、2011年に製作されたアメリカ映画。
エドガー・アラン・ポーをモチーフに、現代と過去に起きた2つの事件の謎を解明しようとする作家の姿を描くサスペンス・ミステリー。
監督・脚本は「ゴッドファーザー (1972)」「地獄の黙示録 (1979)」「コットンクラブ (1984)」「ドラキュラ (1992)」「ジャック (1996)」「レインメーカー (1997)」「スーパーノヴァ (2000)」「コッポラの胡蝶の夢 (2007)」「テトロ　過去を殺した男 (2009)」のフランシス・フォード・コッポラ。
撮影は「コッポラの胡蝶の夢 (2007)」「テトロ過去を殺した男 (2009)」「The Time Being (2012)」「Little Red Wagon (2012)」「ザ・マスター (2012)」のミハイ・マライメア・Jr。
音楽は「耳に残るは君の歌声 (2000)」「11'09''01/セプテンバー11(イレブン) (2002)」「コッポラの胡蝶の夢 (2007)」「テトロ過去を殺した男 (2009)」のオスバルド・ゴリホフと、ダン・ディーコン。
主演は「トップガン (1986)」「ドアーズ (1991)」「バットマンフォーエヴァー (1995)」「セイント (1997)」「ハードキャッシュ (2002)」「デジャヴ (2006)」「バッド・ルーテナント (2009)」「５デイズ (2011)」「Monster -悪魔のような女たち- (2012)」のヴァル・キルマー。
共演は「マーニー (1964)」「華麗なるギャツビー (1974)」「ザ・ドライバー (1978)」「メイフィールドの怪人たち (1989)」「グラスハウス (2001)」「モンスター (2003)」「庭から昇ったロケット雲 (2007)」「ジャンゴ　繋がれざる者 (2012)」のブルース・ダーン、「チャーリーと１４人のキッズ (2003)」「シャーロットのおくりもの (2006)」「帰らない日々 (2007)」「ベンジャミン・バトン　数奇な人生 (2008)」「SOMEWHERE (2010)」「SUPER ８／スーパーエイト (2011)」「ジンジャーの朝～さよなら、わたしが愛した世界 (2012)」のエル・ファニングなど。

［　公開日　］

2011年9月11日　カナダ Toronto International Film Festival 上映
2011年12月2日　イタリア Turin Film Festival 上映
2012年1月25日　フランス Gerardmer Fantasy Film Festival 上映
2012年4月11日　フランス公開
2012年4月26日　ロシア公開
2012年4月28日　アメリカ San Francisco International Film Festival 上映
2012年7月2日　ドイツ Munich Film Festival 上映
2012年8月10日　アメリカ San Francisco, California 公開
2012年8月11日　日本公開
2012年12月6日　ドイツ DVD発売
2013年6月11日　アメリカ Video On Demand 上映

