赤ちゃんの逆襲（2003）　～　洋画　コメディ　～

『赤ちゃんの逆襲』（原題：Mauvais esprit）は、2003年に製作されたフランス映画。
恨みを抱いていた相手の運転する車にひかれて死んだ男が、あろうことかその相手の赤ちゃんとして生まれ変わってしまい、なんとか復讐を果たそうとする姿を描くブラック・コメディ。
監督は「アルティメット２　マッスル・ネバー・ダイ (2009)」のパトリック・アレサンドラン。
脚本は、本作の監督を務めるパトリック・アレサンドランと、「Tanguy (2001)」「Agathe Cléry (2008)」のロラン・シュシャン。
撮影は「にぎやかな森 (1987)」「愛よりも非情 (1993)」「アザーズ (2001)」「トーク・トゥ・ハー (2002)」「それでも恋するバルセロナ (2008)」「ニュームーン／トワイライト・サーガ (2009)」「フライトナイト／恐怖の夜 (2011)」「ウォーム・ボディーズ (2013)」のハビエル・アギーレサロベ。
音楽は「パリの確率 (1999)」「スパニッシュ・アパートメント (2002)」「スナッチ・アウェイ (2003)」「ＰＡＲＩＳ（パリ） (2008)」「フランス、幸せのメソッド (2011)」のロイク・デュリーと、「Jet Set (2000)」「NOVO/ノボ (2002)」「ロシアン・ドールズ (2005)」「ＰＡＲＩＳ（パリ） (2008)」「フランス、幸せのメソッド (2011)」のクリストフ・ミンク。
出演は「バルスーズ (1974)」「華麗なる女銀行家 (1980)」「フレンチ・コップス (1984)」「ファングルフ／月と心臓 (1997)」「メルシィ！人生 (2000)」「ル・ディヴォース／パリに恋して (2003)」「レ・ブロンゼ／再会と友情に乾杯！ (2006)」のティエリー・レルミット、「男と女、嘘つきな関係 (1996)」「レスリー・ニールセンの２００１年宇宙への旅 (2000)」「アッシャ　洞窟の女王 (2001)」「美しい妹 (2001)」「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール (2001)」のオフェリエ・ウィンテル、「マルティナは海 (2001)」「死ぬまでにしたい１０のこと (2003)」「バッド・エデュケーション (2004)」「あなたになら言える秘密のこと (2005)」「サルバドールの朝 (2006)」「パリ、ジュテーム (2006)」「オックスフォード連続殺人 (2008)」のレオノール・ワトリング、「ライク・ア・フィッシュ (1999)」「赤ずきんの森 (2000)」「ＴＡＸｉ(２) (2000)」「ＷＡＳＡＢＩ (2001)」「花咲ける騎士道 (2003)」のミシェル・ミューラーなど。

［　公開日　］

2003年10月14日　フランス Saint-Jean-de-Luz Film Festival 上映
2003年11月5日　フランス公開
2005年1月20日　ドイツ公開
2005年8月25日　香港公開
2005年9月23日　イタリア公開
2006年1月14日　日本 Tokyo 公開
2006年6月23日　スペイン公開

【　ストーリー　】

建築家を夢見ながらも、実際は冴えない絵描きのシモン（ミシェル・ミューラー）。
スペイン人の恋人カルメン（レオノール・ワトリング）にすら、自分の親友と浮気をされている。
ある日、シモンは学生時代にデザインしたものとそっくりの建物を見つける。
驚いたシモンは、この建物の責任者で建築業界の大物であるヴァンサン・ポレル（ティエリー・レルミット）が自分のアイディアを盗んだに違いないと思い込みポレルの会社に乗り込んで抗議する。
しかしもちろん相手にされるはずもなく警備員に追い払われたところを、ポレルが運転していた車に轢かれ、シモンは死亡。
そして、もっとも憎いヴァンサン・ポレルの息子として生まれ変わってしまう。
一方、ポレルは待望の息子の誕生を心から喜び、毎日世話をしているのに、何故か生まれたての赤ちゃんに憎まれる。
母性本能のかけらもない妻（オフェリエ・ウィンテル）の方がよほど赤ちゃんに愛されている。
理由がわからないポレルだが、それもそのはず、ポレルの赤ちゃん（つまりシモン）はポレルに復讐するために、ひどく扱いづらい子供になってやろうと心に決めていた。
こうして、天使のような赤ちゃんの悪魔のような作戦が始まるのだった・・・。

【　スタッフ　】

監督：　パトリック・アレサンドラン
脚本：　パトリック・アレサンドラン、ロラン・シュシャン
製作：　マヌエル・マンツ、アイサ・ジャブリ、ファリッド・ラオアッサ
共同製作：　マテ・カンテロ
撮影：　ハビエル・アギーレサロベ
美術／プロダクションデザイン：　アライン・バイネ
アートディレクション：　イニーゴ・ナヴァロ
音楽：　ロイク・デュリー、クリストフ・ミンク
編集：　ヤン・マルコール
キャスティング：　Nicolas Ronchi
セット制作：　Catherine Jarrier-Prieur
衣装デザイン：　Brigitte Nierhaus
視覚効果（Visual Effects）：　リュック・アージュロー、ケヴィン・バーガー、セヴェリーヌ・デ・ウィーヴァー、オリヴィエ・デュモン、アルノー・フーケ、デヴィッド・フランソワ、マティルド・ジェルミ、François-Xavier Aubague 、Christophe Belena 、Berengere Dominguez
特殊効果（Special Effects）：　ポール・コスタ
メイク：　Agnès Tassel 、Eric Thivierge

【　キャスト　】

ヴァンサン・ポレル：　ティエリー・レルミット
クリステル・ポレル：　オフェリエ・ウィンテル
カルメン：　レオノール・ワトリング
シモン：　ミシェル・ミューラー
フレディ：　フランソワ・レヴァンタル
姑：　マリア・パコム
ベアトリス：　クレマンティーヌ・セラリエ
ジュヌヴィエーヴ：　リズ・ラメトリ
老女：　コレット・カッシド
セバスチャン：　マティアス・ヴァン=カーシュ
ツィラ・シェルトン
マリー・コリンズ
ナタリア・ドンシェーヴァ
ホルヘ・ガゴ
カトリーヌ・オスマラン
ガブリエル・イグナシオ
カルロス・ミランダ
ジャン=ルイ・リシャール
ジャン=マリー・ヴァンラン
マヌエル・マンツ
Lola Casamayor
Espérance Pham Thai Lan
Emmanuel Vieilly