ＮＯ ノー （2012）　～　洋画　歴史・ドラマ　～

『 ＮＯ ノー 』 （原題：No） は、2012年に製作されたチリ・アメリカ・メキシコ合作映画。
1988年のチリを舞台に、軍事独裁政権を敷くアウグスト・ピノチェト将軍の信任延長を拒否する反対派陣営に雇われた広告マンの姿を通して独裁政権の終焉を描く実話ベースの社会派ドラマ。
「トニー・マネロ (2008)」「検死　(2010)」に続くチリ独裁政権3部作の完結編。
原作は、チリの小説家アントニオ・スカルメタの未上演の戯曲「国民投票」。
監督は「Fuga (2006)」「トニー・マネロ (2008)」「検死　(2010)」の監督・脚本や、「デストロイ8.8 (2011)」「4：44　地球最期の日 (2011)」「グロリアの青春 (2013)」などの製作を務めるパブロ・ラライン。
脚本は「La nana (2009)」「Joven y alocada (2012)」の脚本や、「Old Cats (2010)」の監督・脚本を務めるペドロ・ペイラノ。
撮影は「Tony Manero (2008)」「La nana (2009)」「Grado 3 (2009)」「Blokes (2010)」「Post Mortem (2010)」「Mi Último Round (2011)」「Joven y alocada (2012)」のセルジオ・アームストロング。
主演は「天国の口、終りの楽園。 (2001)」「バッド・エデュケーション (2004)」「キング　罪の王 (2005)」「バベル (2006)」「ブラインドネス (2008)」「ジュリエットからの手紙 (2010)」「私だけのハッピー・エンディング (2011)」「俺たちサボテン・アミーゴ (2012)」のガエル・ガルシア・ベルナル。
共演は「Fuga (2006)」「unknown アンノウン (2006)」「La buena vida (2008)」「トニー・マネロ (2008)」「検死　(2010)」「それは息子だった (2012)」のアルフレード・カストロ、「独りぼっちのジョニー (1994)」「The Black Pimpernel (2007)」「Joven y alocada (2012)」のルイス・グネッコ、「トニー・マネロ (2008)」「検死　(2010)」「La vida de los peces (2010)」のアントニア・セヘルスなど。
日本では、2012年に第25回東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、2013年の第10回ラテンビート映画祭でも上映、2014年に劇場公開される事となった。


［　公開日　］

2012年5月18日　フランス Cannes Film Festival 上映
2012年8月9日　チリ公開
2012年9月22日　スペイン Donostia-San Sebastián International Film Festival 上映
2012年9月26日　フランス Biarritz International Festival of Latin American Cinema 上映
2012年9月30日　ドイツ Hamburg Film Festival 上映
2012年10月12日　アメリカ New York Film Festival 上映
2012年10月18日　フランス La Roche-sur-Yon International Film Festival 上映
2012年10月25日　日本 Tokyo International Film Festival 上映
2012年11月9日　メキシコ公開
2012年11月15日　フランス Sarlat Film Festival 上映
2012年11月23日　イタリア Turin Film Festival 上映
2012年11月27日　フランス Belfort Entrevues Film Festival 上映
2012年12月2日　イギリス Brighton Film Festival 上映
2013年1月17日　チリ 再リリース
2013年2月8日　スペイン公開
2013年2月8日　イギリス公開
2013年2月15日　アメリカ Portland International Film Festival 上映
2013年2月15日　アメリカ limited 公開
2013年2月21日　ロシア公開
2013年3月6日　フランス公開
2013年3月7日　ドイツ公開
2013年3月15日　カナダ limited 公開
2013年4月18日　オーストラリア公開
2013年5月2日　香港公開
2013年5月9日　イタリア公開
2013年10月12日　日本 Latin Beat Film Festival 上映
2014年8月30日　日本公開


2014年8月30日（土）より、［東京］ヒューマントラストシネマ有楽町、［大阪］テアトル梅田、［神戸］シネ・リーブル神戸 ほか全国順次ロードショー！





【　ストーリー　】

1988年、ピノチェト独裁政権末期の南米チリ。
フリーの広告マンとして忙しい日々を送っているレネ・サアベドラ（ガエル・ガルシア・ベルナル）のもとに、かねてから家族ぐるみの付き合いがある友人ウルティア（ルイス・ニェッコ）が訪ねてくる。
ウルティアは反独裁政権の左派メンバーのひとりで、近く実施される政権の信任継続を問う国民投票の反対派「NO」陣営の中心人物であった。
今回、投票までの27日間、政権支持派「YES」と反対派「NO」それぞれに1日15分のPR ができるテレビ放送枠が許され、広告やCM 制作の責任者として新進気鋭のクリエーターであるレネに白羽の矢が立ったのだ。
政権が対外的に平等をアピールしているだけの出来レースと、気乗りしないレネだったが、次第にプロの広告マンとしてのプライドをかけて制作に取り組むようになっていく。
はじめ、彼の作る資本主義の象徴のようなCMは独裁政権下で弾圧をうけ迫害されてきた党員たちから非難されるが、明るい未来、喜び、そして希望を謳いあげる斬新でウイットに富んだ言葉や映像は国民の心をつかんでいく。
そんな風潮に焦りを感じた「YES」陣営たちは、賛成派の広告アドバイザーとして関わっていたレネの上司グスマン（アルフレド・カストロ）を広報責任者とし、強大な権力を使って「NO」陣営へ妨害と脅迫行為を繰り返し、押さえ込んでいく。
「YES」派と「NO」派の熾烈なCM合戦が繰り広げられ、いよいよ投票日がやってくる・・・。














