『 ソウォン/願い 』 (原題:소원 / 英題:Hope) は、2013年に製作された韓国映画。
2008年に韓国で実際に起きた暴行事件とその裁判結果を基に、被害者家族の苦しみと再生を描いた衝撃のヒューマンドラマ。
監督は「達磨よ、遊ぼう! (2001)」「黄山ヶ原(ファンサルボル) (2003)」「ラジオスター (2006)」「王の男 (2006)」「楽しき人生 (2007)」「あなたは遠いところに (2008)」「雲を抜けた月のように (2010)」のイ・ジュニク。
脚本は「インディアン・サマー (2001)」「オー!マイDJ (2004)」のキム・ジヘと、「マイ・リトル・ブライド (2004)」「同い年の家庭教師 レッスン2 (2007)」のチョ・ジュンフン。
撮影は「霊 リョン (2004)」「絶対クリックしてはいけない動画 (2012)」の監督・脚本や、「さまよう刃 (2014)」の撮影を担当するキム・テギョン。
音楽は「カル (1999)」「アメノナカノ青空 (2003)」「ユア・マイ・サンシャイン (2005)」「二つの顔の猟奇的な彼女 (2007)」「ここよりどこかへ (2008)」「仁寺洞スキャンダル ~神の手を持つ男~ (2009)」「トラブルシューター 解決士 (2010)」「ただ君だけ (2011)」のバン・ジュンソク。
出演は、オーディションにより本作の主人公の少女ソウォン役に選ばれ豊かな感情表現で韓国の“芦田愛菜”とも言える新人のイ・レ、少女の父親役に「ペパーミント・キャンディー (1999)」「燃ゆる月 (2000)」「オアシス (2002)」「シルミド/SILMIDO (2003)」「力道山 (2004)」「TSUNAMI-ツナミ- (2009)」「カメリア (2011)」「ザ・タワー 超高層ビル大火災 (2012)」「監視者たち (2013)」などに出演する実力派俳優ソル・ギョング、母親役にはTV局のレポーターから女優に転身した「REC【レック】 (2000)」「オーバー・ザ・レインボー (2002)」「トンケの蒼い空 (2003)」「スカーレットレター (2004)」「映画館の恋 (2005)」「美しき野獣 (2005)」「ノートに眠った願いごと (2006)」「グッド・バッド・ウィアード (2008)」「僕と彼女の借金戦争! (2010)」「結界の男 (2013)」などに出演するオム・ジウォンなど。
[ 公開日 ]
2013年10月2日 韓国公開
2014年8月9日 日本公開
2014年8月9日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!
【 ストーリー 】
ある雨の朝、学校に行く途中で8歳の少女ソウォン(イ・レ)は酒に酔った男に連れて行かれ、恐ろしい暴行事件に遭う。
身体と心に生涯消すことができない傷を受けたソウォン。
信じがたい状況に泣き崩れる父親のドンフン(ソル・ギョング)と母親ミヒ(オム・ジウォン)。
しかも、事件を知ったマスコミが病院に殺到し、両親はソウォンを社会の好奇の目から懸命に守ろうと必死な中、犯人の有罪を立証するために、裁判で傷ついたソウォン自身の証言が必要となり、家族はさらに追い詰められる。
そんな中、ソウォンがドンフンを見る度に、事件の際の犯人の男の記憶が蘇って怯えるようになり、ドンフンは娘に近寄ることさえ出来なくなってしまう・・・。
【 余談 】
本作は、2008年に韓国で実際に起きた幼女暴行事件とその裁判結果を基に、被害者家族の苦しみと再生を描いた衝撃作。
監督は「王の男」(2005)で1230万人を動員し、現在でも韓国歴代興行成績ランキング5位(2013年時点)というメガヒットを打ち立てたイ・ジュンイク監督。
本来ならタブー視される残酷すぎる事件をテーマにしながら、イ・ジュンイク監督は被害者の耐え難い苦しみに真摯に向き合い、被害者とその家族が絶望の中で見出していく希望を描くことで、これまでの韓国映画が繰り返し描いてきた復讐とは別の形の復讐を提示した。
