ラビット・ホール（2010）　～　洋画　ドラマ　～

『ラビット・ホール』（原題：Rabbit Hole）は、2010年に製作されたアメリカ映画。
愛するわが子を失った母親の悲痛な再生への道のりを繊細に描くヒューマン・ドラマ。
原作は、ピュリツァー賞を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーの戯曲「ラビット・ホール」。
監督は、俳優として「ルームメイト (1984)」「いちじく白書 (1988)」「デイブレイク (1993)」「ガール6 (1996)」などに出演、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ (2001)」「ショートバス (2006)」TVドラマ「ナース・ジャッキー５ (2013)」の監督などを務めるジョン・キャメロン・ミッチェル。
脚本は、本作の原作者で、アニメ「ロボッツ (2005)」「インクハート／魔法の声 (2008)」「オズ　はじまりの戦い (2013)」のデヴィッド・リンゼイ=アベアー。
撮影は「ルー・リード：ロックンロール・マイハート (1998)」「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ (2001)」「ショートバス (2006)」「スプリング・ブレイクダウン (2009)」「マージン・コール (2011)」「ベイビー・メイク　私たちのしあわせ計画 (2012)」「オール・イズ・ロスト～最後の手紙～ (2013)」のフランク・G・デマルコ。
音楽は「青い体験 (1995)」「シェイド (1996)」TVM「翼があるなら (1997)」「素顔の私を見つめて… (2004)」「たとえば願いが叶うなら (2005)」TVM「ゴシップ・チアガール (2008)」「約束のハドソン川 (2009)」「ポゼッション (2012)」のアントン・サンコー。
主演は「アザーズ (2001)」「めぐりあう時間たち (2002)」「コールドマウンテン (2003)」「奥さまは魔女 (2005)」「ＮＩＮＥ (2009)」「ブレイクアウト (2011)」「ペーパーボーイ　真夏の引力 (2012)」「イノセント・ガーデン (2013)」のニコール・キッドマン。
共演は「エリン・ブロコビッチ (2000)」「ザ・コア (2003)」「ブラック・ダリア (2006)」「ダークナイト (2008)」「ラム・ダイアリー (2011)」「陰謀のスプレマシー (2012)」「エンド・オブ・ホワイトハウス (2013)」のアーロン・エッカート、「フットルース (1984)」「ロストボーイ (1987)」「シザーハンズ (1990)」「I am Sam　アイ・アム・サム (2001)」「パッセンジャーズ (2008)」「ビッグ・ボーイズ　しあわせの鳥を探して (2010)」「ティモシーの小さな奇跡 (2012)」のダイアン・ウィーストなど。

［　公開日　］

2010年9月13日　カナダ Toronto International Film Festival premiere
2010年11月1日　イタリア Rome International Film Festival
2010年11月3日　アメリカ Denver International Film Festival
2010年12月17日　カナダ Toronto
2010年12月17日　アメリカ limited
2011年1月20日　ロシア
2011年2月4日　イギリス
2011年2月10日　イタリア
2011年2月17日　オーストラリア
2011年4月13日　フランス
2011年11月5日　日本
2011年11月15日　ドイツ DVD
2011年12月22日　韓国

【　ストーリー　】

郊外の閑静な住宅街に暮らすベッカ（ニコール・キッドマン）とハウイー（アーロン・エッカート）のコーベット夫妻。
彼らの幸せな生活が一変したのは8か月前。
一人息子ダニーが道路に飛び出して交通事故に遭い、わずか4歳でこの世を去ってしまったのだ。
それ以来、2人の心には埋めようのない欠落感が生まれていた。
ダニーとの思い出を大切にして前に進もうとするハウイーとは対照的に、亡き息子の面影に心掻き乱されるベッカ。
同じ痛みを共有しながらも、夫婦の関係は少しずつ綻び始める。
ハウイーの提案で、身近な者に先立たれた人々のグループセラピーに参加するベッカ。
だが、やり場のない苛立ちから、他のメンバーに辛辣な言葉を浴びせ、退席することになってしまう。
立ち寄った実家でも、母親ナット（ダイアン・ウィースト）との間に漂う気まずい空気。
その帰り道、ベッカはある少年（マイルズ・テラー）を目撃する。
翌日、尾行して図書館に入ると、彼が返却した『並行宇宙（パラレル・ワールド）』という科学の本を借りる。
次の日、ベッカはその少年から声を掛けられる。
彼の名前はジェイソン。
8か月前、ダニーを車で轢いた高校生だった。
しかし、ベッカには彼を責めるつもりはなかった。
ぎこちない対面を果たした2人は奇妙な安らぎを覚え、やがて公園のベンチで会話するのが日課となってゆく。
『並行宇宙』を読んでいることを打ち明けたベッカに、ジェイソンはそれを参考に描いた漫画を差し出す。
タイトルは『ラビット・ホール』。
科学者の父親を亡くした少年が、パラレル・ワールドに存在する別の父親を探すため、“ウサギの穴”を通り抜けるという不思議な物語だった。
一方その頃、ハウイーは心の癒しを求めるかのように、セラピーで出会った気さくな女性ギャビー（サンドラ・オー）と急接近してゆく。
幾度となくほつれかける夫婦の絆。
ベッカとハウイーは、再び共に歩み出すことができるのだろうか・・・。

