『 許されざる者 』 は、2013年9月13日よりワーナー・ブラザース映画配給にて公開された日本映画。
明治時代初期の北海道を舞台に、かつては幕府軍の兵士として“人斬り十兵衛”と恐れられながらも、一度は刀を封印した男が、再び賞金稼ぎとして戦いに身を投じるさまを描く時代劇ドラマ。
本作は、1992年に公開されたクリント・イーストウッド監督・主演による西部劇映画「許されざる者」を日本の時代劇映画としてリメイクした作品。
監督・アダプテーション脚本は「青 chong (1999)」「BORDER LINE (2002)」「69 sixty nine (2004)」「スクラップ・ヘブン (2005)」「フラガール (2006)」「The ショートフィルムズ/みんな、はじめはコドモだった (2008)」「悪人 (2010)」TVドラマ「妖しき文豪怪談/鼻 (2010)」の李相日。
撮影は「死村告別 (1978)」「バタアシ金魚 (1990)」「トイレの花子さん (1995)」「亡国のイージス (2005)」「闇の子供たち (2008)」「座頭市 THE LAST (2010)」「悪人 (2010)」「冬の日 (2011)」「人類資金 (2013)」の笠松則通。
音楽は「アナザヘヴン (2000)」「血と骨 (2004)」「SHINOBI (2005)」「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~ (2007)」「火天の城 (2009)」「かぞくのくに (2011)」「綱引いちゃった! (2012)」「武士の献立 (2013)」の岩代太郎。
主演は「タンポポ (1985)」「幕末純情伝 (1991)」「ラヂオの時間 (1997)」「ラスト サムライ (2003)」「北の零年 (2004)」「バットマン ビギンズ (2005)」「硫黄島からの手紙 (2006)」「ダレン・シャン (2009)」「インセプション (2010)」の渡辺謙。
共演は「セーラー服と機関銃 (1981)」「シコふんじゃった。 (1991)」「魍魎の匣 (2007)」「ICHI (2008)」「ゴールデンスランバー (2009)」「死刑台のエレベーター (2010)」TVドラマ「妖怪人間ベム (2011)」「きいろいゾウ (2012)」「利休にたずねよ (2013)」の柄本明、「誰も知らない (2004)」「星になった少年 Shining Boy & Little Randy (2005)」「シュガー&スパイス 風味絶佳 (2006)」「包帯クラブ (2007)」「すべては海になる (2009)」「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH (2009)」「クローズEXPLODE (2013)」の柳楽優弥、「南極物語 (1983)」「GONIN (1995)」「らせん (1998)」「魔界転生 (2003)」「亡国のイージス (2005)」「ステキな金縛り (2010)」「のぼうの城 (2011)」「あなたへ (2012)」「清須会議 (2013)」の佐藤浩市、TVドラマ「3年B組金八先生 (第8シリーズ) (2007)」「守護天使 (2009)」「BECK (2010)」「マイ・バック・ページ (2011)」TVドラマ「O-PARTS オーパーツ (2012)」「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語 (2012)」「ペタル ダンス (2013)」の忽那汐里など。
【 ストーリー 】
明治13年。
開拓が進められている北海道に、かつて人斬り十兵衛との異名を持ち恐れられていた幕府軍残党・釜田十兵衛(渡辺謙)がいた。
十兵衛は愛する妻と出会った事でようやく違う生き方を見つけた。
二度と刀は抜かない・・・それが妻との約束だった。
十兵衛は刀をしまい、妻との間に子どもを生まれささやかながら幸せに暮らしていた。
しかし、幸せも束の間、妻は早世し男は幼い子供たちを抱えて最北の地で貧しく厳しい生活をしていた。
そこへ、かつての仲間が“賞金首”の話を持ってやって来る。
客にズタズタに切り刻まれた女郎が、相手の男たちに賞金を懸け、仇を討ってほしい懇願しているというのだ。
「一緒に来てくれるだけでいい」
この地で貧しく厳しい生活をしている子供たちの事が十兵衛の心を痛める。
十兵衛はかつての仲間の誘いを受け、旅立つ事を決意する。
だがそれは、超えてはならない一線に向かっての過酷な運命への旅立ちでもあった。
目的の町に到着した十兵衛たちを待ち受けるのは、町を治める絶対的な支配者である警察署長・大石一蔵 (佐藤浩市) 。
賞金稼ぎに来た者達を追い払おうとする大石署長の残忍な仕打ちが十兵衛たちに襲いかかる。
それでも、亡き妻との約束を胸に残忍な仕打ちに耐える十兵衛。
しかし、十兵衛の決意を打ち砕く出来事が起こる・・・。
【 スタッフ 】
監督 : 李相日
原作 : デイヴィッド・ピープルズ著・ワーナー・ブラザーズ製作映画 『許されざる者』
アダプテーション脚本 : 李相日
オリジナル脚本 : デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作 : 久松猛朗
製作総指揮 : ウィリアム・アイアトン
プロデューサー : 久保田傑 、高橋信一
エグゼクティブプロデューサー : 小岩井宏悦 、石田雄治
Co.エグゼクティブプロデューサー : 由里敬三 、鳥羽乾二郎 、佐々木史朗
ラインプロデューサー : 押田興将
撮影 : 笠松則通
照明 : 渡邊孝一
録音 : 白取貢
音楽 : 岩代太郎
美術 : 原田満生 、杉本亮
装飾 : 渡辺大智
編集 : 今井剛
衣装デザイン : 小川久美子
ヘアメイク : 橋本申二
スクリプター : 杉本友美
キャスティングディレクター : 元川益暢
助監督 : 久万真路
制作担当 : 金子堅太郎
制作プロダクション : 日活 、オフィス・シロウズ
製作・配給 : ワーナー・ブラザース映画
【 キャスト 】
釜田十兵衛 : 渡辺謙
馬場金吾 (十兵衛の相棒) : 柄本明
沢田五郎 (アイヌの青年) : 柳楽優弥
なつめ (遊女) : 忽那汐里
お梶 (年長の女郎) : 小池栄子
秋山喜八 (女郎宿の主人) : 近藤芳正
北大路正春 (勤皇の志士) : 國村隼
姫路弥三郎 (小説家) : 滝藤賢一
堀田佐之助 (元仙台藩士 / 卯之助の兄) : 小澤征悦
堀田卯之助 (佐之助の弟) : 三浦貴大
大石一蔵 (警察署長) : 佐藤浩市
予告
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