『 悪魔の陽の下に 』 (原題:Sous le soleil de Satan / 英題:Under the Sun of Satan) は、1987年に製作されたフランス映画。
恋人を殺害してしまった女性を救おうとする神父の苦悩と葛藤をサスペンスタッチで描くヒューマン・ドラマ。
原作は、フランスのカトリック作家であるジョルジュ・ベルナノスが1926年に発表した小説「悪魔の陽の下に」。
監督は「L'enfance nue (1968)」「Nous ne vieillirons pas ensemble (1972)」「La gueule ouverte (1974)」「Loulou (1980)」「愛の記念に (1983)」「ソフィー・マルソーの 刑事物語 (1984)」「ヴァン・ゴッホ (1991)」「パパと呼ばないで (1995)」のモーリス・ピアラ。
脚本は、本作の監督を務めるモーリス・ピアラと、「ソフィー・マルソーの 刑事物語 (1985)」「パパと呼ばないで (1995)」の脚本や「ぜんぶ、フィデルのせい (2006)」「キューブ・ホスピタル (2008)」「スフィンクス(仮題) (2010)」「最高の人生をあなたと (2011)」などの製作を手掛けるシルヴィー・ダントンとの共同執筆。
撮影は「アンナ (1966)」「ジュ・テーム… (1975)」「アメリカン・バイオレンス (1981)」「シャルロット・フォー・エヴァー (1986)」「流血の絆 (1993)」「ジャンクション (1995)」「プーティ・タン (2001)」「灼熱の肌 (2011)」のウィリー・クラン。
音楽は「En quête des soeurs Papin (2000)」のアンリ・デュティエ。
主演は「1900年 (1976)」「終電車 (1980)」「グリーン・カード (1990)」「シークレット・エージェント (1996)」「ヴィドック (2001)」「バビロン A.D. (2008)」「刑事ベラミー (2009)」「しあわせの雨傘 (2010)」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (2012)」のジェラール・ドパルデューと、「愛の記念に (1983)」「仕立て屋の恋 (1989)」「プラハ (1991)」「ジャンヌ・ダルク/I 戦闘 II 牢獄 (1994)」「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇 (1995)」「イースト/ウェスト 遙かなる祖国 (2000)」「マドモワゼル (2001)」「灯台守の恋 (2004)」のサンドリーヌ・ボネール。
第40回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。
[ 公開日 ]
1987年5月14日 フランス Cannes Film Festival 上映
1987年9月2日 フランス公開
1987年9月13日 カナダ Toronto Film Festival 上映
1987年10月3日 アメリカ New York Film Festival 上映
1988年12月10日 日本公開
1989年2月10日 アメリカ公開
【 ストーリー 】
北フランス、カンパーニュ。
この教区の助任司祭ドニサン神父(ジェラール・ドパルデュー)は、神への従順に自信が持てない己の内的葛藤に悩み、自らを鞭打つなどの苦行を強いる、純朴で不器用な青年。
主任司祭のムヌウ=スグレ神父(モーリス・ピアラ)はそんなドニサンに心痛めながらも、彼の魂の中に潜む神秘的な何かを感じていた。
一方、16歳の少女、ムシェット(サンドリ-ヌ・ボネール)は公爵との情事の末、妊娠していた。
しかし、彼女が公爵の元を訪れ妊娠を告げると、公爵は逃げ腰に・・・。
頭に血が上ったムシェットは発作的に壁に掛けてあった銃を取り、公爵を殺害してしまう。
ムシェットは、地元の名士である医師を訪れ罪を告白するが、医師はとぼけて聞き流そうとする。
そう、彼もまたムシェットと肉体関係を持っていたのだが、自らの保身の事ばかり考え、彼女の心の叫びに耳を傾けようとしないのだった。
ある時、ドニサンは主任司祭から使いを頼まれ、近隣の村へと向かう。
真夜中の広大な原野を進むうち、彼は一人の馬商人と出逢う。
その馬喰こそ、彼を誘惑しようとする悪魔であった。
悪魔の誘惑と闘い、退けたドニサンは、自らの裡に神秘的な力が宿ったのを感じた。
明け方、導かれるようにドニサンはムシェットと出会い、彼女の瞳を見ただけで彼女の「罪」を理解した。
しかし少女は絶望に負け、カミソリで自らの命を絶ってしまう・・・。
ドニサンは血まみれの少女を神に返そうと聖堂へ運び入れるが、それが醜聞となって、5年間の修道院生活の後、寒村の主任司祭の任に追いやられる。
ある時、一人の男がドニサンの元に駆け込み、息子が死にかけていると助けを求めるが、時遅く少年は息を引き取ってしまう。
その時ドニサンの中に、内なる声が呼びかける。
そしてドニサンが取った行動とは・・・。
【 スタッフ 】
監督 : モーリス・ピアラ
原作 : ジョルジュ・ベルナノス
脚本 : シルヴィー・ダントン 、モーリス・ピアラ
製作 : ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ
製作総指揮 : クロード・アベイユ
撮影 : ウィリー・クラン
美術/プロダクションデザイン : カーチャ・ヴィシュコフ
編集 : ヤン・デデ
音楽 : アンリ・デュティエ
衣装 : ジル・ノワール
セット制作 : カーチャ・ヴィシュコフ 、Gérard Marcireau
メイク : ティー=ローン・グエン 、Jean-Pierre Berroyer
【 キャスト 】
ドニサン神父 : ジェラール・ドパルデュー
ムシェット : サンドリーヌ・ボネール
ムヌウ=スグレ神父 : モーリス・ピアラ
カディニャン侯爵 : アラン・アルチュール
ガレ医師 : ヤン・デデ
ムシェットの母 : ブリジット・ルジャンドル
マロルティ : ジャン=クロード・ブルラ
馬商人 (悪魔) : ジャン=クリストフ・ブヴェ
ピエール・ドフェリーズ
コリンヌ・ブルドン
クローディン・ゴージャー
ティエリー・アルチュール
レイモンド・ジャコ
フレデリック・オービュルタン
カリーヌ・ランバート
キャロル・ロート
マリー=ポール・ビエンヌ
Philippe Pallut
Marcel Anselin
Yvette Lavogez
Thierry Der'ven
Marie-Antoinette Lorge
Bernard De Gouy
Yolene De Gouy
Ghislain Boitrelle
Edith Colnel
Delphine Westrelin
Vincent Peignaux
Françoise Disle
Fabienne Deleforge
Yolaine De Gelas
Anne Duquennoy
Nathalie Lourtil
Sabrina Vervacke
Claudy Widczinski
Anne Cassagnou
Guillaume Dhoye
Jérôme Dhoye
Franck Dhoye
David Dhoye
予告
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