月の輝く夜に（1987）　～　洋画　ロマンス・コメディ・ドラマ　～

『月の輝く夜に』（原題：Moonstruck）は、1987年に製作されたアメリカ映画。
ニューヨークのブルックリンを舞台に、1人の未亡人と彼女に求愛する2人の兄弟を軸に、イタリア系社会の人間模様を暖かい眼差しで描くロマンチック・コメディ。
監督は「４０ポンドのトラブル (1962)」「シンシナティ・キッド (1965)」「恋するパリジェンヌ (1965)」「華麗なる賭け (1968)」「屋根の上のバイオリン弾き (1971)」「アイスマン (1984)」「オンリー・ユー (1994)」「ザ・ハリケーン (1999)」「ディナー・ウィズ・フレンズ (2001)」のノーマン・ジュイソン。
脚本は「ファイブ・コーナーズ／危険な天使たち (1988)」「乙女座殺人事件 (1989)」「ジョー、満月の島へ行く (1990)」「生きてこそ (1993)」アニメ「恐竜大行進 (1994)」「コンゴ (1995)」TVM「ライブ・フロム・バグダッド　湾岸戦争最前線 (2002)」「ダウト～あるカトリック学校で～ (2008)」のジョン・パトリック・シャンリー。
撮影は「ナック (1965)」「遥かなる戦場 (1968)」「三銃士 (1973)」「エンドレス・ラブ (1981)」「愛と哀しみの果て (1985)」「メンフィス・ベル (1990)」「迷子の大人たち (1992)」「ミルク・マネー (1994)」「グロリア (1999)」のデイヴィッド・ワトキン。
音楽は「カメレオンマン (1983)」「ブロードウェイのダニー・ローズ (1984)」「カイロの紫のバラ (1985)」「ラジオ・デイズ (1987)」「ルーカス・ハースの１４歳のメモリー (1991)」「世界中がアイ・ラヴ・ユー (1996)」「ギター弾きの恋 (1999)」のディック・ハイマン。
出演は「シルクウッド (1983)」「マスク (1984)」「イーストウィックの魔女たち (1987)」「容疑者 (1987)」「恋する人魚たち (1990)」「ムッソリーニとお茶を (1998)」「ふたりにクギづけ (2003)」「メイヤー・オブ・サンセット・ストリップ (2003)」「バーレスク (2010)」のシェール、「ザ・ロック (1996)」「フェイス／オフ (1997)」「コレリ大尉のマンドリン (2001)」「ナショナル・トレジャー (2004)」「バンコック・デンジャラス (2008)」「魔法使いの弟子 (2010)」「デビルクエスト (2011)」「ゲットバック (2012)」のニコラス・ケイジ、「ジョンとメリー (1969)」「ワンダラーズ (1979)」「ベイビー・トーク (1989)」「誘惑のアフロディーテ (1995)」「陽のあたる教室 (1995)」TVM「ライブラリアン　伝説の秘宝 (2004)」「アウェイ・フロム・ハー　君を想う (2006)」「ランド・オブ・ウーマン／優しい雨の降る街で (2007)」のオリンピア・デュカキスなど。

［　公開日　］

1987年12月16日　アメリカ New York City, New York 公開
1987年12月18日　アメリカ公開
1988年3月4日　スペイン Madrid 公開
1988年3月5日　日本公開
1988年3月10日　オーストラリア
1988年3月11日　イタリア公開
1988年3月11日　スペイン Barcelona 公開
1988年4月6日　フランス公開
1988年4月21日　香港公開

