モスダイアリー（2011）　～　洋画　青春・ホラー・ドラマ　～

『モスダイアリー』（原題：The Moth Diaries）は、2011年に製作されたカナダ・アイルランド合作映画。
女子寄宿学校を舞台に、謎めいた転校生の登場によって親友との仲を引き裂かれていく思春期の少女の危うい心模様をゴシック・ホラーの要素を織り交ぜて描くミステリー・ドラマ。
原作は、アメリカの小説家レイチェル・クラインが、2002年に発表した小説「ザ・モス・ダイアリーズ」。
監督・脚本は「I SHOT ANDY WARHOL (1996)」TVドラマ「ホミサイド／殺人捜査課　（第５シーズン） (1997～1998)」「アメリカン・サイコ (2000)」TVドラマ「Ｌの世界　（シーズン１） (2004)」「ベティ・ペイジ (2005)」TVドラマ「ビッグ・ラブ　（シーズン１） (2006)」TVドラマ「FEAR ITSELF　フィアー・イットセルフ (2008～)」のメアリー・ハロン。
撮影は「ブラッド＆コンクリート (1990)」「エルム街の悪夢／ザ・ファイナルナイトメア (1991)」「リービング・ラスベガス (1995)」「イン・アメリカ／三つの小さな願いごと (2002)」「プルートで朝食を (2005)」「50歳の恋愛白書 (2009)」「ニール・ヤング／ジャーニーズ (2012)」のデクラン・クイン。
音楽は「月の瞳 (1995)」「しあわせ色のルビー (1998)」「ユー・キャン・カウント・オン・ミー (2000)」TVM「ユマ・サーマンの運命の人を探して (2002)」「アップタウン・ガールズ (2003)」「千年の祈り (2007)」のレスリー・バーバー。
出演は「聖トリニアンズ女学院　史上最強！？不良女子校生の華麗なる強奪作戦 (2007)」「Ｄｒ．パルナサスの鏡 (2009)」「Rage (2009)」「フロントミッション　革命の反逆者たち (2011)」「詩人、愛の告白 (2012)」「スノーホワイト (2012)」のリリー・コール、「もうひとりの僕クローンは優等生 (2000)」TVM「ベールの向こうに (2001)」「カデット・ケリー (2002)」「危険なメソッド (2011)」「ドリームハウス (2011)」「アンチヴァイラル (2012)」「コズモポリス (2012)」「アメイジング・スパイダーマン2 (2014)」のサラ・ガドン、「ラプソディ・イン・ベニス (1999)」「イン・アメリカ／三つの小さな願いごと (2002)」「Tara Road (2005)」「アレックス・ライダー (2006)」「スパイダーウィックの謎 (2008)」のサラ・ボルジャーなど。

［　公開日　］

2011年9月6日　イタリア Venice Film Festival 上映
2011年9月13日　カナダ Toronto International Film Festival 上映
2011年10月10日　スペイン Sitges Film Festival 上映
2012年1月28日　フランス Gerardmer Fantasy Film Festival 上映
2012年3月20日　香港 Hong Kong Filmart 上映
2012年3月20日　アメリカ Video On Demand 上映
2012年4月6日　カナダ limited 公開
2012年4月20日　アメリカ limited 公開
2013年2月26日　ドイツ DVD発売
2013年5月24日　イギリス公開
2013年8月3日　日本公開

