『 ぼくを探しに 』 (原題:Attila Marcel) は、2013年に製作されたフランス映画。
幼い頃に両親を亡くし、そのショックで言葉を話す事が出来ないまま大人になった孤独な青年が、謎めいた女性との出会いを切っ掛けに、封印した過去の人生の記憶を辿る姿をファンタジックに描くコメディ・ドラマ。
監督・脚本は、本作が初長編実写作品となる、アニメ「老婦人とハト (1998)」や、アカデミー長編アニメーション賞を受賞したアニメ「ベルヴィル・ランデブー (2002)」、ジャック・タチの遺稿をもとに映画化したアニメ「イリュージョニスト (2010)」などで知られるフランスのアニメーション作家シルヴァン・ショメ。
撮影は「恋人たちのポートレート (1996)」「ミシェル (2001)」「世界でいちばん不運で幸せな私 (2003)」「オーロラ (2006)」「カルタヘナ ~陽だまりの絆~ (2009)」「マーガレットと素敵な何か (2009)」「ナイトメア・オブ・ロンドン (2011)」のアントワーヌ・ロッシュ。
音楽は、本作の監督を務めるシルヴァン・ショメと、作曲家やピアニストとして活動し舞台の作曲も多く手掛けるフランク・モンバレット。
主演は「ソフィー・マルソーの 過去から来た女 (2007)」「いのちの戦場 -アルジェリア1959- (2007)」「美しき棘 (2010)」「バレッツ (2010)」「突然、みんなが恋しくて (2011)」「ミッドナイト・イン・パリ (2011)」に出演するフランス期待の若手俳優のギョーム・グイ。
共演は「見憶えのある他人 (1996)」「天使の肉体 (1998)」「ムッシュ・カステラの恋 (1999)」「リリィ (2003)」「ぼくの大切なともだち (2006)」「わたしたちの宣戦布告 (2011)」「最強のふたり (2011)」「スザンヌ (2013)」のアンヌ・ル・ニ、「美しきセルジュ (1957)」「パリの大泥棒 (1966)」「恋のモンマルトル (1975)」「ゴールド・パピヨン (1984)」「ディンゴ (1991)」「犯罪の系譜 (1996)」「ブロークン・イングリッシュ (2007)」「スカイラブ (2011)」のベルナデット・ラフォン、「凶悪誘拐犯大追跡 (1974)」「人生は長く静かな河 (1988)」「トリコロール/青の愛 (1993)」「ベルニー (1996)」「ぼくのバラ色の人生 (1997)」「サン・ジャックへの道 (2005)」「母の身終い (2012)」のエレーヌ・ヴァンサン、「クレイジー・ボーイ/突撃大作戦 (1971)」「レ・ブロンゼ/日焼けした連中 (1978)」「愛しのエレーヌ/ルルーとペリシエの事件簿 (1983)」「メーヌ・オセアン (1986)」「彷徨う心 (1996)」「シダリア (2001)」「HAKUGEKI 迫撃 (2004)」のルイス・レゴなど。
[ 公開日 ]
2013年8月24日 フランス Festival du Film Francophone d'Angoulême 上映
2013年9月6日 カナダ Toronto International Film Festival 上映
2013年10月30日 フランス公開
2014年3月30日 アメリカ Richmond, Virginia French Film Festival 上映
2014年4月2日 香港 Hong Kong International Film Festival 上映
2014年4月29日 アメリカ Newport Beach International Film Festival 上映
2014年5月16日 アメリカ Seattle International Film Festival 上映
2014年7月24日 韓国公開
2014年8月2日 日本公開
2014年8月2日(土)より、シネマライズ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー!