【　ストーリー　】

7年前に夫を事故で失ったロレッタ（シェール）は、37歳になったが未だに独身。
そんなある日、友人のジョニー（ダニー・アイエロ）から結婚を申し込まれた。
ロレッタはプロポーズを受け入れた。
式は1カ月後、ジョニーは危篤の母に報告すべく故郷のシシリーへと飛んだ。
ロレッタは父のコスモ（ヴィンセント・ガーディニア）と母のローズ（オリンピア・デュカキス）にそのことを伝えるが、2人は快く祝福はしてくれない。
ロレッタはジョニーの弟で現在絶交しているロニー（ニコラス・ケイジ）に会い、ぜひ結婚式に出席してほしいとのジョニーの伝言を伝えた。
パン工場で働くロニーは、義手の片手を突き出し、かつてジョニーとの話に気をとられていてこうなったんだと叫んだ。
同情したロレッタはロニーのアパートに行き食事を作ってやるが、突然、彼が唇を重ねてきた。
眠っていた激しい恋の炎に火がついたロレッタはロニーに体をあずけた。
翌朝、深く自分を戒めるロレッタを見たロニーは、彼女と2人でオペラを見ることができれば諦めると、ラスト・デートを申し込む。
その日、美しくドレスアップしたロレッタとロニーは、「ラ・ボエーム」公演中のメトロポリタン・オペラ劇場に出かけた。
ところが、父が浮気相手のモナ（アニタ・ジレット）と一緒のところに会う。
一方、夫の浮気を疑っていたローズは1人寂しくレストランで食事していたが、居あわせた大学教授のペリー（ジョン・マホーニー）と意気投合。
さて、ロレッタとロニーはオペラがはねた後、酒をくみかわすうちに2人の愛は甦り、再びロニーのアパートに泊まる。
翌日、ロレッタが家に帰ってしばらく経った後、突然、ロニーが尋ねてきた・・・。

【　主な受賞歴　】

・　第60回アカデミー賞

　　　主演女優賞受賞　（シェール）
　　　助演女優賞受賞　（オリンピア・デュカキス）
　　　脚本賞受賞　（ジョン・パトリック・シャンレー）

【　スタッフ　】

監督：　ノーマン・ジュイソン
脚本：　ジョン・パトリック・シャンリー
製作：　パトリック・J・パーマー、ノーマン・ジュイソン、Bonnie Palef
撮影：　デヴィッド・ワトキン
美術／プロダクションデザイン：　フィリップ・ローゼンバーグ
音楽：　ディック・ハイマン
編集：　ルー・ロンバード
衣装デザイン：　テオーニ・V・アルドレッジ
キャスティング：　ハワード・フューアー
アートディレクション：　ダン・デイヴィス、Barbra Matis
視覚効果（Visual Effects）：　マット・ベック、ブルーノ・ジョージ　、ロナルド・B・ムーア　、マーク・ヴァーゴ、デイヴ・グレゴリー　、Ken Pontac
特殊効果（Special Effects）：　David Lemmen 、Tony Parmelee
メイク：　ジェイムズ・D・ブラウン、Ann Brodie 、Leonard Engelman　、Bob Grimaldi 、Ed Jackson　、Renate Leuschner
謝辞：　ラリー・オーバック、レニー・ブルックス　、ドミニク・コルテス、ジニーン・エドマンド、ジルベルト・ゴドイ、リン・ロンバルド、ロン・メイヤー、フィン・クイン、ロジャー・シャーマン　、Joe Violante
日本語字幕：　細川直子

【　キャスト　】

ロレッタ：　シェール
ロニー：　ニコラス・ケイジ
コスモ：　ヴィンセント・ガーディニア
ローズ：　オリンピア・デュカキス
ジョニー：　ダニー・アイエロ
リタ：　ジュリー・ボヴァッソ
ペリー：　ジョン・マホーニー
モナ：　アニタ・ジレット
ルイス・ガス
フェオドール・シャリアピン・Jr
レオナルド・チミノ
ポーラ・トルーマン
ナダ・デスポトヴィッチ
ジョー・グリファシ
ジナ・デ・アンジェリス
ロビン・バートレット
ヘレン・ハンフト
デヴィッド・S・ハワード
ロバート・ウェイル
エイミー・アキノ
トニー・アジート
フランク・ジオ
アン・マクドノー
ジョン・クリストファー・ジョーンズ
リサ・ハワード
シンシア・デイル
アンソニー・メズーリ
マーサ・コリンズ
ジョン・ファニング
ニコラス・パスコ
アル・テリアン
ジルベルト・ゴドイ
ルイス・ディ・ビアンコ
ベッティ・オルサッティ
コッラド・ジャンナ
トミー・ホリス
マット・マイヤーズ
マイケル・ダンスター
ステラ・ブルーノ
ミミ・チェッキーニ
ジェラード・フラナリー
ロバート・ペイソン
キャサリン・スコセッジ
デヴィッド・ジャルディーナ
ピーター・オースティン・ノト
Antonia Minella
Lou Pitoscia
Michael Barbaro
Antonio Pariselli
Mimi Lizio
Tim Koetting
Jack K. Tsirakis
Cathy Ladman
Helen Proimos