ビザンチウム（2012）　～　洋画　ファンタジー・ロマンス・サスペンス・ドラマ　～

公開



『ビザンチウム』（原題：Byzantium）　は、2012年に製作されたイギリス・アイルランド映画。
過酷な宿命を背負うふたりの美女の悲痛な運命を、セクシーかつスタイリッシュに描くヴァンパイア・ストーリー。
原作は、吸血鬼の母娘を主人公としたモイラ・バフィーニ作の舞台劇。
監督は「殺人天使 (1982)」「モナリザ (1986)」「クライング・ゲーム (1992)」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア (1994)」「ことの終わり (1999)」「プルートで朝食を (2005)」「ブレイブワン (2007)」「オンディーヌ　海辺の恋人 (2009)」のニール・ジョーダン。
脚本は、本作の原作戯曲を手掛け、「ジェーン・エア (2011)」「タマラ・ドゥルー～恋のさや当て～ (2010)」の脚本を担当したモイラ・バフィーニ。
撮影は「ひかりのまち (1999)」「HUNGER／ハンガー (2008)」「ヒステリア (2011)」「SHAME -シェイム- (2011)」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ／宿命 (2012)」「それでも夜は明ける (2013)」「オールド・ボーイ (2013)」のショーン・ボビット。
音楽は「濁った水 (1989)」「デビルズ・バックボーン (2001)」「dot the i　ドット・ジ・アイ (2003)」「パンズ・ラビリンス (2006)」「ミラーズ (2008)」「ネスト (2009)」「決闘の大地で (2010)」「タイタンの逆襲 (2012)」「ブロークン・アイデンティティ (2012)」のハビエル・ナバレテ。
主演は「ハンナ」のシアーシャ・ローナンと、「００７／慰めの報酬」のジェマ・アータートン。
共演は「コントロール (2007)」「サブリミナル (2008)」「ブライトン・ロック (2010)」「ロシアン・ルーレット (2010)」「オン・ザ・ロード (2012)」「マレフィセント (2014)」のサム・ライリー、「サイバーネット (1995)」「トレインスポッティング (1996)」「ロンドン・ドッグス (1999)」「ドラキュリア (2000)」「マインドハンター (2004)」「イーオン・フラックス (2005)」TVドラマ「弁護士イーライのふしぎな日常 (2008)」「ダーク・シャドウ (2012)」のジョニー・リー・ミラー、「ノーカントリー (2007)」「奇跡のロングショット (2008)」「ラスト・エクソシズム (2010)」「Ｘ-ＭＥＮ：ファースト・ジェネレーション (2011)」「アンチヴァイラル (2012)」「ハード・ラッシュ (2012)」「トム・アット・ザ・ファーム (2013)」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズなど。

［　公開日　］

2012年9月9日　カナダ Toronto International Film Festival 上映
2012年11月17日　カナダ Toronto European Union Film Festival 上映
2013年2月22日　イギリス Glasgow Film Festival 上映
2013年4月25日　アメリカ Tribeca Film Festival 上映
2013年5月31日　イギリス公開
2013年5月31日　アイルランド公開
2013年6月28日　アメリカ limited 公開
2013年7月12日　カナダ Toronto 公開
2013年8月1日　ロシア公開
2013年8月9日　カナダ Guelph Ontario 公開
2013年9月20日　日本公開
2013年10月11日　スペイン Sitges Film Festival 上映
2013年11月21日　フランス Paris International Fantastic Film Festival 上映
2013年12月27日　ドイツ DVD発売
2014年3月20日　スペイン TV初オンエア
2014年3月21日　スペイン limited 公開

