四十九日のレシピ（2013）　～　邦画　ドラマ　～

『四十九日のレシピ』は、2013年11月9日よりギャガ配給にて公開された日本映画。
母親の死を切っ掛けに実家に戻ったヒロインが、父親と突然現れた男女と共に奇妙な同居生活を通して、母親の愛を再確認する姿を描くドラマ。
原作は、2010年2月17日にポプラ社より発行され、2011年2月15日～3月8日にかけて、NHK総合テレビ及びBSハイビジョンの「ドラマ10」枠にて和久井映見主演でドラマ化もされた女性作家・伊吹有喜の長編小説「四十九日のレシピ」。
監督は「モル (2000)」「タカダワタル的 (2003)」「月とチェリー (2004)」「ハヴァ、ナイスデー (2006)」「赤い文化住宅の初子 (2007)」「俺たちに明日はないッス (2008)」「百万円と苦虫女 (2008)」「ふがいない僕は空を見た (2012)」のタナダユキ。
脚本は「TOKYO NOIR　トウキョーノワール (2004)」「ソースの小壜～重松清「愛妻日記」より～ (2006)」「素敵な夜、ボクにください (2007)」「誘拐ラプソディー (2009)」「私は猫ストーカー (2009)」「キャタピラー (2010)」「海燕ホテル・ブルー (2011)」「きいろいゾウ (2012)」の黒沢久子。
撮影は「腐る女 (1997)」「悲しくなるほど不実な夜空に (2001)」「くりいむレモン (2004)」「天然コケッコー (2007)」「ウルトラミラクルラブストーリー (2009)」「ソラニン (2010)」「マイ・バック・ページ (2011)」「夏の終り (2012)」の近藤龍人。
音楽は「シコふんじゃった。 (1991)」「恋と花火と観覧車 (1997)」「ドラッグストア・ガール (2003)」アニメ「劇場版ＡＩＲ (2004)」「それでもボクはやってない (2007)」「鴨川ホルモー (2009)」「毎日かあさん (2011)」「終の信託 (2012)」の周防義和。
主演は「ドッペルゲンガー (2002)」「空中庭園 (2005)」「気球クラブ、その後 (2006)」「クローズド・ノート (2007)」「魔法遣いに大切なこと (2008)」「酔いがさめたら、うちに帰ろう。 (2010)」「蛇のひと (2010)」「八日目の蝉 (2011)」「ゲキ×シネ「シレンとラギ」 (2013)」の永作博美。
共演は「北の零年 (2004)」「あかね空 (2006)」「映画　クロサギ (2007)」「２０世紀少年 (2008)」「今度は愛妻家 (2009)」「アウトレイジ (2010)」「探偵はＢＡＲにいる (2011)」「エイトレンジャー (2012)」「俺はまだ本気出してないだけ (2013)」「超高速！参勤交代 (2014)」の石橋蓮司、「アヒルと鴨のコインロッカー (2006)」「天然コケッコー (2007)」「魔法遣いに大切なこと (2008)」「僕の初恋をキミに捧ぐ (2009)」「瞬　またたき (2010)」「プリンセストヨトミ (2011)」「宇宙兄弟 (2012)」「謝罪の王様 (2013)」の岡田将生、「ガマの油 (2008)」「８ミリメートル (2009)」「ヒミズ (2011)」「劇場版神聖かまってちゃん／ロックンロールは鳴り止まないっ (2011)」「悪の教典 (2012)」「王様とボク (2012)」「脳男 (2013)」「地獄でなぜ悪い (2013)」の二階堂ふみ、お笑い芸人ネプチューンのメンバーで俳優としても活躍する「ネプチューン in どつきどつかれ (1998)」「ジャンプ (2003)」「ピーナッツ (2005)」「未来予想図　～ア・イ・シ・テ・ルのサイン～ (2007)」「アントキノイノチ (2011)」「神様のカルテ (2011)」「少年Ｈ (2012)」などに出演する原田泰造、本作が遺作となった「野良犬 (1949)」「君の名は (1953)」「ベビーギャングとお姐ちゃん (1961)」「花と龍 (1965)」「男はつらいよ　知床慕情 (1987)」「狗神 (2001)」「ベロニカは死ぬことにした (2005)」「やじきた道中　てれすこ (2007)」「I LOVE RED LION (2009)」「いつもより素敵な夜に (2010)」「ハードロマンチッカー (2011)」など多くの作品に出演する昭和の名女優・淡路恵子など。

