レンタネコ（2011）　～　邦画　コメディ・ドラマ　～

『レンタネコ』は、2011年に製作、2012年5月12日よりスールキートス配給にて公開された日本映画。
寂しい心を抱える人々に猫を貸し出して回る不思議な女性と、様々な悩みを抱え猫たちと一緒に過ごすことで心癒されていく人々の姿を描くほろ苦くも心温まる人間ドラマ。
監督・脚本は「星ノくん・夢ノくん (2000)」「バーバー吉野 (2003)」「恋は五・七・五！ (2004)」「かもめ食堂 (2005)」「めがね (2007)」「トイレット (2010)」の荻上直子。
撮影は「電車男 (2005)」のBキャメ撮影や「グーグーだって猫である (2008)」の撮影応援などを担当した阿部一孝。
音楽は、アニメミライ「しらんぷり (2012)」の音楽を担当した伊東光介。
主演は「ＨＯＷ　ＴＯ　柔術 (1998)」「とらばいゆ (2001)」「CUTIE HONEY　キューティーハニー (2003)」「いま、会いにゆきます (2004)」「嫌われ松子の一生 (2006)」「めがね (2007)」「マザーウォーター (2010)」「ジ、エクストリーム、スキヤキ (2013)」の市川実日子。
共演は「Shall we ダンス？ (1996)」「Ｑｕａｒｔｅｔ　カルテット (2000)」「ぷりてぃ・ウーマン (2002)」「ミラクルバナナ (2005)」「東京少年 (2007)」「魔法遣いに大切なこと (2008)」「五日市物語 (2011)」「ひまわりと子犬の７日間 (2013)」の草村礼子、「Love Letter (1995)」「紀子の食卓 (2005)」「感染列島 (2008)」「カイジ　人生逆転ゲーム (2009)」「悪人 (2010)」「アウトレイジビヨンド (2012)」「共喰い (2013)」「闇金ウシジマくん Part2 (2014)」の光石研、「人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女 (2009)」「ＳＲ　サイタマノラッパー２～女子ラッパー☆傷だらけのライム～ (2010)」「モテキ (2011)」「おだやかな日常 (2012)」「アフロ田中 (2012)」「楽隊のうさぎ (2013)」「ばしゃ馬さんとビッグマウス (2013)」の山田真歩、「恋文日和 (2004)」「東京大学物語 (2006)」「包帯クラブ (2007)」「しあわせのかおり (2008)」「キラー・ヴァージンロード (2009)」「七瀬ふたたび (2010)」「サンゴレンジャー (2012)」「図書館戦争 (2013)」の田中圭、「逆噴射家族 (1984)」「どっちにするの。 (1989)」「サラリーマン専科 (1995)」「マルタイの女 (1997)」「Little DJ　小さな恋の物語 (2007)」TVドラマ「MR.BRAIN (2009)」TVドラマ「R60　スネークマンショー／畠山守とその妻 (2011)」の小林克也など。

【　ストーリー　】

サヨコ(市川実日子)は、都会の一隅にある平屋の日本家屋でたくさんの猫と暮らしている。
亡き祖母の仏壇を守りつつ、謎の隣人(小林克也)にからかわれながらも、心の寂しい人に猫を貸し出すレンタネコ屋を営んでいた。
サヨコは猫たちをリヤカーに乗せて街へ出かけ、様々な人に出会う。
猫たちを連れ川原を歩いていたサヨコは、上品な老婦人・吉岡さん(草村礼子)に声をかけられる。
吉岡さんは14歳の茶トラ猫に興味を示し、サヨコは猫が住みやすい家か審査するため、彼女の暮らすマンションに向かう。
彼女は、夫と飼い猫を亡くしてひとり住まい。
子どもはとうに巣立ってしまったという。
息子が小さい頃好きだったというゼリーを食べながら、身の上話をする吉岡さん。
サヨコは、そんな彼女の姿を見て審査を合格とする。
吉岡さんは借用書の期限の欄に“私が他界するまで”と書き記す。
数日後、サヨコは寂しげな中年男・吉田(光石研)の姿を発見する。
寂しい時には猫がいちばんとサヨコに促され、吉田は審査のため自宅にサヨコを招き入れる。
彼は単身赴任中のサラリーマン。
離れて暮らすうちに一人娘はすっかり年頃になり、父親を避けるようになってしまったとうなだれる吉田の靴下の先には大きな穴が空いている。
彼は審査に合格し“家族の元に帰るまで”と借用期限に書き込み、一匹の仔猫を借り受ける。
「ハワイ旅行が当たる」というのぼりにつられて、レンタカー屋の中に入っていくサヨコ。
そこには生真面目そうな女性店長・吉川(山田真歩)がいた。
AからCランクまでの料金設定に対して喰ってかかるサヨコに問い詰められた吉川は、自分はCランクだと漏らす。
聞けば、吉川には話し相手がおらず、寂しい毎日を送っているという。
サヨコは彼女に一匹の三毛猫を貸すことにする。
借用期限は“待ち人現れるまで”。
中学時代の同級生・吉沢(田中圭)とすれ違ったサヨコ。
子どもの頃から嘘つきで有名だった吉沢をサヨコは避けるが、彼は明日インドに発つから最後の夜は女の子と一緒に過ごしたいとメス猫を貸してくれるようサヨコにせがむ。
きっぱり断って家に帰るサヨコだったが、吉沢はサヨコを追って家までやってくる。
縁側で彼と話しながら、サヨコは中学時代を思い出す。
学校に馴染めない二人は保健室の常連で、お互いを“ジャミコ”、“嘘つきはったりの吉沢”と呼び合っていた。
吉沢は縁側で猫とたわむれ、結局、猫を借りずに去っていく・・・。

