ダーク・フェアリー（2011）　～　洋画　サスペンス・ホラー　～

『ダーク・フェアリー』（原題：Don't Be Afraid of the Dark）は、2011年にアメリカ・オーストラリア・メキシコで製作されたアメリカ映画。

欧米に伝わる邪悪な歯の妖精「トゥースフェアリー」をモチーフに、両親の離婚により郊外の古めかしい屋敷に引っ越してきた心を閉ざした少女とその家族が体験する未知の恐怖を描くサスペンス・スリラー。

田舎の屋敷に住み着く魔物の恐怖を描いた英国の傑作TV映画「地下室の魔物 (1973)」のリメイク作品。

監督は、本作がで監督デビュー作となる「BATMAN」の作画なども手掛けるコミックアーティストのトロイ・ニクシー。

脚本は「ミミック (1997)」「デビルズ・バックボーン (2001)」「ヘルボーイ (2004)」「パンズ・ラビリンス (2006)」「ホビット　思いがけない冒険 (2012)」「パシフィック・リム (2013)」「ホビット　竜に奪われた王国 (2013)」のギレルモ・デル・トロと、「続・激突！／カージャック (1974)」「マッカーサー (1977)」「コルベット・サマー (1978)」「バイオ・インフェルノ (1985)」「ニューヨーク東８番街の奇跡 (1987)」「ミミック (1997)」「オーケストラ！ (2009)」のマシュー・ロビンス。

撮影は「シー・デビル (1989)」「靴をなくした天使 (1992)」「サイダーハウス・ルール (1999)」「シッピング・ニュース (2001)」「ウォーター・ホース (2007)」「あなたは私の婿になる (2009)」「４デイズ (2010)」「人生はノー・リターン　～僕とオカン、涙の3000マイル～ (2012)」のオリヴァー・ステイプルトン。

音楽は「スクリーム (1996)」「バイオハザード (2002)」「アイ，ロボット (2004)」「オーメン (2006)」「レポゼッション・メン (2010)」「遊星からの物体Ｘ　ファーストコンタクト (2011)」「ダイ・ハード／ラスト・デイ (2012)」「キャリー (2013)」のマルコ・ベルトラミと、「スティーブン・キングのパラノイア (2000)」「マックス・ペイン (2008)」「ハート・ロッカー (2008)」「ロシアン・ルーレット (2010)」「ウォーム・ボディーズ (2013)」のバック・サンダース。

出演は「アイス・ストーム (1997)」「ワンダー・ボーイズ (2000)」「フォーン・ブース (2002)」「エイプリルの七面鳥 (2003)」「バットマンビギンズ (2005)」「サンキュー・スモーキング (2006)」「陰謀の代償　N.Y.コンフィデンシャル (2010)」「ジャックとジル (2011)」のケイティ・ホームズ、「プリシラ (1994)」「Ｌ.Ａ.コンフィデンシャル (1997)」「メメント (2000)」「トゥー・ブラザーズ (2004)」「ハート・ロッカー (2008)」「英国王のスピーチ (2010)」「プロメテウス (2012)」「アイアンマン３ (2013)」のガイ・ピアース、「ロンリーハート (2006)」「テラビシアにかける橋 (2007)」「フィービー・イン・ワンダーランド (2008)」「マイ・ブラザー (2009)」「ジェシカ・アルバの“しあわせの方程式” (2010)」「ウソツキは結婚のはじまり (2011)」「かぞくモメはじめました (2012)」のベイリー・マディソンなど。

［　公開日　］

2011年8月25日　イギリス Frightfest UK プレミア上映
2011年8月26日　アメリカ公開
2011年10月7日　イギリス公開
2012年1月4日　イタリア公開

2012年1月21日　日本公開

【　ストーリー　】

建築家アレックス・ハースト（ガイ・ピアース）はロードアイランド州プロヴィデンスの郊外で、家主の失踪によって100年近く放置されていた屋敷ブラックウッド邸に、助手で恋人でもあるインテリア・デザイナーのキム（ケイティ・ホームズ）と住み込み、修復に携わっている。
彼には、ロスで暮らす別れた妻と小学生低学年の娘サリー（ベイリー・マディソン）がいた。
アレックスとキムは、両親の離婚で心を閉ざしたサリーを屋敷に呼び、一緒に暮らし始める。
屋敷に来たサリーは、通風孔の奥から何者かが話しかけてくるのを感じる。
翌日、サリーは地下室を見つけ、アレックスに伝える。
祖父の時代から屋敷を管理してきた使用人ハリスの制止を振り切り、アレックスは封印されていた地下室に入っていく。
そこは、著名な動物画家だった家主ブラックウッドのアトリエだった。
サリーは地下室で、厳重に封印された小さな扉を見つける。
夜な夜な話しかけてくる声がそこから聞こえるのに気づいたサリーは、大人の目を盗んでその扉を開ける。
その夜、扉の奥から這い出した小さな魔物たちは悪戯を始める。
魔物たちは、子供をさらいその歯を食べる“トゥースフェアリー”という邪悪な妖精だった。
ハリスは地下室の小さな扉が開いているのに気づき閉めようとするが、魔物たちに襲われ瀕死の重傷を負う。
サリーは魔物たちの仕業だと2人に告げるが、彼らは信じなかった。
しかし、ハリスの見舞いに行ったキムは、サリーを屋敷から逃がすよう言われ、公立図書館で屋敷に関する公式記録を見るよう助言される。
記録には、約100年前トゥースフェアリーが原因でブラックウッドと8歳の息子が行方不明になったことが記されていた。
キムはただちに屋敷から逃げるべきだと主張するが、その夜には屋敷修復のスポンサーを集めたパーティーが予定されていた。
しかしパーティーの最中、サリーが魔物たちに襲われる。
アレックスも脱出を決意するが、群れをなした魔物たちは彼らに襲いかかる・・・。

【　スタッフ　】

監督：　トロイ・ニクシー
脚本：　ギイェルモ・デル・トロ、マシュー・ロビンス

オリジナル脚本：　ナイジェル・マッキーンド
制作：　Melanie Chryss 、マーク・ジョンソン、ニック・ヌンツィアータ、ギイェルモ・デル・トロ
製作総指揮：　ウィリアム・ホーバーグ、スティーヴン・ジョーンズ、トム・ウイリアムズ

音楽：　マルコ・ベルトラミ、バック・サンダース
撮影：　オリヴァー・ステイプルトン
編集：　ジル・ビルコック
キャスティング：　ヴィーナス・カナニ、クリスティン・キング、メアリー・ヴァーニュー
美術／プロダクション・デザイン：　ロジャー・フォード
アートディレクション：　ルシンダ・トムソン
セット制作：　ケリー・ブラウン
衣装デザイン：　ウェンディ・チャック
特殊効果（Special Effects）：　ジュヌヴィエーヴ・ベヴァン＝ジョン、ローランド・ブランカフラー、Brenden Barry Brown 、Brian Duff 、ロブ・ヘギー、ヒロシ・カタギリ、ティム・オブライエン、アンジェロ・サヒン、デイヴ・シーボーン、ブライアン・ウォルシュ
視覚効果（Visual Effects）：　グラント・アダム、ダン・アシュトン、Aaron Auty 、ニック・ブース、ポール・バックリー、Eddie Chew 、Andrew Clarke 、Holger Dielenberg 、Domenic DiGiorgio 、ジュリアン・ディムシー