『 さまよう刃 』 (原題:방황하는 칼날 / 英題:Roving Edge) は、2014年に製作された韓国映画。
最愛の娘を殺した少年に自らの手で裁きを下そうとする父親と、その復讐を阻止しようと奔走する刑事の姿を描くサスペンス・ドラマ。
日本でも寺尾聰主演で映画化された東野圭吾のベストセラー小説「さまよう刃」を韓国で再映画化した作品。
監督・脚本は、本作が第2作目となる「ベストセラー (2010)」のイ・ジョンホ。
撮影は「私の愛、私のそばに (2009)」「ミッドナイトFM (2010)」「ソウォン/願い (2013)」のキム・テギュン。
音楽は「ウェディングキャンペーン (2005)」「ヨコヅナ・マドンナ (2006)」「彼とわたしの漂流日記 (2009)」「ハウスメイド (2010)」「火車 HELPLESS (2012)」「マイPSパートナー (2012)」「蜜の味 ~テイスト オブ マネー~ (2012)」のキム・ホンジプ。
主演は「クワイエット・ファミリー (1998)」「シルミド/SILMIDO (2003)」「トンマッコルへようこそ (2005)」「彼とわたしの漂流日記 (2009)」「黒く濁る村 (2010)」「ホームランが聞こえた夏 (2011)」「殺人の告白 (2012)」「ソニはご機嫌ななめ (2013)」のチョン・ジェヨン。
共演は「GOGO70s (2008)」「トラブルシューター 解決士 (2010)」TVドラマ「ブレイン 愛と野望 (2011)」「逮捕王 (2011)」TVドラマ「ゴールデンタイム (2012)」「凍える牙 (2012)」「マイ・リトル・ヒーロー (2013)」のイ・ソンミン、TVドラマ「魔王 (2007)」「銭の戦争 (2007)」「結婚できない男 (2009)」「Eighteen (2010)」TVドラマ「あなただけよ (2011)」「番人 (2011)」「花ざかりの君たちへ (2012)」のソ・ジュニョン、「清渓川の犬 (2007)」「葬式のメンバー (2008)」「Members of the Funeral (2009)」「ワン・ナイト・スタンド (2010)」「A Confession (2011)」「シャトルコック (2014)」のイ・ジュスン、「嫉妬は私の力 (2002)」「かわいい (2004)」「ハーブ (2007)」「クイズ王 (2010)」「FLU 運命の36時間 (2013)」のイ・スビン、現役の高校生で本作が映画デビュー作となるチェ・サンウク、同じく本作がデビュー作となる若手俳優のキム・ジヒョクなど。
[ 公開日 ]
2014年4月10日 韓国公開
2014年9月6日 日本公開
2014年9月6日(土)より、角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!
【 ストーリー 】
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父親は、たった一人の娘を亡くした被害者となり、そして犯罪者となった・・・。
正義とは何か? 誰が犯人を裁くのか?
世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える・・・。
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織物工場で働く気のいい平凡なサラリーマン、サンヒョンは、数年前に妻をガンで亡くし、以来、中学生のひとり娘スジンとのふたり暮らし。
残業の多い父に、娘は文句ばかり。
でも、小言を言う娘もサンヒョンにはただ可愛い。
ある朝、むくれてご飯も食べずに登校してしまった娘を、サンヒョンはただ見送った。
その夜、残業を終えて雨に降りしきる自宅へ深夜に帰ってきたサンヒョンは、部屋にスジンの姿が見えないことに気づく。
駅に迎えに行くことができなかったことに腹を立てて帰ってきていないのか?