【　ストーリー　】

著作のサイン会のためにアメリカ郊外の片田舎に訪れた小説家のホール・ボルティモア（ヴァル・キルマー）。
7つも盤面のある呪われた時計台が不気味にそびえたつその街では、折しも数日前に身元不明の少女がまるで吸血鬼が成敗されたかのように胸に杭を打ち込まれた姿で殺されているのが発見された。
ミステリー小説好きの保安官ボビー・ラグレインジ（ブルース・ダーン）は死体を見せ、一緒に捜査し小説を書かないかとホールに持ちかける。
スランプに陥っている彼は乗り気ではなかったものの、妻（ジョアンヌ・ウォーリー）やエージェントから次回作を促され、仕方なしに題材を求めに街へ出る。
歩いているうちに、ホールはかつてエドガー・アラン・ポーが宿泊し今は廃屋となっているチカリング・ホテルに辿り着く。
その夜、ホールは不思議な夢を見る。
V.と名乗る少女（エル・ファニング）とともに他愛ない話をしながら散策していると、チカリング・ホテルの前に出る。なぜか入ることを拒むV.。
一人ホールがホテルの中に入り経営者と話をすると、ホテルの床下には12人の子どもが埋められており、13番目の子は地獄に落ちたと言う。
ホールが表に出ると、殺された子どもたちの亡霊と子どもを抱えてその後を追う男の姿を目にする。
男を罵るV.。
地下室へ戻っていく子どもたちと男の様子を見ていたホールは、何を書くべきか手がかりを掴んだ気になる。
帰り道、吊り橋が崩れ落ちそうになっているところをエドガー・アラン・ポー（ベン・チャップリン）に助けられたホールは、道を示してほしいとポーに懇願する。
翌朝、図書館に向かい新聞記事をあたっているうちに、実際にチカリング・ホテルで12人の子どもたちが殺されていたことを知る。
保安官とともに執筆に取りかかることにしたホールは、睡眠薬で再び夢の世界へと入る。
夢に現れたポーは、子どもたちを世話していた牧師が、子どもたちが吸血鬼になるくらいならと次々と喉を掻き切っていったこと、一人逃げた少女は湖の対岸にいる若者グループのリーダー・フラミンゴに助けられたことを話す。
目覚めたホールは、エージェントから次回作を催促する電話を受ける。
なかなか筆が進まないことに苛立ったボビーは、胸に杭を打たれた少女は誰に殺されたのか探るため、降霊板を使い霊界と交信することを提案。
Bの文字で装置が止まるのを見たボビーは、唐突にフラミンゴが犯人だと叫ぶ。
急いでフラミンゴのところへ向かった二人は、彼から一人の少女が数日前から行方不明になっていることを知らされる。
ある確信のもと呪われた時計台に向かったホールは、杭に突き刺された死体を見つける。
泣く彼女を見てうろたえたホールは、時計台の階段を転がり落ち気絶する。
そして、V.の正体、二つの事件の真相、さらにホール自身の問題が浮かび上がってくる・・・。

【　スタッフ　】　

監督：　フランシス・フォード・コッポラ
脚本：　フランシス・フォード・コッポラ
製作：　フランシス・フォード・コッポラ、マサ・ツユキ、ジョシュ・グリフィス
製作総指揮：　アナヒド・ナザリアン、フレッド・ルース、Jim Hays 、Adriana Rotaru
撮影：　ミハイ・マライメア・Jr
音楽：　オスバルド・ゴリホフ、ダン・ディーコン
音響：　リチャード・ベッグス
編集：　ケヴィン・ベイリー、グレン・スキャントルベリー、ロバート・シャファー
アートディレクション：　Jimmy DiMarcellis
セット制作：　キャサリン・コヴェル
衣裳デザイン：　マージョリー・ボワーズ
視覚効果（Visual Effects）：　ケヴィン・ベイリー、キャサリン・クレイグ、アレス・ドラバク、デヴィッド・エブナー、フィードラー・タマス、ベンジャミン・ホーキンス、Daphne Apellanes-Ackerson 、Jason Arrieta 、Szapek Attila 、Michal Cavoj 、Ondrej Ctibor 、Blanka Faitova 、Matüs Garaj 、Todd Gill
特殊効果（Special Effects）：　ダグ・E・ウィリアムズ、ディック・ウッド
メイク：　Aurora Bergere 、Ashleigh Louer
日本語字幕：　戸田奈津子

【　キャスト　】

ホール・ボルティモア：　ヴァル・キルマー　（吹替：藤真秀）
ボビー・ラグレインジ：　ブルース・ダーン　（吹替：小島敏彦）
Ｖ．[ヴィー] ：　エル・ファニング　（吹替：ブリドカットセーラ恵美）
エドガー・アラン・ポー：　ベン・チャップリン
デニス：　ジョアンヌ・ウォーリー
マル・マルキン：　デヴィッド・ペイマー
フラミンゴ：　オールデン・エアエンライク
メルヴィン：　ドン・ノヴェロ
アラン・フロイド牧師：　アンソニー・フスコ
アーバス保安官：　ブルース・A・ミログリオ
ナレーター：　トム・ウェイツ　（吹替：丸山壮史）
ライアン・シンプキンス
Lucas Rice Jordan
Fiona Medaris
Katie Crom
Lucy Bunter
Dorothy Tchelistcheff
Lorraine Gaudet
Stacey Mattina
Marisa Lenhardt

　予告

　　↓
TRAILER