エクスペリメント（2010）　～　洋画　サスペンス・スリラー　～

『エクスペリメント』（原題：The Experiment）は、2010年に製作されたアメリカ映画。
1971年にアメリカのスタンフォード大学で実際に行われた「スタンフォード監獄実験」を元に、高額報酬にひかれ、刑務所での14日間の心理実験に挑んだ24人の男たちの姿を描くサスペンス・スリラー。
2001年のドイツ映画「es　［エス］」をハリウッド・リメイクした作品。
監督・脚本は「ブルドッグ (2003)」の脚本や、TVドラマ「プリズン・ブレイク (2005～2009)」OV「プリズン・ブレイク　ファイナル・ブレイク (2009)」の企画・製作総指揮を務めたポール・Ｔ・シュアリング。
撮影は「プレイヤー／死の祈り (1997)」「サム・ガール (1998)」「ハード・キャンディ (1999)」「禁猟区 (2000)」「ケイブマン (2001)」「ハッスル＆フロウ (2005)」「ブラック・スネーク・モーン (2006)」「フットルース　夢に向かって (2011)」のエイミー・ヴィンセント。
音楽は「チャイルド・プレイ２ (1990)」「交渉人 (1998)」「トゥームレイダー (2001)」「シン・シティ (2005)」「４デイズ (2010)」「シャーク・ナイト (2011)」「リディック：ギャラクシー・バトル (2013)」のグレーム・レヴェル。
主演は「ニューヨーク・ストーリー (1989)」「シン・レッド・ライン (1998)」「戦場のピアニスト (2002)」「キング・コング (2005)」「プレデターズ (2010)」「ミッドナイト・イン・パリ (2011)」「マリリン・モンロー　瞳の中の秘密 (2012)」のエイドリアン・ブロディ。
共演は「プラトーン (1986)」「スピーシーズ／種の起源 (1995)」「パニック・ルーム (2002)」「バンテージ・ポイント (2008)」「レポゼッション・メン (2010)」「キリング・ショット (2011)」「ラストスタンド (2013)」のフォレスト・ウィテカー、「俺たちヒップホップ・ゴルファー (2007)」「アンボーン (2008)」「トワイライト～初恋～ (2008)」「パンドラム (2009)」「バーレスク (2010)」「プリースト (2011)」「ネイビーシールズ：チーム６ (2012)」のカム・ジガンデイ、「フォートレス (1992)」「トラフィック (2000)」「ラスト・キャッスル (2001)」「バベル (2006)」「ホースメン (2008)」「処刑人ＩＩ (2009)」「パシフィック・リム (2013)」のクリフトン・コリンズ・Jr、TVM「消された真実　グリニッチ殺人事件 (2002)」「プレデタリアン (2003)」TVドラマ「ＬＯＳＴ (2004～2010)」「ザ・フォッグ (2005)」「ジェイン・オースティンの読書会 (2007)」「ナイト＆デイ (2010)」「９６時間／リベンジ (2012)」のマギー・グレイスなど。

［　公開日　］

2010年7月15日　韓国 Puchon International Fantastic Film Festival 上映
2010年8月12日　韓国公開
2010年8月19日　ドイツ Hamburg Fantasy Filmfest 上映
2010年9月21日　カナダ DVD発売
2010年9月21日　アメリカ DVD発売
2010年11月4日　ドイツ DVD発売
2010年11月11日　香港公開
2010年11月17日　イタリア DVD発売
2010年12月4日　日本公開
2011年1月11日　フランス DVD発売

【　ストーリー　】

失業したばかりのトラヴィス（エイドリアン・ブロディ）は、参加した反戦デモで出会ったベイ（マギー・グレイス）に恋をする。
トラヴィスに惹かれたベイはインド旅行に誘うが、トラヴィスは旅費に困る。
そんな折トラヴィスは、14日間の実験に参加して日給1000ドルという高報酬の求人広告を見つける。
説明会では、『安全だが、人権を侵害する可能性がある』という。
トラヴィスは選考を受け、24人の男ばかりの被験者の1人に選ばれる。
他の合格者は、人当たりの良いバリス（フォレスト・ウィテカー）、気弱で冴えないグラフィック・ノベルライターのベンジー（イーサン・コーン）、女好きのチェイス（キャム・ギガンデット）、元受刑者という過去を隠しているニックス（クリフトン・コリンズ・Jr）など。
24人の被験者は看守役と囚人役に分けられ、刑務所跡で終日それぞれの役割で振る舞う。
監視カメラが彼らの行動を観察し、暴力行為があれば赤ランプが点灯する。
ランプが点灯すると実験は中止され、報酬は支払われないという。
トラヴィスは囚人役、バリスは看守役に選ばれる。
実験初日、囚人たちのバスケットボールが看守に当たったことから、両グループに緊張が走る。
2日目、規則にのっとり食事を残さないよう強要されたトラヴィスが、囚人たちを扇動して騒ぎを起こす。
それが看守側の逆鱗に触れ、バリスのリーダーシップのもと、体罰が暴力すれすれのレベルに引き上げられる。
バリスは人が変わったように、トラヴィスの頭を剃るなど屈辱的な罰を考え、行っていく。
トラヴィスは看守側の攻撃に屈せず、理性を保とうとこらえる。
対立はエスカレートしていくが、赤ランプは点灯しない。
やがて、誰も予想しなかった悲惨な事件が起こる・・・。