【　ストーリー　】

人生の晩年を迎えて突然、妻・乙美の死によって独り残された熱田良平（石橋蓮司）は、この先どうしたらよいのか見当もつかず、畳の上に呆然と寝転がっていた。
そこへ、派手なファッションの女の子・井本（二階堂ふみ）が訪ねてくる。
自ら“イモ”と名乗る彼女は、ズカズカと上がり込むと、乙美が生前に作っていた“暮らしのレシピ”カードを取り出し、“これ、やろう！”と告げる。
開いたそのページには、“四十九日のレシピ”の文字が・・・。
一方、判を押した離婚届と結婚指輪を残して、自宅を出る百合子（永作博美）。
気持ちが沈んだまま実家に着いた彼女は、父・良平とイモが一緒にいる様子を見て面喰う。
だが、彼女は依存症の少女たちの更生施設でボランティアをしていた乙美の元生徒だった。
乙美から、自分が死んだら良平と百合子を手伝って、みんなが楽しく飲み食いする“四十九日の大宴会”をしてほしいと頼まれていたと言うのだ。
百合子は、離婚を考えていると父に打ち明けるが、その気持ちは揺れる。
愛人（内田慈）との間に子どもまで作った夫の浩之（原田泰造）も、“どちらかを選べない”と逃げていた。
イモと共に訪れた朝市で、浩之の好物イワナを見つけた良平は、それを届けて一緒に話をしようと思い立つ。
だが、愛人とその子と一緒にいる浩之の姿を目の当たりにして、声をかけられないまま戻ってくるのだった。
“やるぞ、四十九日の大宴会！”
百合子と自分自身を励ますように宣言する良平。
イモは、助っ人に日系ブラジル人のハル（岡田将生）を連れてくる。
乙美がパートをしていた自動車工場で働いていた青年だ。
こうして、乙美のレシピ通りに家を整理して準備を始めたものの、大宴会で何をしたらいいのかわからない。
百合子は乙美の“人生の年表”を作って貼り出すことを提案。
だが、出来た年表は空白だらけ。
四十九日まであと少し。
良平と百合子は、乙美の人生を辿り始めるが・・・。

【　スタッフ　】

監督：　タナダユキ
企画・プロデュース：　武田吉孝
原作：　伊吹有喜　『四十九日のレシピ』（ポプラ社刊）
脚本：　黒沢久子
エグゼクティブプロデューサー：　小西真人
プロデューサー：　星野秀樹、黒澤格、木幡久美
ラインプロデューサー：　新野安行
撮影：　近藤龍人
照明：　藤井勇
録音：　小川武
音響効果：　中村佳央
美術：　林千奈
装飾：　湊博之
編集：　宮島竜治
音楽：　周防義和
音楽プロデューサー：　安井輝
衣裳：　宮本茉莉
ヘアメイク：　竹下フミ
キャスティングプロデューサー：　元川益暢
フードコーディネート：　なかしましほ
フラダンス指導：　椿仁実
スクリプター：　増子さおり
イラスト制作：　七字由布
助監督：　安達耕平
スチール：　西永智成
制作担当：　村山亜希子
制作プロダクション：　ウィルコ
製作幹事：　WOWOW 、ポニーキャニオン
製作：　映画「四十九日のレシピ」製作委員会（WOWOW 、ポニーキャニオン、ギャガ、ジェイアール東日本企画、NTTぷらら、ウィルコ、TBSサービス、スールキートス）
配給：　ギャガ

【　主題歌　】

『　Aloha 'Oe　』

歌：　安藤裕子

【　キャスト　】

高岩百合子：　永作博美
熱田良平：　石橋蓮司
ハル：　岡田将生
イモ：　二階堂ふみ
高岩浩之：　原田泰造
珠子：　淡路恵子
内田慈
荻野友里
中野英樹
小篠恵奈
執行佐智子
赤座美代子
茅島成美