監督の呼びかけに応じ、これまで「シルミド/SILMIDO」や「ザ・タワー 超高層ビル大火災」で演じてきたヒーロー像とは全く異なる、平凡で非力な父親を演じたのはソル・ギョング。
あまりの重責に一度出演を断りながらも、役への運命を感じてからは、6キロの増量とすっぴんでの渾身の演技を魅せた母親役のオム・ジウォン。
そして、監督がその出会いを「この映画の宝であり、幸運」と言う、自然な愛らしさで目をひきつけてやまないソウォン役を演じた新星イレ。
並々ならぬ決心で参加した製作陣と俳優たちの心が観客の心をも震わせ、応援の声と涙は韓国で280万人を動員するロングランヒットを記録。2013年の青龍映画賞では主要7部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞、音楽賞、脚本賞)にノミネートされ、最優秀作品 賞、助演女優賞(ラ・ミラン)、脚本賞の3冠に輝き、2014年の百想芸術大賞でも主要7部門(作品賞、監督賞、男性最優秀演技賞、女性最優秀演 技賞、女性新人演技賞、脚本賞、男性人気賞)にノミネートされ、男性最優秀演技賞(ソル・ギョング)と脚本賞に輝いた。
《 上映劇場情報 》 (7月22日現在)
東京 / 新宿シネマカリテ 8月9日
神奈川 / シネマ・ジャック&ベティ 順次公開
愛知 / センチュリーシネマ 8月9日
大阪 / シネ・リーブル梅田 8月9日
福岡 / KBCシネマ1・2 8月
札幌 / ディノスシネマズ札幌劇場 9月
長野 / 千石劇場 9月予定
兵庫 / 元町映画館 順次公開
京都 / 京都シネマ 順次公開
静岡 / ジョイランドシネマみしま 順次公開
【 スタッフ 】
監督 : イ・ジュニク
原作 : ソ・ジェウォン
脚本 : チョ・ジュンフン 、キム・ジヘ
撮影 : キム・テギョン
照明 : ホン・スンチョル
美術 : イ・ボンファン
編集 : キム・サンボム 、キム・ジェボム
音楽 : バン・ジュンソク
【 キャスト 】
ソウォン (8歳の少女) : イ・レ
ドンフン (ソウォンの父親) : ソル・ギョング
ミヒ (ソウォンの母親) : オム・ジウォン
チョンスク (ひまわりセンター心理療法士) : キム・ヘスク
ヨンソク (ソウォンの同級生) : キム・ドヨプ
クァンシク (ヨンソクの父 / ドンフンが勤める工場の工場長) : キム・サンホ
ヨンソクの母 (ミヒの友人) : ラ・ミラン
トギョン : ヤン・ジンソン
チョンスル : カン・ソンヘ
班長 : クォン・テウォン
ソ刑事 : キム・ジニョク
国選弁護人 : チョ・ムニ
判事 : チャン・ウジン
検事 : カン・シンチョル
キム記者 : チョン・ミンソン
看護師長 : チン・ソンミ
ヨンソクの友だち : チャン・デウン
ヨンソクの友だち : キム・ドヒョン
ヨンソクの友だち : チェ・ハンビン
保護者会長 : パク・ウニョン
保護者会 : アン・ヒジュ
保護者会 : イ・サンオク
保護者会 : ピョン・イナ
保護者会 : ハ・ジン
キム氏 : ユン・ジョング
教頭 : キム・ミギョン
ココモンのアルバイト : アン・セハ
ココモンのアルバイト : チョ・ポクレ
応急室の医師 : イ・ユニ
執刀医 : キム・サンイル
応急室の看護師 : ソン・スジョン
手術看護師 : ミン・ソニョン
手術レジデンス : シン・ウォンウ
手術麻酔科 : チェナム・ウク
精神科医師 : ソン・ヨンギュ
救急要員 : チャン・テミン
救急要員 : ソ・ヒョヌ
巡査 : イ・スンテク
巡査 : イム・ガンホン
YTNアナウンサー : オ・ドンゴン
YTN記者 : キム・ギテ
野球解説 : アン・ジュンモ
郵便配達夫 : キム・ジョンベ
ソウォン(新生児) : ユン・ゴンホ
ソウォン(1歳) : キム・セヨン
ヨンソクの兄 : キム・テミン
ヨンソクの兄 : パク・ケユン
予告編
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