【　ストーリー　】

放浪生活を送る16歳の少女エレノア（シアーシャ・ローナン）と8歳年上のクララ（ジェマ・アータートン）が、海辺のリゾート地を訪れる。
高齢者向けの保養施設で、若いウェイター、フランク（ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ）に声を掛けられたエレノアは、彼に自分に似た孤独を感じ、親近感を抱く。
その頃、夜の遊園地で、クララが内気な青年ノエル（ダニエル・メイズ）を言葉巧みに丸め込んでいた。
ノエルは唯一の肉親である母を亡くし、ビザンチウムという老朽化したゲストハウスを相続していた。
クララはビザンチウムを売春宿に仕立て、隠れ家にすることを思いつき、遊園地を根城にするポン引きの男を誘惑する。
クララは男の喉笛を切り裂き、その血を飲み干す。
クララとエレノアは、人間の血を吸って生きるヴァンパイアなのだ。
ある日エレノアは、自転車事故を起こしたフランクと再会する。
フランクの左手から流れる血に、エレノアは胸騒ぎを覚える。
彼は白血病の治療のため、抗凝血剤を服用しているという。
フランクと心を通わせるにつれ、自分たちの秘密を知った人間は抹殺するという掟に良心の呵責を感じたエレノアは、自分の生い立ちを綴った“物語”を彼に手渡す決意をする。
19世紀初頭、少女だったクララは海軍大佐ルヴェン（ジョニー・リー・ミラー）の毒牙にかかり、娼婦に堕とされる。
クララは身籠るが、娼館では育てられず、娘を孤児院に預ける。
ダーヴェル大尉（サム・ライリー）が絶海の孤島の小さな神殿で儀式を受け、“同盟”と呼ばれる不老不死のヴァンパイア集団の一員になったことを聞きつけたクララは孤島の地図を奪いヴァンパイアとなるが、男だけの“同盟”から追われる身となる。
孤児院で16歳になっていたエレノアにも儀式を受けさせ、逃避行を続けた。
フランクは“物語”に動揺しながらも、エレノアへの愛を貫こうとする。
しかしそれに気づいたクララはフランクを殺すため、彼の家へ向かう。
そのとき、 “同盟”の追跡者も2人に迫っていた・・・。

【　スタッフ　】

監督：　ニール・ジョーダン
原作戯曲：　モイラ・バフィーニ
脚本：　モイラ・バフィーニ
製作：　スティーヴン・ウーリー、アラン・モロニー、エリザベス・カールセン、ウィリアム・Ｄ・ジョンソン、サム・イングルバート
製作総指揮：　マーク・C・マニュエル、テッド・オニール、シャロン・ヘイレル=コーエン、ダニー・パーキンス、ノーマン・メリー、レッドモンド・モリス、スーザン・マレン、パトリック・オドノヒュー、Joanna Laurie
撮影：　ショーン・ボビット
美術／プロダクションデザイン：　サイモン・エリオット
アートディレクション：　ビル・クラッチャー、クリスピアン・サリス、Martin Goulding
編集：　トニー・ローソン
音楽：　ハビエル・ナバレテ
衣装デザイン：　コンソラータ・ボイル
キャスティング：　スージー・フィギス
視覚効果（Visual Effects）：　デイヴ・バニスター、エイドリアン・バントン、イローナ・ブライス、アルベルト・ブロン、アンディ・バロウ、ルーク・バトラー、ニール・カリー　、Saqib Ashraf　、Craig Bardsley　、Bart Barendregt　、Emma Braney　、Brendan Buckingham　、Marc Calvelo　、Sam Cox　、Guliz Demiray
特殊効果（Special Effects）：　ケヴィン・バーン、ジェリー・ファレル　、ケヴィン・ノーラン　、パット・レッドモンド　、ニール・チャンピオン　、バーナード・ニュートン　、スコット・ピータース
メイクアップ・チーフ：　リン・ジョンソン
ヘアメイク・チーフ：　オーラ・キャロル、Lorraine Glynn Whelan
メイク：　ウォルド・メイソン、Lorraine Brennan 、Lucy Browne 、Nikkie Grimshaw 、Alexandra Joyce 、Cerina Knott 、Clare Lambe 、Agnes Legere 、Ivan Manzella 、Tom Packwood 、Justin Pitkethly 、Helen Rowe

【　キャスト　】

エレノア：　シアーシャ・ローナン　（吹替：寿美菜子）
クララ：　ジェマ・アータートン　（吹替：合田絵利）
ダーヴェル：　サム・ライリー　（吹替：玉木雅士）
ルヴェン：　ジョニー・リー・ミラー　（吹替：桂一雅）
フランク：　ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ　（吹替：森久保祥太郎）
ノエル：　ダニエル・メイズ　（吹替：宮本崇弘）
モラッグ：　マリア・ドイル・ケネディ
ギャレス：　ウォーレン・ブラウン
ワーナー：　トゥーレ・リントハート
ケヴィン：　トム・ホランダー
デヴィッド・ヒープ
ルビー・スネイプ
グレン・ドハーティ
ガブリエラ・マルチンコワ
ウーリ・ガヴリエル
ケイト・アシュフィールド
ロニー・マスターソン
パトリシア・ラブランド
Barry Cassin
Jenny Kavanagh
Edyta Budnik
Caroline Johns
Christine Marzano
Jeff Mash
Sean Folan