悪魔の墓場（1974）　～　洋画　ホラー　～

『悪魔の墓場』（原題：Non si deve profanare il sonno dei morti / 伊題：Fin de semana para los muertos / 英題：Let Sleeping Corpses Lie）は、1974年に製作されたイタリア・スペイン映画。
人間の内臓を欲する死者と生きた人間の戦いを描く。
監督は「悪魔の入浴・死霊の行水 (1972)」のジョージ・グロウ。
脚本は「無常なるかな人生 (1954)」「勇者テシアス (1960)」「アトランティス征服 (1963)」「０７７／連続危機 (1965)」「女王陛下の大作戦 (1967)」「悪魔の入浴・死霊の行水 (1972)」「地獄のバスターズ (1976)」のサンドロ・コンティネンツァと、「血ぬられた墓標 (1960)」「０７７／地獄のカクテル (1965)」「殺意の海 (1969)」「ドリアン・グレイ／美しき肖像 (1970)」「魔境のガン・ファイター (1985)」「モモ (1986)」「ドッグ・イン・パラダイス (1990)」のマルチェロ・コシア。
撮影は「撃墜王アフリカの星 (1957)」「続・さすらいの一匹狼 (1965)」「ピサロ将軍 (1969)」「荒野のライフル (1972)」「熱愛 (1975)」のフランシスコ・センペレ。
音楽は「Diabolicamente... Letizia (1975)」「エクソシスト３ (1977)」「女囚ファイル・獣人地獄！ナチ女収容所 (1977)」のジュリアーノ・ソルジーニ。
出演は「情無用のジャンゴ (1966)」「ガラスの部屋 (1969)」「屋根の上のバイオリン弾き (1971)」「バニシング (1976)」「カサンドラ・クロス (1976)」「トップ・クルーズ (1987)」「密会 (1989)」のレイモンド・ラヴロック、「栄光の都 (1940)」「窓 (1949)」「必死の逃亡者 (1955)」「アラビアのロレンス (1962)」「ミクロの決死圏 (1966)」「ネバダ・スミス (1966)」「センチネル (1977)」「サインズ・オブ・ライフ (1989)」のアーサー・ケネディ、「荒野の墓標 (1967)」「象牙色のアイドル (1969)」「ソランジェ　残酷なメルヘン (1972)」「女囚監獄 (1974)」「新・青い体験 (1976)」「Sufre mamón (1987)」「Ban the Sadist Videos! (2005)」のクリスティーヌ・ガルボ、「熱愛 (1975)」のポール・ベンソン、「肉の鑞人形 (1997)」のアルド・マサッソなど。

［　公開日　］

1974年11月28日　イタリア公開
1975年　イギリス公開
1975年　アメリカ公開
1975年6月7日　日本公開
1975年10月20日　スペイン公開
1980年1月30日　フランス公開
2010年7月10日　アメリカ New York Museum of Arts and Design 上映

【　ストーリー　】

ジョージ（Ｒ・ラブロック）はロンドンで骨董屋を営む若者だった。
週末は郊外で過ごすという習慣に従って、今日も仲間と山荘で過ごすためにオートバイでロンドンを出発した。
道すがら顧客に悪魔像を渡すことになっていた。
途中のガソリン・スタンドで、エドナ（Ｃ・ガルボ）という女が運転する車にぶつけられたために、彼女の車に同乗して目的地へと向かった。
エドナは麻薬にとりつかれているキャセイという姉に会いに行く途中だったのだ。
その夜、キャセイの夫が殺された。
自宅付近の滝で、夜、写真を撮っているところを締め殺されたのだ。
犯人は、昼間エドナが目撃した、幽鬼の相を浮かべた死人のような男だった。
マコーミック警部（Ａ・ケネディ）はジョーンズ、エドナ、キャセイの三人を疑った。
ある夜、この事件に興味を持ったジョーンズとエドナはたまたま共同墓地の近くを通りかかるが、その折、一棺の中の屍体が失せているのを発見した。
さらにそこに安置されている屍体が二体、三体とおきあがり、二人を襲ってきた。
二人は火を武器に何とか脱したが、尾行してきたマコーミックの部下は内臓を喰いちぎられて死んだ。
ジョーンズは、この家にくる途中で奇妙な機械を操作する数人の男たちを見たのを思い出した。
その機械とは超音波を発して害虫を駆除するものだった。
その特殊な音波は害虫にそれぞれ敵対本能を呼び起こして互いに争わせるという効果をもっていた・・・。

【　スタッフ　】

監督：　ホルヘ・グロウ
原案：　フアン・コボス、ミゲル・ルビオ
脚本：　サンドロ・コンチネンツァ、マルチェロ・コスチア
製作：　エドモンド・アマティ
製作総指揮：　マニュエル・ペレズ
撮影：　フランシスコ・センペレ
音楽：　ジュリアーノ・ソルジーニ
美術／プロダクションデザイン：　カルロ・レヴァ
アートディレクション：　ラファエル・フェリ
編集：　ドミンゴ・ガルシア、ヴィンチェンゾ・トマッシ
視覚効果（Visual Effects）：　ジャンネット・デ・ロッシ
特殊効果（Special Effects）：　ルチアーノ・バード、Juan Antonio Balandín
メイク：　ジャンネット・デ・ロッシ、Carboni 、Rocchetti
日本語字幕監修：　岡枝慎二

【　キャスト　】

エドナ：　クリスチーヌ・ガルボ
ジョージ：　レイ・ラブロック
マコーミック警部：　アーサー・ケネディ
キンジー：　アルド・マサッソ
クレイグ：　ジョルジョ・トレスチーニ
ベンソン：　ロベルト・ポッセ
マーティン：　ホセ・ルイス・リファンテ
ケイティ：　ジャニーヌ・メストレ
ガスリー：　フェルナンド・ヒルベック
メアリー：　ヴェラ・ドルディ
ダフィール医師：　ヴィセンテ・ヴェガ
フランシスコ・サンズ
ポール・ベンソン
アニタ・コルビー
イザベル・メストレス
Gengher Gatti
Joaquín Hinojosa
Vito Salier