【　スタッフ　】

監督：　ジョン・キャメロン・ミッチェル
原作戯曲：　デヴィッド・リンゼイ=アベアー
脚本：　デヴィッド・リンゼイ=アベアー
製作：　レスリー・アーダング、ディーン・ヴェネック、ニコール・キッドマン、パー・サーリ、ジジ・プリッツカー
製作総指揮：　ダニエル・リヴァース、ウィリアム・リシャック、リンダ・マクドナフ、ブライアン・オシェア、キャロライン・ジャッコ、ジェフ・リンビル、Gemma O'Neill
撮影：　フランク・G・デマルコ
美術／プロダクションデザイン：　カリーナ・イワノフ
アートディレクション：　Ola Maslik
編集：　ジョー・クロッツ
音楽：　アントン・サンコー
音楽監修：　ロビン・アーダング
衣装デザイン：　アン・ロス
キャスティング：　シグ・デ・ミゲル、スティーヴン・ヴィンセント
セット制作：　Diana Salzburg
視覚効果（Visual Effects）：　アンドリュー・J・ブライ、ルイス・デ・レオン、レンツ・コル、テッド・マルコビチ、アダム・シュワルツ、ジェシー・スピールマン、Jim Geduldick 、Luke DiTommaso 、Chris Healer 、Franz Kol
特殊効果（Special Effects）：　エドワード・ドロハン・IV
メイク：　Colleen Callaghan 、Robin Day 、Linda De Andrea 、Cassandra Keating 、Angela Levin 、Kyra Panchenko 、Amy Spiegel 、Joseph Whitmeyer
謝辞：　ミゲル・アルテタ、ヴィクトリア・ベイダー、トレイシー・ブレナン、Chris Andrews 、Marianne Barcellona 、Denis Belliveau 、Lisa Taylor Belliveau 、Sean Belman 、Michelle Benson 、Russell Brown

【　キャスト　】

ベッカ・コーベット：　ニコール・キッドマン　（吹替：田中敦子）
ハウイー・コーベット：　アーロン・エッカート　（吹替：清水明彦）
ナット：　ダイアン・ウィースト　（吹替：沢田敏子）
イジー：　タミー・ブランチャード　（吹替：恒松あゆみ）
ジェイソン：　マイルズ・テラー　（吹替：野島健児）
オーギー：　ジャンカルロ・エスポジート　（吹替：中西としはる）
リック：　ジョン・テニー　（吹替：後藤敦）
ペグ：　パトリシア・カレンバー　（吹替：高梨愛）
ギャビー：　サンドラ・オー　（吹替：野沢由香里）
デビー：　ジュリー・ローレン
アリ・マーシュ
ロバータ・ウォラック
サリー・サフィオッティ
スティーヴン・メイラー
マイク・ドイル
イェッタ・ゴテスマン
コリン・ミッチェル
ディアドリー・グッドウィン
ロブ・キャンベル
ジェニファー・ローゼル
メアリールイーズ・バーク
ウルスラ・パーカー
サンディ・キャロル
テレサ・ケルシー
ジェイク・レヴィ
シャノン・マクガン
ガーリン・スパークス
Jay Wilkison
Ben Hudson
Phoenix List
Sara Jane Blazo
Brady Parisella
Chris Werkmeister
Shoshanna Withers