【　スタッフ　】

監督：　荻上直子
脚本：　荻上直子
プロデューサー：　久保田暁、小室秀一、木幡久美
エグゼクティブプロデューサー：　大島満、室川治久、喜多埜裕明
撮影：　阿部一孝
照明：　松尾文章
録音：　木野武
美術：　富田麻友美
装飾：　石山悠樹
編集：　普嶋信一
編集補：　保谷由紀子
ラボコーディネーター：　後藤利実
ラボ営業：　赤沼敏夫
カラリスト：　菅井隆雄
オンライン編集：　檜山めぐみ
ダビングコーディネートター：　志田直之
ダビングオペレーター：　宮本明子
音楽：　伊東光介
音楽プロデューサー：　近藤貴亮
音楽エンジニア：　古川健司
音楽制作助手：　岩崎充穂
ジャポンレンタネコＤＪ：　笹河青太
音楽コーディネーター：　渡邊博、渡辺一博
音響効果：　磯村享平
合成：　下川亮、遠藤大介
キャスティング：　山内雅子
スタイリスト：　藤井牧子、加藤和恵
ヘアメイク：　宮田靖士、久慈拓路
ラインプロデューサー：　武藤牧子
助監督：　小野寺昭洋
エンディングイラスト：　くるねこ大和
スクリプター：　天池芳美
データマネージャー：　堂前徹之
特機：　邊見高雄
車輌：　水内清隆、田中昇、金子靖
演出助手：　目黒啓太
撮影助手：　藤本秀雄、池谷直樹
照明助手：　津覇実人、赤塚洋介
録音助手：　猪立山仁子、豊嶋晃子
装飾助手：　安部千夏、羽場しおり
スタイリスト助手：　渡辺万季奈
プロデューサーアシスタント：　尾関智美
撮影応援：　深瀬寿樹
照明応援：　小沢均、田辺浩、市川高穂、大和久健
録音応援：　伊藤卓
スタイリスト応援：　村上利香
アニマルトレーナー：　ＺＯＯ動物プロ
デザイン：　大島依提亜
写真：　馬場わかな、米谷享
コピー：　太田恵美
宣伝：　細川朋子
営業：　井垣恵美子
エンディングイラスト：　くるねこ大和
制作：　山本高、稲垣隆治、木村和真
制作デスク：　鈴木とも子、高木真理子
制作経理：　白石玲子
制作応援：　小野寺健、栁堀裕太、橋村裕治
制作プロダクション：　パラダイス・カフェ
製作：　「レンタネコ」製作委員会［ VAP （山田洋二、茶ノ前香、谷本奈津美、榊原裕一郎）、BS日本（袴田直希、田尻涼）、Yahoo! JAPAN （柳村努、若林由美）、パラダイス・カフェ、スールキートス
配給：　スールキートス

【　主題歌　】

・　エンディング

『　東京ドドンパ娘　』

作詞：宮川哲夫　　作曲：鈴木庸一　　編曲：中島靖雄　　唄：平井ひらり

「レンタネコ」オリジナル・サウンドトラック／ＶＡＰ

【　キャスト　】

サヨコ：　市川実日子
吉岡：　草村礼子
吉田：　光石研
吉川：　山田真歩
吉沢：　田中圭
謎の隣人：　小林克也
眞島秀和
児玉貴志
荒井春代
柴田龍一郎
恒松祐里
渡邉亜門
石井拓巳
鈴木孝正

［　猫　］

たま
ランチ
ミル
チョビ子
よい子
まいける
さくら
にゃん太
ヒマ
さすけ
にぃに
とらお
みけこ
ごま
ロック
ジャック
ライラ