『 わたしたちに許された特別な時間の終わり 』 は、2013年に製作、2014年8月16日よりノンデライコ配給にて公開される日本映画。
音楽での成功を夢見ながらも、道半ばで自殺してしまった若きミュージシャンと、彼に憧れながらも別の世界に進んだ元バンド仲間が辿った道を、フィクション映像も交えながら映像化したドキュメンタリー・ドラマ。
監督・脚本・撮影は、「タリウム少女の毒殺日記 (2012)」の制作や、「花鳥籠 (2013)」に出演し、舞台俳優としても活動、友人の自殺と真正面から向かい合い7年間の制作期間を経て完成した本作が長編初監督作となる新鋭・太田信吾。
音楽は、クラシックギターの弾き語りというシンプルなスタイルながら、透明感と強靭さを併せ持つ演奏と歌で各方面から注目を集めている「東京シャッターガール (2013)」の主題歌を担当する青葉市子。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2013アジア千波万波部門出品作品。
2014年8月16日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー!
【 ストーリー 】
「映画を完成させてね。出来ればハッピーエンドで」
それが友人の最後の言葉だった・・・。
死後の世界。
若い女性が、どこかの部屋でバスタブに繋がれている。
“なんで自殺したの?”と詰問するデスマスクの男。
“よく分からない”“増田壮太”と名乗るデスマスクの男は、“いのちの電話”を相手に理不尽な問答を繰り返す。
女は隙を見て逃げ出す。
所変わって、監督の太田が撮影するビデオ映像。
生前の増田壮太が独り暮らしの家を引き払い、実家に戻るため、引っ越し準備をしている。
太田の高校の先輩で、一時はメジャーデビュー間近という憧れの存在だったが、今は音楽で食っていけないことに絶望し、うつ病を患ってボロボロだった。
生前、壮太と最後にユニットを組んでいた冨永蔵人と会話する太田。
蔵人は高校の軽音楽部の先輩である壮太に憧れて音楽活動を始めた。
しかし、練習では“エモーションが足りない”と責められてばかり。
ライブ後、ダメ出しする壮太に、“音楽は楽しめれば趣味でいい”と不満を口にする。
考え方の相違から、やがて2人は解散。
2010年8月14日。
壮太は地元のホールでライブを敢行するが、お盆だったため、客はわずか4人。
終演後、壮太は路上に倒れ込む。
やがて、壮太から介護ヘルパーの仕事に就いたと報告を受けた蔵人は、失望を隠せない。
長野県天龍村に移住した蔵人は、村の文化祭で、打ち込み音楽を使ったユニークな演奏を披露し、村人たちから温かく迎えられていた。
そこに太田とともに遊びに行っていた壮太は、打ち上げで何とも言えない表情を見せる。
2010年12月、両親への遺言を録音すると、壮太は近くの公園で自殺した。
享年27。
“自分が撮影したせいで彼を追い込んだのでは?”と告白する太田に、壮太の両親は“親としては素の息子を撮影してくれる友人がいたって事だけでも感謝の言葉しかない。”と返す。
そして葬儀。
棺の中で安らかに眠る壮太の横顔。
所変わって、どこかの分娩室。
蔵人の妻が無事出産する。
壮太が願ったハッピーエンドだった。
【 増田壮太 プロフィール 】
1983年埼玉県志木市生まれ。
16才の時より浦和西高校の軽音部で“くるり”のコピーバンドを始め、それが切っ掛けでバンド活動を始める。
2000年、YAMAHA TEENS' MUSIC FESTIVAL 2000全国優勝。
横浜MUSIC FESTIVAL 最終ステージ進出(横浜アリーナ)。
YAMAHA主催高校対抗バンド合戦「タイコバン」全国優勝。
2003年、窪田晴男(パール兄弟 他)プロデュースにより「StarLightCarnival」名義で自主制作CD(3曲入り)を発表。
2006年、ぴあフィルムフェスティバル最優秀監督、菱沼康介(「ライフ・イズ・デッド」「くノ一忍法帖 影ノ月」他)監督作品「烏は鳴いているか」に主演。
2007年、SONY MUSIC ASOSIATED RECORDSにオリジナル曲が評価されデモのやりとりなどを幾度か行う。
2008年、NowhereMans名義でSPEEDSTARRECORDS15周年記念オーディションのライブによる最終第四次審査まで通過、
全国3200組の応募の中からファイナルステージ10組までに選ばれる。
2009年、草野翔吾(映画「からっぽ」他)監督作品「MogeraWogura(大杉漣氏他出演/渋谷シアターTSUTAYA)」にオリジナル楽曲「川の中」を提供。
2006年、四谷アートステュディウム在籍後、絵画制作も行っておりグループ展に2回出品、現在所持絵画は500点に及ぶ。
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【 スタッフ 】
監督 : 太田信吾
脚本 : 太田信吾
製作 : 太田信吾
撮影 : 太田信吾
フィクションパート撮影 : 岸建太朗
録音 : 落合諒磨
編集 : 太田信吾
音楽 : 青葉市子
制作曲 : 淵亮 、本山大
ラインプロデューサー : 川津彰信
共同プロデューサー : 土屋豊
製作 : MIDNIGHT CALL PRODUCTION
配給 : ノンデライコ
【 キャスト 】
増田壮太 (作詞・作曲家 / ヴォーカリスト / ギタリスト / 画家)
冨永蔵人 (作曲家 / 俳優の見習い)
太田信吾
増田博文
増田三枝子
坂田秋葉
平泉佑真
有田易弘
井出上誠
坂東邦明
吾妻ひでお
安彦講平
予告編
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わたしたちに許された特別な時間の終わり (2013) ~ 邦画 ドキュメンタリー・ドラマ ~
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