【 ストーリー 】
幼い頃に両親を亡くし、そのショックで言葉を話す事が出来なくなり、過去の記憶を封印したまま33歳の誕生日を迎えたポール(ギョーム・グイ)は、今朝も悪夢で目が覚めた。
母はとても優しくて美人だが、プロレスラーだった父は野獣のように乱暴でおっかない。
夢に出てくるのはいつもそんな両親の事ばかりであった。
ポールを育ててきたのは、ダンス教室を経営する風変わりな姉妹の伯母アニー(ベルナデット・ラフォン)とアンナ(エレーヌ・ヴァンサン)。
二人はポールのピアノの才能を伸ばし、世界一のピアニストに育てようと必死だ。
ポールは伯母たちの教室を手伝い、ピアノを練習するだけの孤独な日々を送っていた。
そんなある日、ふとした偶然から、ポールは同じアパルトマンに住むマダム・プルースト(アンヌ・ル・ニ)と出会う。
部屋いっぱいに植物を育てているマダムは、ポールに不思議なハーブティーを勧め、一口飲むとポールの頭の中には赤ん坊の頃の幸せな記憶が奇妙な夢のように浮かび上がってくる。
そのハーブティーには、失われた記憶を呼び覚ます不思議な効果があった。
その日からポールは伯母たちに隠れてマダム・プルーストの秘密の部屋をたびたび訪れるようになる。
ハーブティーを飲み、記憶を遡るうちに固く閉ざされた心が少しずつ開放されていくポール。
だが同時に、父が母に乱暴する痛ましい記憶も甦ってくるのだった。
そんな中、ポールの行動を怪しみ始めた伯母たちは遂にマダム・プルーストの存在を嗅ぎつけ、マダムの部屋に怒鳴り込んでくる。
自分の人生を取り戻すため、勇気を振り絞り最後のハーブティーを飲むポールだったが、そこには予想外の真実が待ち受けていた・・・。
【 スタッフ 】
監督 : シルヴァン・ショメ
脚本 : シルヴァン・ショメ
製作 : クリス・ボルズリ 、クローディー・オサール
製作総指揮 : フランソワ=ザヴィエ・デクレーヌ 、ヘレン・オリーブ 、ロマン・ル・グランド 、Florian Genetet-Morel
撮影 : アントワーヌ・ロッシュ
美術/プロダクションデザイン : カルロス・コンティ
アートディレクション : Stéphane Cressend
編集 : サイモン・ジャケット
音楽 : シルヴァン・ショメ 、フランク・モンバレット
衣装デザイン : オリヴィエ・ベリオ
セット制作 : セシリア・ブロム
視覚効果(Visual Effects) : ジーン・ピエール・ブーシェ 、セルゲイ・ルーリー 、バティスト・ソラ 、ダミアン・スタンプ 、Estelle Chesneau 、Jérémy Giraudeau 、Julien Goepp 、Antoine Marbach 、Cyprien Nozières 、Sanjay Tamil
特殊効果(Special Effects) : オリヴィエ・アフォンソ 、マックス・ガルニエ 、サラ・ヘルミンガー 、ニコラス・エルラン 、フレデリック・レイン 、Guillaume Castagné 、Jean-Claude Dauphinot 、Laetitia Hillion
【 キャスト 】
アッティラ・マルセル / ポール : ギョーム・グイ
マダム・プルースト : アンヌ・ル・ニ
アニー伯母さん : ベルナデット・ラフォン
アンナ伯母さん : エレーヌ・ヴァンサン
ミスター・コエーリョ : ルイス・レゴ
アニタ(ママ) : ファニー・トゥーロン
キー・カイング
ジャン=クロード・ドレフュス
ヴィンセント・デナード
シリル・コートン
フィリップ・スータン
ジャン=ポール・ソラール
ジャン=ポール・ブリサール
ミカエル・ヴァンデル=メラン
ソランジュ・ミロー
エマニュエル・ブジュロル
ジェローム・キーン
Guilhem Pellegrin
Elsa Davoine
Laetitia Poulalion
Jérôme Le Paulmier
Mohamed Seddiki
Michel B. Dupérial
Maria Ducceschi
Loïc Blanco
Lucienne Cochinard
Guillaume Clemencin
Sofia Dourbecker
Kambod Afrouz-Vahdat Kashani
Olivier Cauzinille
Nadia Djabella
François Pinel
Zhou Mi
Carlo Diaconale
Joëlle Iffrig
Simhamed Benhalima
Roberto Pani
Chantal Loïal
Erick Touitou
Marie-Priscka Caillet
Lénaïg Guégan
Blaise Kouakou
Delphine Schoevaert-Brossault
Christelle Nazarin
Fouad Hammani
Melanie Lomoff
Muriel Henry
Sabine Novel
Zheng Wu
Olga Plaza
Arthur Benhamou
予告編
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ぼくを探しに (2013) ~ 洋画 コメディ・ドラマ ~
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