そして父になる（2013）　～　邦画　ドラマ　～

『そして父になる』は、2013年9月28日よりギャガ配給にて公開された日本映画。
ある日、６年間育てた息子が病院で取り違えられた他人の子供だったと知らされた対照的な２組の夫婦の愛や絆、葛藤と決断を描く家族ドラマ。
監督・脚本は「幻の光 (1995)」「ワンダフルライフ (1999)」「ＤＩＳＴＡＮＣＥ／ディスタンス (2001)」「帰ってきた！刑事（デカ）まつり (2003)」「誰も知らない (2004)」「花よりもなほ (2006)」「歩いても　歩いても (2007)」「空気人形 (2009)」「奇跡 (2011)」の是枝裕和。
撮影は「ｕｔｓｕｒｏｉ　写真家１８人からのメッセージ (2009)」に出演、「空気人形 (2009)」のスチールを担当した瀧本幹也。
音楽は、TVM「今日の日はさようなら (2013)」の松本淳一、「クワイエットルームにようこそ (2007)」「蟹工船 (2009)」OV「屍病汚染　DEAD RISING (2010)」「うさぎドロップ (2011)」の森敬、松原毅。
主演は、歌手であり俳優としても活躍するTVドラマ「ひとつ屋根の下 (1993)」TVドラマ「めぐり逢い (1998)」TVドラマ「美女か野獣 (2003)」TVドラマ「ガリレオ (2007)」「容疑者Ｘの献身 (2008)」「アマルフィ　女神の報酬 (2009)」TVドラマ「龍馬伝 (2010)」「真夏の方程式 (2013)」の福山雅治。
共演は「ＥＵＲＥＫＡ　ユリイカ (2000)」「リアリズムの宿 (2003)」「殯（もがり）の森 (2007)」「クライマーズ・ハイ (2008)」「のぼうの城 (2011)」「謝罪の王様 (2013)」「魔女の宅急便 (2014)」TVドラマ「極悪がんぼ (2014)」の尾野真千子、「修羅雪姫 (2001)」「ＴＨＥ　ＪＵＯＮ／呪怨 (2004)」TVドラマ「ＳＰ（エスピー）　警視庁警備部警護課第四係 (2007)」「指輪をはめたい (2011)」「すーちゃん　まいちゃん　さわ子さん (2012)」「ゲノムハザード　ある天才科学者の５日間 (2013)」「まほろ駅前狂騒曲 (2014)」の真木よう子、「盲獣VS一寸法師 (2001)」「怪奇！！　幽霊スナック殴り込み！ (2005)」「THE 焼肉 MOVIE　プルコギ (2006)」「ぐるりのこと。 (2008)」「色即ぜねれいしょん (2008)」「モテキ (2011)」「きいろいゾウ (2012)」「凶悪 (2013)」のリリー・フランキーなど。

【　ストーリー　】

これまで順調に勝ち組人生を歩んできた大手建設会社のエリート社員、野々宮良多。
妻みどりと６歳になる息子・慶多との３人で何不自由ない生活を送っていた。
しかしこの頃、慶多の優しい性格に漠然とした違和感を覚え、不満を感じ始める。
そんなある日、病院から連絡があり、その慶多が赤ん坊の時に取り違えられた他人の子だと告げられる。
相手は群馬で小さな電器店を営む貧乏でがさつな夫婦、斎木雄大とゆかりの息子、琉晴。
両夫婦は戸惑いつつも顔を合わせ、今後について話し合う。
病院側の説明では、過去の取り違え事件では必ず血のつながりを優先していたという。
みどりや斎木夫婦はためらいを見せるも、早ければ早いほうがいいという良多の意見により、両家族はお互いの息子を交換する方向で動き出す・・・。
血のつながりか、愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間か。
良多らの心は揺らぐ・・・。

【　受賞歴　】

― 日本国内 ―

・　第35回ヨコハマ映画祭
　　　　日本映画ベストテン第4位
　　　　主演男優賞（福山雅治）
　　　　助演男優賞（リリー・フランキー）
　　　　脚本賞（是枝裕和）