【　ストーリー　】

父親（ジュリアン・ケイシー）の自殺を目撃し悲劇から立ち直れずにいたレベッカ（サラ・ボルジャー）は、古いホテルを改造した女子寄宿学校で2年生としての新学期を迎え、友人たちと過ごす1年を楽しみにしていた。
その中でも特に明るく無邪気なルーシー（サラ・ガドン）の存在は、心の拠り所となっていたが、ヨーロッパからきたミステリアスな転校生・エネッサ（リリー・コール）の登場により平穏で楽しくなるはずだった学校生活が徐々に変化していく･･･。
レベッカは、新任の英語教師デイビス（スコット・スピードマン）の授業で吸血鬼小説「カーミラ」を知り、とりつかれたかのように読みふけ、ある疑念を抱くようになる。
エネッサはルーシーを魅了していき、少しずつレベッカとルーシーとの時間が減っていった。
ある日、寮でのパーティー中に、エネッサに何か耳打ちされたチャーリー（ヴァレリー・ティアン）が急に暴れ出し退学になる。
エネッサの仕業だと思ったレベッカは、彼女の正体を暴こうと、ドーラ（ヴァレリー・ティアン）と一緒にエネッサの部屋を覗くが、窓を開けずにガラスを通り抜ける彼女の姿を目撃してしまう。
理解できないものを見てしまった二人は動揺しその場で別れるが、深夜レベッカが目を覚ますと、エネッサの部屋の真下でドーラが転落して死んでいるのが発見される。
ルーシーとの友情が壊れていく中、友人が一人、また一人といなくなり、エネッサに厳しく指導していた教師の不審死も重なり、レベッカはエネッサが吸血鬼であることを確信する。
そんな中、ルーシーが拒食症に似た症状に陥り倒れてしまう。友人にエネッサへの疑念を話すが、ルーシーを取られた嫉妬心として相手にされず、今までいろいろなことを相談してきた英語教師のデイビスにも聞き入れられず、カウンセリングを受けさせられてしまう。
レベッカは頼れる人が誰一人いなくなり周りから孤立して行く中、遂にルーシーは衰弱して死んでしまう。
レベッカは、エネッサの本当の目的が分かった時、自分を守るため、そして親友を奪った仇を討つために、一人でエネッサに立ち向かう決心をする・・・。

【　スタッフ　】

監督：　メアリー・ハロン
原作：　レイチェル・クライン
脚本：　メアリー・ハロン
製作：　カリン・マーティン、デヴィッド・コリンズ
製作総指揮：　ノートン・ヘリック、ジギー・カマサ、ジョン・カッツ、ジャン=フランソワ・ドレ、ルイ=シモン・メナール、マーク・スローン、エドワード・R・プレスマン、サンドラ・カニンガム、ロン・ギルバート、サラ・ラミー
撮影：　デクラン・クイン
美術／プロダクションデザイン：　シルヴァン・ジングラス
アートディレクション：　カミル・ペアレント
編集：　アンドリュー・マーカス
音楽：　レスリー・バーバー
キャスティング：　ケリー・バーデン、ロジナ・ブッチ、ポール・シュニー
セット制作：　ダニエル・カルパンティエ、ジネット・パレ、ジョゼ・パイロン
視覚効果（Visual Effects）：　ルイーズ・ブランド、アンディ・クラーク、ジェニー・キーン、ダンカン・リーズ、ショーン・マクグラス、ジョン・パーマー、マリオ・レイチェル、Fred Burdy 、Mário Domingos 、Florentin Ionita 、Jean-Marc Rulier
特殊効果（Special Effects）：　ポール・バーン、ライヤル・コスグローヴ、マーク・レイチェル
メイク：　ケヴィン・カーター、Annick Chartier 、Lyne Lapiana 、Félix Larivière 、Nicki Ledermann 、Fanny Vachon

【　キャスト　】

エネッサ：　リリー・コール
ルーシー：　サラ・ガドン
レベッカ：　サラ・ボルジャー
デイビス先生：　スコット・スピードマン
ルード夫人：　ジュディ・パーフィット
レベッカの父親：　ジュリアン・ケイシー
ヴァレリー・ティアン
メリッサ・ファーマン
アン・デイ=ジョーンズ
キャスリーン・フィー
リーフ・アンダーソン
ディーナ・アジズ
アラン・ゴウレム
Laurence Hamelin
Gia Sandhu
Steffi Hagel
Roxan Bourdelais
Zina Anaplioti