『 フード・インク 』 (原題:Food, Inc.) は、2008年に製作されたアメリカ映画。
広大な農場に散布される農薬、遺伝子組み換え問題など、大量生産低コストの裏側にあるリスクを伝え、オーガニック・フードの本当の価値を訴えるアメリカの食品産業に潜む問題点に切り込んだフード・ドキュメンタリー。
監督は「ブルー・シティ/非情の街 (1985)」の製作総指揮や「暴力ハイスクール!/ブラック・コブラ (1986)」「サスペンデッド・ゲーム (1991)」の製作を手掛けたロバート・ケナー。
脚本は、本作の監督を務めるロバート・ケナーと、「Last Call at the Oasis (2011)」の製作や「State 194 (2012)」の製作・脚本を務めるエリス・パールスタイン、「Long Night's Journey Into Day (2000)」「Daughter from Danang (2002)」「スーパーマンを待ちながら (2010)」「Splinters (2011)」「Last Call at the Oasis (2011)」の編集を担当するキム・ロバーツ。
撮影はリチャード・ピアース。
音楽は「存在の耐えられない軽さ (1988)」「夜明けのスローボート (1989)」「ピクチャーブライド (1994)」「DECOY/密猟地帯 (1995)」TVM「アルジャーノンに花束を (2000)」「レオポルド・ブルームへの手紙 (2002)」「プロフェッサー (2007)」「ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡 (2008)」のマーク・アドラー。
[ 公開日 ]
2008年9月7日 カナダ Toronto International Film Festival 上映
2009年2月8日 ドイツ Berlin International Film Festival 上映
2009年3月27日 香港 Hong Kong International Film Festival 上映
2009年4月3日 アメリカ Wisconsin Film Festival 上映
2009年6月4日 香港公開
2009年6月12日 アメリカ limited 公開
2009年6月19日 カナダ limited 公開
2009年9月 フランス Deauville American Film Festival 上映
2009年10月15日 アメリカ New Hampshire Film Festival 上映
2009年10月22日 オーストラリア公開
2009年12月2日 フランス公開
2010年1月22日 日本公開
2010年2月12日 イギリス公開
2010年3月18日 ロシア DVD発売
【 概要 】
スーパーには今や四季を問わず豊富な食材が並んでいる。
あらゆる技術の発展により、現実のものとなった“工業フードシステム”。
お手頃価格の食べ物を大量に生産できるという利点がある一方、それを維持する陰には多くのリスクも潜んでいる。
養鶏舎では従来の1/2の期間で2倍のサイズの鶏を育て、鶏肉を効率よく作ることに成功。
だが急激に大きくなり体を支え切れないプロイラーは2、3歩歩くだけで足が折れてしまう。
また、草地が全くない巨大農場に押し込められた牛は、本来食べるはずのない安いコーンを飼料としているためうまく消化できずO-157などの大腸菌に感染してしまう。
現在、アメリカの農地の30%はコーン畑。
それらのコーンは家畜の飼料だけでなく、ジュースやケチャップ、スナック菓子などあらゆる食材の原料として使われている。
そのコーンの多くは遺伝子組み換えで作られたものだが、アメリカも日本もラベル表示の義務はない。
その一方で有機農法を実践している農家もある。
J・サラティンは広い屋外の農場に牛を飼い、牧草を食べさせ手作業で肉を捌いているが、決して効率は悪くないという。
「利益や効率重視になると家畜を商品としてしか見なくなる。農家は美味しい食品を作ることを目標にするべき」と彼は語る。
そんな中、アメリカでもオーガニック・フードが注目を浴び始めた。
大手スーパーにもオーガニック棚が出来るほどで、有機農家と提携する巨大企業は急増している。
しかし、大量生産された“オーガニック”は本当に“オーガニック”と呼べるものなのか。
食べ物の価値を決めているのは、結局は私たち消費者なのだ・・・。
【 主な受賞歴 】
・ ゴッサム賞
ドキュメンタリー賞受賞 (ロバート・ケナー)
・ ワシントンD.C.映画批評家協会賞
ドキュメンタリー映画賞受賞
・ サウスイースタン映画批評家協会賞
ドキュメンタリー映画賞受賞
・ ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
ドキュメンタリー映画賞トップ5
【 余談 】
・ Rotten Tomatoesでは、96%(100名中96名)の評論家が本作に肯定的な評価を下し、また平均点は10点満点で7.8点となった。
また、Metacriticでの平均スコアは28のレビューで100点満点中80点となっている。
・ 日本ではアンプラグドの配給により、2011年1月22日に「食の社会見学シリーズ」と銘打って『ありあまるごちそう』(2005年)と合わせて2作連続公開された。
【 スタッフ 】
監督 : ロバート・ケナー
脚本 : ロバート・ケナー 、エリス・パールスタイン 、キム・ロバーツ
製作 : ロバート・ケナー 、エリス・パールスタイン
共同製作 : エリック・シュローサー 、リチャード・ピアース
製作総指揮 : ロビン・スコア 、ジェフ・スコール 、ダイアン・ワイヤーマン 、ビル・ポーラッド 、ジェイ・レッドモンド 、メリッサ・ロブレード 、Sascha Goldhor
撮影 : リチャード・ピアース
編集 : キム・ロバーツ
音楽 : マーク・アドラー
謝辞 : ジョーニー・ダイナー 、リチャード・リンクレイター 、アリス・ウォーターズ 、Julie Eisenberg
【 キャスト 】
エリック・シュローサー
マイケル・ポーラン
Gary Hirshberg
Barbara Kowalyck
Troy Roush
David Runyon
Joel Salatin
Allen Trenkle
予告
↓
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