オーガストウォーズ（2012）　～　洋画　ＳＦ・戦争・アクション　～

『オーガストウォーズ』（原題：Avgust. Vosmogo）は、2012年に製作されたロシア映画。
南オセチアの独立を巡ってグルジアとロシアが戦争状態となった2008年の事件を背景に、戦場に取り残された息子の救出に向かったシングルマザーが、巨大ロボットたちの戦闘に巻き込まれてゆく姿を描くSF・ロボット・アクション。
監督は、俳優として「Chelovek ukhodit za ptitsami (1975)」「若き日の偉人 (1984)」に出演、「Starye pesni o glavnom 2 (1997)」の監督・脚本や、「提督の戦艦 (2008)」「Kanikuly strogogo rezhima (2009)」の製作を務めるジャニック・フェイジエフ。
脚本は、本作の監督を務めるジャニック・フェイジエフと、「ネイキッド・ラブ (1995)」のマイケル・A・ラーナー。
撮影は「Peshavarskiy vals (1994)」「ナイト・ウォッチ／NOCHNOI DOZOR (2004)」「デイ・ウォッチ (2006)」「モンゴル (2007)」「Chernaya Molniya (2009)」「ヤクザガール　二代目は１０歳 (2010)」「Yolki (2010)」「Yolki 2 (2011)」のセルゲイ・トロフィモフ。
音楽は「Kanikuly strogogo rezhima (2009)」のルスラン・ムラトフ。
主演は「Moskva, ya lyublyu tebya! (2010)」「ダークワールド (2010)」のスヴェトラーナ・イワノーワ。
共演は「Stilyagi (2008)」「プリズナー・オブ・パワー囚われの惑星 (2008)」「Obitaemyy ostrov. Skhvatka (2009)」のマクシム・マトヴェーエフ、「提督の戦艦 (2008)」のユゴール・ベロエフ、「O chyom govoryat muzhchiny (2010)」のアルチョム・ファディエフ、「プリズナー・オブ・パワー囚われの惑星 (2008)」「Obitaemyy ostrov. Skhvatka (2009)」のアレクサンドル・オレシコ、「タンカー・アタック (2006)」「ストリート・レーサー (2008)」「オーケストラ! (2009)」「ホワイトアウトフローズン・リベンジ (2010)」のアレクセイ・グシュコフなど。

［　公開日　］

2012年2月21日　ロシア
2012年9月1日　オーストラリア Russian Resurrection Film Festival
2013年1月19日　スペイン Marbella Russian Filmfest
2013年8月7日　フランス DVD
2013年8月10日　日本

【　ストーリー　】

2008年8月。
クセーニア（スベトラーナ・イヴァーノヴナ）は、幼い1人息子チョーマ（アルチョム・ファジェーエフ）とともにモスクワで暮らすシングルマザー。
彼女の目下の悩みはエリート銀行マンの恋人エゴール（アレクサンドル・オレシコ）との恋の行方だった。
息子にエゴールを新しい父親として受け入れてもらおうと必死のクセーニアに対して、両親の離婚に傷ついていたチョーマは、空想の世界で自分だけに見えるロボットと遊ぶようになっていた。
そんなある日、クセーニアに、元夫のザウール（エゴール・ベロエフ）から電話が入る。
軍人のザウールは南オセチアのシダモンタ村で平和維持軍の任務に就いており、村の自然の中でチョーマとともに過ごしたいという。
しかし、国境近くに位置する南オセチアは、いつグルジア軍が侵攻してくるか判らない危険地帯。
悩むクセーニアだったが、その間、エゴールとバカンスを楽しむことができるという打算も働き、ザウールの頼みを聞き入れる。
チョーマがシダモンタ村へ旅立った8月7日。グルジア軍がオセチアに侵攻したというニュースが飛び込んでくる。
息子を救出するため、南オセチアに向かうことを決意するクセーニア。
現地では、ザウールがグルジア軍の砲撃によって死亡。
チョーマは戦場に1人で取り残されてしまう。
8月8日。
戦火を潜り抜けて息子の元へ向かうクセーニアだったが、シダモンタ村に近づくにつれて戦闘は激化し、先に進むことができない。
その時、彼女の前にロシア軍の偵察部隊指揮官リョーハ（マクシム・マトヴェーエフ）が現れる。
クセーニアの情熱に打たれた彼は、部隊とともに彼女を息子のもとまで送り届けることを約束。
銃弾が飛び交う戦場を駆け抜けるクセーニア。
しかし彼女は、チョーマが目にした事態をまだ知らなかった。
そこは、巨大ロボットと軍用兵器が戦闘を繰り広げる常識を越えた戦場だったのだ・・・。

