言の葉の庭（2013）　～　邦画　ロマンス・アニメ　～

『言の葉の庭』（英題：The Garden of Words）は、2013年5月31日より東宝映像事業部配給にて公開された日本のアニメ映画。
現代の東京を舞台に、雨の日に出会った靴職人を目指す高校生の少年と、年上の女性との恋の行方を描く短編ラブストーリー。
監督・原作・脚本は「ほしのこえ (2002)」「雲のむこう、約束の場所 (2004)」「秒速５センチメートル (2007)」「星を追う子ども (2011)」「だれかのまなざし (2013)」の新海誠。
キャラクターデザイン・作画監督は、「星を追う子ども (2011)」の作画監督や、OVA「華星夜曲 (1989)」OVA「FLAG ～一千万のクフラの記憶～ (2007)」「ぷかぷかジュジュ (2012)」の原画を担当した土屋堅一。
美術監督は「009 RE：CYBORG (2012)」の美術設を担当した滝口比呂志。
音楽は定柏大輔。
同時上映は、2013年2月に野村不動産グループ「プラウドボックス感謝祭」にて公開された新海監督のショートフィルム「だれかのまなざし」。

【　ストーリー　】

高校1年生のタカオ（声：入野自由）は靴職人を目指しており、アルバイトもする一方、こつこつと自分で靴を作っていた。
雨の朝は学校をさぼって日本庭園で靴のスケッチを描きデザインを考えている。
ある雨の日庭園で、チョコを食べながら一人缶ビールを飲む謎めいた女性と出会う。
女性は、ユキノ（声：花澤香菜）といった。
その日から、約束はしていないものの雨の日の午前中に会うようになっていく二人。
ユキノが自分の居場所を見失っていることを知り、タカオは彼女が歩きたくなるような靴を作りたいと思う。
揺れ動く二人の心模様をよそに、梅雨はもうじき明けようとしていた・・・。

【　余談　】

・　本作は、シーンの約8割が雨のシーンで構成されおり雨が重要な要素を担っている。
「雨は3人目のキャラクターといっていいくらいウエイトがある」と新海は語っている。

・　2013年5月31日より日本全国・香港・台湾で同時公開となり、公開日より劇場限定でBlu-ray Disc・DVDの先行発売が行われた（一般発売は6月21日）。

【　スタッフ　】

監督・脚本・原作・絵コンテ・演出・撮影監督・色彩設計・編集：　新海誠
プロデューサー：　川口典孝
作画監督・キャラクターデザイン：　土屋堅一
美術監督：　滝口比呂志
音楽：　KASHIWA Daisuke（柏大輔）
アニメーション制作協力：　アンサー・スタジオ
制作・著作：　新海クリエイティブ、コミックス・ウェーブ・フィルム
配給：　東宝映像事業部

【　主題歌　】

・　エンディングテーマ

『　Rain　』（大江千里のカバー曲）

作詞・作曲：大江千里　　編曲：皆川真人、多田彰文　　歌：秦基博

・　BGM

『　Swan Song　』(アルバム『88』より)

作曲・編曲：KASHIWA Daisuke

・　イメージソング

『　言ノ葉　』

作詞・作曲・編曲・歌：秦基博

【　キャスト　】

タカオ（秋月孝雄）：　入野自由（子供時代：関根航）
ユキノ（雪野百香里）：　花澤香菜
タカオの母：　平野文
タカオの兄：　前田剛
タカオの兄の彼女：　寺崎裕香
松本（タカオの同級生）：　井上優
佐藤（松本の彼女）：　潘めぐみ
相沢（高校3年生）：　小松未可子
伊藤（体育教師）：　星野貴紀