・　第26回日刊スポーツ映画大賞
　　　　監督賞（是枝裕和）
　　　　助演男優賞（リリー・フランキー）

・　第87回キネマ旬報ベスト・テン
　　　　日本映画ベスト・テン第6位
　　　　助演男優賞（リリー・フランキー）
　　　　読者選出日本映画ベスト・テン第2位

・　ムービープラス・アワード 2013
　　　　映画ファン大賞作品賞（邦画部門）
　　　　スペシャリスト大賞作品賞（邦画部門）

・　第37回日本アカデミー賞
　　　　優秀作品賞
　　　　優秀監督賞・優秀脚本賞・優秀編集賞（是枝裕和）
　　　　優秀主演男優賞（福山雅治）
　　　　優秀主演女優賞（尾野真千子）
　　　　最優秀助演男優賞（リリー・フランキー）
　　　　最優秀助演女優賞（真木よう子）
　　　　優秀音楽賞（松本淳一、森敬、松原毅）
　　　　優秀撮影賞（瀧本幹也）
　　　　優秀照明賞（藤井稔恭）
　　　　優秀録音賞（弦巻裕）

・　第28回高崎映画祭
　　　　最優秀監督賞（是枝裕和）　
　　　　最優秀主演男優賞（福山雅治）
　　　　最優秀助演女優賞（真木よう子）

・　芸術選奨文部科学大臣賞
　　　　映画部門（是枝裕和）

― 日本国外 ―

・　第66回カンヌ国際映画祭
　　　　審査員賞
　　　　エキュメニカル賞特別表彰

・　第61回サン・セバスティアン国際映画祭
　　　　観客賞（PEARLS部門）

・　第32回バンクーバー国際映画祭
　　　　観客賞

・　第7回アブダビ国際映画祭
　　　　脚本賞

・　第37回サンパウロ国際映画祭
　　　　観客賞

・　第56回アジア太平洋映画祭
　　　　最優秀作品賞
　　　　最優秀監督賞（是枝裕和）

【　スタッフ　】

監督：　是枝裕和
脚本：　是枝裕和
製作：　亀山千広、畠中達郎、依田巽
プロデューサー：　松崎薫、田口聖
エグゼクティブプロデューサー：　小川泰、原田知明、小竹里美
撮影：　瀧本幹也
照明：　藤井稔恭
録音：　弦巻裕
音響効果：　岡瀬晶彦
美術：　三ツ松けいこ
編集：　是枝裕和
音楽：　松本淳一、森敬、松原毅
音楽プロデューサー：　安井輝
衣裳：　黒澤和子
ヘアメイク：　百瀬広美、古川なるみ
キャスティング：　田端利江
アソシエイトプロデューサー：　大澤恵
ラインプロデューサー：　新野安行
助監督：　兼重淳
スクリプター：　冨田美穂
特機：　塩見泰久
参考文献：　奥野修司著　『ねじれた絆－赤ちゃん取り違え事件の十七年』（文春文庫刊）
制作担当：　熊谷悠
制作プロダクション：　FILM
製作：　「そして父になる」製作委員会（フジテレビジョン、アミューズ、ギャガ）
配給：　ギャガ

【　キャスト　】

野々宮良多：　福山雅治
野々宮みどり：　尾野真千子
斎木ゆかり：　真木よう子
斎木雄大：　リリー・フランキー
野々宮慶多（良多の息子）：　二宮慶多
斎木琉晴（雄大の息子）：　黄升げん
宮崎祥子：　中村ゆり
野々宮大輔：　高橋和也
織間忠治：　大河内浩
吉田羊
ピエール瀧
小倉一郎
木野花
清水一彰
鈴木悟：　田中哲司
山辺真一：　井浦新
野々宮のぶ子（良多の義母）：　風吹ジュン
上山一至：　國村隼
石関里子（みどりの母）：　樹木希林
野々宮良輔（良多の父）：　夏八木勲