【　スタッフ　】

監督：　ジャニック・フェイジエフ
脚本：　マイケル・Ａ・ラーナー、ジャニック・フェイジエフ
製作：　イリヤ・バフリン、フョードル・ボンダルチュク、ジャニック・フェイジエフ、Innokentiy Malinkin
撮影：　セルゲイ・トロフィモフ
音楽：　ルスラン・ムラトフ
音響：　ボブ・ビーマー
編集：　デニス・ヴァークラー
視覚効果（Visual Effects）：　Alexey Andreev 、Vitaliy Babich 、Elena Balareva 、Aleksey Bezenkov　、Dmitriy Biktashov 、Roman Bobrov 、Alexander Bokov 、Maria Bykova 、Egor Chashchin 、Petr Chegodaev　、Sasha Dorogov 、Stanislav Dovlyashevich　、Alexey Egorov　、Anton Fedorov 、Leonid Frantsuzov
特殊効果（Special Effects）：　Ilya Churinov　、Mikhail Yakushev

【　キャスト　】

クセーニア：　スヴェトラーナ・イワノーワ
リョーハ：　マクシム・マトヴェーエフ
ザウール：　ユゴール・ベロエフ
チョーマ：　アルチョム・ファディエフ
アレクセイ・グシュコフ
エゴール：　アレクサンドル・オレシコ
ウラディミール・ウドヴィチェンコフ
ユーリ・クッシェンコ
セルゲイ・ガザロフ
リディヤ・ヴェレツェーヴァ
エフゲニー・カルラノフ
エステル・ラスキン
Khasan Baroev
Anatoliy Belyy
Vladimir Zaytsev
Konstantin Samoukov
Aleksandr Petrov
Anna Legchilova
Kirill Pletnev
Aleksandr Khoshabaev
Valentin Varetskiy
Ruslan Pukhov
Aleksandr Dubina
Aleksandr Karamnov
Rodion Galyuchenko
Vladimir Kolida
Mitya Labush
Konstantin Glushkov
Tamara Gamgiya
Leonid Khishba
Dzhanik Faiziyev
Maksim Maltsev
Tatyana Piskaryova
Teimuraz Taniyah
Roland Bganba
Damey Chamba
Laktemir Dztiev
Vilik Ogly
Alina Dztieva
Veroni Bebiyah
Vladimir Karpov
Zalina Kambolova
Dzembat Khamikoev
Alla Gaeva
Zarifa Plieva
Roza Tsirikhova
Karina Slanova
Akhsarbek Bekmurzov
Ekaterina Avdeeva
Kseniya Averina
D. Vlasov
Irina Guleva
Vladimir Kebin
Alan Kakaev
Anna Markova
Elena Muzyka
Anna Romanova
Feliks Sidakov
Denis Sdvizhkov
Valeriy Suanov
Nadezhda Tverdokhlebova
Vadim Abukhba
Mziya Adzhinzhal
Daur Arukhadze
Anna Astashkina
Viktor Bashinskiy
Daur Bebia
Nelli Bigvava
Ekaterina Brezhneva
Igor Volokitin
Aleksandr Vlasov
Dmitriy Georgrievskiy
Aleksandr Gizgizov
Mark Grechanik
Adgur Dzheniya
Lana Dzhopua
Sharakh Zhiba
Nart Zukhba
Sergey Ivanov
Alkhas Kadzhaya
Nurbey Kamkia
Nodari Kvarchiya
Bekar Kove
Omar Kove
Valeriy Kudashkin
Adgur Maliya
Olga Mokshina
Dmitriy Naumov
Roman Sabua
Yuliya Salmina
Mikhail Slesarev
Anzor Trapsh
Viktor Falaleev
David Khutaev
Teimuraz Chamagua
Richard Chkadua
Fyodor Shilov
Vakhtang Beridze
Teimuraz Berezov
Robert Bitaev
Ulyana Glushko
Timur Ilaev
Viktor Kaysinov
Kazbek Suanov
Soslan Fidarov