とうとう姿を見つけられず、翌日、工場へ出勤したサンヒョンは、警察からの連絡に我が耳を疑った。
スジンが遺体となって、廃墟となっている銭湯の一室で発見されたという。
遺体にはレイプされた痕跡があり、強力な薬物投与が死因と見られた。
ショックから何にも手に付かない状態になったサンヒョンに、担当刑事オッグァンは自宅待機を促す。
居ても立ってもいられないサンヒョンはスジンの部屋を眺め、街をさまよった。
あの夜、なぜ駅に迎えに行ってやれなかったのか。
このまま事件もスジンのことも忘れ去られてしまうのではないか。
そう後悔と危惧をしていたサンヒョンの携帯電話に、事件のことを知っている何者かから情報提供が入る。
そこに書かれている住所に向かい、留守の部屋に押し入って家捜しを始めたサンヒョンは、12月10日の日付が入ったDVDを見つける。
そこには、ドゥシクとチョリョンに暴行されるスジンの一部始終が映っていた。
気が狂わんばかりの哀しみと怒りに震えるサンヒョンは、感情を抑えることができず、ちょうど部屋に帰ってきたチョリョンを野球バットで殴り殺してしまう。
ドゥシクからチョリョン宛に届いたメールから、ドゥシクが江陵へ行って事件のほとぼりを冷まそうとしていることを知ったサンヒョンは、取るものも取りあえず電車に飛び乗り、江陵に向かう。
一方、チョリョンの殺害犯がサンヒョンだとわかったオッグァンもすぐさま江陵へ向かいサンヒョンを追跡し始めるのだった・・・。
≪ 上映劇場情報 ≫ (8月9日現在)
北海道 ディノスシネマズ札幌劇場 (011-221-3802) 近日公開
東京 角川シネマ新宿 (03-5361-7878) 9/6~
東京 ヒューマントラストシネマ渋谷 (03-5468-5551) 9/6~
神奈川 横浜ブルク13 (045-222-6222) 9/6~
大阪 シネ・リーブル梅田 (06-6440-5930) 9/20~
京都 Tジョイ京都 (075-692-2260) 9/27~
愛知 ピカデリー (052-551-5461) 10/4~
福岡 Tジョイ博多 (092-413-5333) 10/4~
【 スタッフ 】
監督 : イ・ジョンホ
原作 : 東野圭吾 『さまよう刃』 (朝日新聞出版刊)
脚本 : イ・ジョンホ
製作 : イ・スンヒョ 、イム・サンジン
エグゼクティブプロデューサー : チョン・テソン
プロデューサー : ペク・ギョンスク 、ソ・ヨンヒ
撮影 : キム・テギュン
照明 : ホン・スンチョル
音響 : キム・チャンソプ
プロダクションデザイン : カン・スンヨン
編集 : ナム・ナヨン
音楽 : キム・ホンジプ
衣装 : オク・スギョン
メイクアップ・ヘアメイク : パク・ソン
特殊効果 : ハ・スンナム
VFXスーパーバイザー : イ・ソンギュ
武術 : イ・ゴンムン(ヒーローズ スタントチーム)
【 キャスト 】
イ・サンヒョン (父親) : チョン・ジェヨン
チャン・オッグァン刑事 : イ・ソンミン
パク・ヒョンス刑事 : ソ・ジュニョン
チョ・ドゥシク : イ・ジュスン
イ・スジン (サンヒョンの娘) : イ・スビン
キム・ミンギ : チェ・サンウク
キム・チョリョン : キム・ジヒョク
ク チーム長 : キム・ホンパ
ヤン・テソプ : キム・デミョン
ミンギの父 : チョン・ソギョン
ミンギの母 : パク・ミョンシン
チョリョンの母 : キム・ヒョン
チョリョンの父 : チョ・ヨノ
スジンの母 : キム・ソンファ
ソウルの刑事1 : チョン・ヒョンソク
ソウルの刑事2 : ユン・ジョンイン
ソウルの刑事3 : キム・テジュン
ソウルの刑事4 : キム・ウォンジン
カンヌン(江陵)の刑事1 : ソン・ジェリョン
カンヌン(江陵)の刑事2 : ペク・イングォン
カンヌン(江陵)の刑事3 : カン・ソグォン
カンヌン(江陵)の刑事4 : パク・チョンホ
解剖検査医 : ミン・ギョンジン
刑事課長 : ソン・ウッキョン
浴場の巡査 : イ・ジャンユ
鑑識班 : チャン・ミョンガプ
ヨニ : キム・スジン
サンヒョンの同僚1 : チェ・ヨンヒョン
サンヒョンの同僚2 : パク・ゴンナク
サンヒョンの上司 : イ・ジュンオク
監査課1 : パク・ソングン
監査課2 : ヨ・ウンボク
チョンソル学院の女学生 : パク・チヨン
バスケットボール場の男子学生 : アン・ジニョン
男性記者 : キム・ジンテ
女性記者 : ソ・ジュヨン
お手洗い 陳述学生1 : キム・ギヒョン
お手洗い 陳述学生2 : キム・ヒョノ
お手洗い 陳述学生3 : イ・ドンギ
お手洗い 殴打学生1 : イ・ジンソン
お手洗い 殴打学生2 : キム・チャノ
お手洗い 殴打学生3 : ユン・ドンファン
お手洗い 殴打学生4 : カン・ドンユン
ミンギのクラス女子学生 : イ・スギョン
チョンソル学院 家出女1 : ヨ・ソヒョン
チョンソル学院 家出女2 : アン・ジヒョン
警察署 陳述女子高生2 : キム・ジウォン
警察署 陳述女子高生3 : イ・ボラ
通り 家出男1 : シン・ドンギ
通り 家出男2 : ムン・ジェヒョン
通り 家出男3 : チャン・ジョンウォン
殴打される学生 : ノ・ドンソク
インターネットカフェ カウンター : キム・グァンソプ
悲鳴女 : シン・ジヨン
学校 養護先生 : パク・クィスン
CCTV職員 : ハン・サンウ
ペンション 弟 : イ・ジェドン
アルペンシアの大学生 : イ・ジソク
スジン子役(写真) : チョン・ヘジョン
無電(声) : オ・ジョンセ(友情出演)
イ・ジョンホ(友情出演)
予告編
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さまよう刃 (2014) ~ 韓国映画 ミステリー・サスペンス・ドラマ ~
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