【　スタッフ　】

監督：　ポール・Ｔ・シュアリング
原作：　マリオ・ジョルダーノ
脚本：　ポール・Ｔ・シュアリング
オリジナル脚本：　マリオ・ジョルダーノ、ドン・ボーリンガー、クリストフ・ダルンスタット
製作：　マーティ・アデルスタイン、ドーン・パローズ、スコット・ニーミス、ビル・ジョンソン、マギー・モンティース、ジャネット・ビュアリング、ポール・Ｔ・シュアリング
製作総指揮：　ジム・セイベル、トレイシー・スタンリー、ジョン・マイケルズ、マッティ・ベッカーマン、アル=サーディ・カダフィ、キャシー・ベッカーマン、マーク・コンラッド、アンソニー・グダス、ヒュー・G・ルイス、ノルベルト・プレウス、ケヴィン・レイモンド　、フリードリヒ・ウィルドフォイヤー、スティーヴン・ヘイズ、Pierre Assouline 、Alyssa Beckerman 、Jared Beckerman　、Amanda Blue 、Verenice Buerling　、Anette Czagany 、Justin DeBlase 、Judith Lewis 、Joel Sadilek 、Dinesh Shenoy
撮影：　エイミー・ヴィンセント
美術／プロダクションデザイン：　ゲイリー・フルートコフ
アートディレクション：　ジェフ・ショーン
編集：　ピーター・S・エリオット
音楽：　グレーム・レヴェル
キャスティング：　アン・ウィルキンソン、ロニー・イェスケル
セット制作：　バーバラ・カッセル
衣装デザイン：　ヤスミン・エイブラハム
視覚効果（Visual Effects）：　トム・マルティネス・Jr 、ロジャー・ナル、D・J・シア、Richard Kratt 、Julie Landholt 、Rene Simen
特殊効果（Special Effects）：　ウィリアム・カタニア、J・パトリック・コール、ケン・ゴレル
メイク：　マイク・スミスソン、リック・ストラットン、Paul Anthony　、Shelly Banks　、Roxy D'Alonzo　、Gina M. Diaz　、Lindsay Donald　、Andrea Politte　、Yasmin Rogers 、Franci Sciorrotta 、Natasha Ladek
謝辞：　エマニュエル・ジロー、Deb Cosgrove 、Ed Devlin　、Henry Enzo　、Michael Glazebrook 、Arnaud Lannic　、Melissa Speardon　、Angie Storke　、Bernie Van Til

【　キャスト　】

トラヴィス：　エイドリアン・ブロディ　（吹替：宮本充）
バリス：　フォレスト・ウィテカー　（吹替：楠見尚己）
チェイス：　カム・ジガンデイ　（吹替：中田隼人）
ニックス：　クリフトン・コリンズ・Jr　（吹替：呉圭崇）
ベンジー：　イーサン・コーン　（吹替：松島淳）
ベイ：　マギー・グレイス　（吹替：石田嘉代）
アーチュレッタ：　フィッシャー・スティーヴンス
ヘルウェッグ：　トラヴィス・フィメル
オスカー：　ジェイソン・リュウ
ボッシュ：　デヴィッド・バンナー
ガブナー：　ダミエン・リーク
レイチェル・オメアラ
ジャック・ミシュラー
マット・ハーウェル
マイク・スミス
ブランドン・アダムソン
ロリー・マーカム
Rod Maiorano
Jeanne Hopson
Ross Vander Werf
Steve Mathews
Ronald Chvala
Matthew Duey
Meg Merckens
Erin Kiernan
William S.E. Coleman
Jesse Bailey
Mikeal Burgin
Ingrid Coree
Frank Meeink
Piet Paulusma
Mario Sciorrotta
Jay Villwock
Kelcey Watson