≪　上映劇場情報　≫　（8月5日現在）

東京 ヒューマントラストシネマ有楽町　（03-6259-8608）　8月30日（土）～
大阪 テアトル梅田　（06-6359-1080）　8月30日（土）～
神戸 シネ・リーブル神戸　（078-334-2126）　8月30日（土）～
京都 京都シネマ　（075-353-4723）　8月30日（土）～
名古屋 名演小劇場　（052-931-1701）　9月6日（土）～
横浜 シネマ・ジャック＆ベティ　（045-243-9800）　9月13日（土）～
札幌 ディノスシネマズ札幌劇場　（011-241-9911）　10月4日（土）～
仙台 フォーラム仙台　（022-728-7866）　近日公開
山形 フォーラム山形　（023-632-3220）　近日公開
福島 フォーラム福島　（024-533-1515）　近日公開





【　スタッフ　】

監督 ：　パブロ・ラライン
原作戯曲 ：　アントニオ・スカルメタ　『国民投票』
脚本 ：　ペドロ・ペイラノ
製作 ：　ファン・デ・ディオス・ラライン 、ダニエル・マルク・ドレフュス
製作総指揮 ：　ジェフ・スコール 、ジョナサン・キング 、パブロ・ラライン
撮影 ：　セルジオ・アームストロング
録音 ：　ミゲル・オルマザバル
美術 ：　エステファニア・ラライン
アートディレクション ：　エステファニア・ラライン
編集 ：　アンドレア・シニョリ
音楽 ：　カルロス・カベサス
セット制作 ：　María Eugenia Hederra
衣装デザイン ：　Francisca Román
視覚効果（Visual Effects） ：　イスマエル・カブレラ 、Rodrigo Rojas Echaiz 、Mauro Contreras Villegas
メイク ：　Margarita Marchi
アソシエイトプロデューサー ：　ニヴ・フィクマン
ラインプロデューサー ：　エデュアルド・カストロ
ポストプロダクションプロデューサー ：　クリスティアン・エチェベリア
ファブラスタッフ ：　マリアンヌ・アルタール 、フアン・イグナシオ・コレア 、アンドレア・カラスコ 、ソフィア・スベルカソー
スペイン語監修 ：　矢島千恵子
字幕翻訳 ：　太田直子





【　キャスト　】

レネ・サアベドラ ：　ガエル・ガルシア・ベルナル
ルチョ・グスマン ：　アルフレード・カストロ
ホセ・トマ・ウルティア ：　ルイス・グネッコ
ベロニカ ：　アントニア・セヘルス
アルベルト ：　マルシアル・タグレ
フェルナンド ：　ネストル・カンティリャーナ
大臣 ：　ハイメ・バデル（パスカル・モンテーロ）
ロバート・ファリアス
セルヒオ・エルナンデス
ペドロ・ペイラノ
ガブリエラ・メディナ
デルフィーナ・ガスマン
リチャード・ドレイファス
ジェーン・フォンダ
クリストファー・リーヴ
ヒューゴ・ヴァスケス
Pascal Montero
Elsa Poblete
Diego Muñoz
Manuela Oyarzún
Paloma Moreno
César Caillet
Pablo Krögh
Patricio Achurra
Amparo Noguera
Alejandro Goic
Carlos Cabezas
Claudia Cabezas
Paulo Brunetti
Iñigo Urrutia
Patricio Aylwin
Eugenio Tironi
Juan Forch
Eugenio García
Juan Gabriel Valdés
Jaime de Aguirre
Florcita Motuda
Patricio Bañados
Osvaldo Silva
Carmen María Pascal
María Teresa Bacigalupe
Cecilia Echeñique
Tati Pena
Javiera Parra
Isabel Parra
Cristina Parra
Milena Rojas
Carlos Caszely
Malucha Pinto
Maitén Montenegro
Jorge Yáñez
Claudio Narea
Marco Antonio de la Parra
Ana María Gazmuri
Marcela Medel
Reinaldo Vallejo
Claudio Guzmán
Consuelo Holzapfel
Maricarmen Arrigorriaga
Schlomit Baytelman
María Elena Duvauchelle
Julio Jung
Augusto Pinochet
César Arredondo
Pablo Ausensi
Andrés Gómez
Alex G. Hofmann



予告編
　　↓