コーヒー&シガレッツ（2003）　～　洋画　オムニバス・コメディ・ドラマ　～

『コーヒー&シガレッツ』（原題：Coffee and Cigarettes）は、2003年に製作されたアメリカ映画。
インディペンデントの雄、ジム・ジャームッシュ監督が“コーヒー”と“タバコ”をめぐる11のエピソードを綴ったオムニバス短編集。
監督・脚本は「パーマネント・バケーション (1980)」「ミステリー・トレイン (1989)」「デッドマン (1995)」「イヤー・オブ・ザ・ホース (1997)」「ゴースト・ドッグ (1999)」「１０ミニッツ・オールダー　人生のメビウス (2002)」「ブロークン・フラワーズ (2005)」「リミッツ・オブ・コントロール (2009)」のジム・ジャームッシュ。
撮影は「アンダーグラウンドＵ.Ｓ.Ａ. (1980)」「バロウズ (1984)」「ストレンジャー・ザン・パラダイス (1984)」「ザ・ビート／青春の鼓動 (1987)」「ロビンソンの庭 (1987)」の撮影や「ジョニー・スエード (1991)」「リビング・イン・オブリビオン／悪夢の撮影日誌 (1994)」「リアル・ブロンド (1997)」TVドラマ「名探偵モンク (2002～2003)」「ドアーズ／まぼろしの世界 (2009)」TVドラマ「グッド・ワイフ２ (2010～2011)」の監督を務めるトム・ディチロ、「イレイザーヘッド (1976)」「リバース・エッジ (1986)」「ワイルド・アット・ハート (1990)」「聖者の眠る街 (1993)」「アイス・ストーム (1997)」「ハルク (2003)」「脳内ニューヨーク (2008)」「マイ・ブラザー (2009)」のフレデリック・エルムズ、「恍惚 (1992)」「サマー・オブ・サム (1999)」「ブロウ (2001)」「アナライズ・ユー (2002)」「エターナル・サンシャイン (2004)」「僕らのミライへ逆回転 (2008)」「お家（うち）をさがそう (2009)」のエレン・クラス、「ガラスの独房 (1977)」「Ｌ.Ａ.大捜査線／狼たちの街 (1985)」「ミステリー・トレイン (1989)」「愛のめぐりあい (1995)」「タンゴ・レッスン (1997)」「ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000)」「２４アワー・パーティ・ピープル (2002)」のロビー・ミューラー。

［　公開日　］

2003年9月5日　イタリア Venice Film Festival 上映
2003年9月7日　カナダ Toronto International Film Festival 上映
2004年3月5日　フランス Alès Film Festival 上映
2004年3月12日　イタリア公開
2004年4月7日　フランス公開
2004年4月15日　アメリカ San Francisco International Film Festival 上映
2004年5月5日　アメリカ Tribeca Film Festival 上映
2004年5月14日　アメリカ limited 公開
2004年6月19日　ロシア Moscow Film Festival 上映
2004年7月29日　ロシア limited 公開
2004年8月19日　オーストラリア公開
2004年8月19日　ドイツ公開
2004年8月19日　イギリス Edinburgh Film Festival 上映
2004年10月22日　イギリス公開
2004年10月29日　スペイン公開
2005年4月2日　日本 Tokyo 公開
2006年7月27日　韓国公開
2011年3月24日　香港 Hong Kong International Film Festival 上映

【　概要　】

コーヒーとタバコにまつわる11本のショート・ストーリー。
ジム・ジャームッシュが18年もの長きに渡って撮りためてきたサイドワークで、アメリカの人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』から依頼されて撮ったロベルト・ベニーニとスティーヴン・ライト出演の「コーヒー＆シガレッツ／変な出会い」から始まった。
以降、長い時間の中でゆっくりとプロジェクトが進行してきた。
1989年に撮影された本編の2話目に収録されている「双子」は、映画監督スパイク・リーの妹ジョイ・リー、弟サンキ・リーとスティーヴ・ブシェミを起用し、「コーヒー＆シガレッツ／メンフィス版」として各地の映画祭で好評を博し、続く本編3話目「コーヒー＆シガレッツ／カリフォルニアのどこかで」では、1993年カンヌ映画祭の短編部門でパルム・ドールに輝いた。
ジャームッシュ作品常連の“酔いどれ詩人”ことトム・ウェイツから、圧倒的な存在感を放つミュージシャンのイギー・ポップ。
「ロスト・イン・トランスレーション」での哀愁漂う演技も記憶に新しい俳優のビル・マーレイ、怪優スティーヴ・ブシェミ。
そして、監督の熱い要望で出演を果たした女優のケイト・ブランシェットなど。
個性派ぞろいの面々が、みごとな異色組み合わせで次々に登場する。
各題名は、「変な出会い」「双子」「カリフォルニアのどこかで」「それは命取り」「ルネ」「問題なし」「いとこ同士」「ジャック、メグにテスラコイルを見せる」「いとこ同士？」「幻覚」「シャンパン」。

【　余談　】

・　本作の映像は全てモノクロである。

【　スタッフ　】

監督：　ジム・ジャームッシュ
脚本：　ジム・ジャームッシュ
製作：　ジェイソン・クリオット、ジョアナ・ヴィセンテ
共同製作：　ステイシー・E・スミス、グレッチェン・マッゴーワン、ディミートラ・J・マクブライド、ラッド・シモンズ、ジム・スターク、Rachel Dengiz　、Birgit Staudt
撮影：　トム・ディチロ、フレデリック・エルムズ、エレン・クラス、ロビー・ミューラー
美術／プロダクションデザイン：　マーク・フリードバーグ、トム・ジャームッシュ、ダン・ビショップ
編集：　ジェイ・ラビノウィッツ、ジム・ジャームッシュ、メロディ・ロンドン、テリー・カッツ
アートディレクション：　トム・ジャームッシュ、Laura Chariton
セット制作：　レナ・ディアンジェロ
視覚効果（Visual Effects）：　スティーヴ・ブレイクリー、ジョー・モンジュ　、メイジャー・ラインハート　、Luke Dumaguing　、Lloyd Forcellini 、Markus Janner　、Jennifer Russomanno　、Keith Yurevitz
特殊効果（Special Effects）：　ピーター・クンツ
メイク：　ジュディ・チン、Gloria Park　、Patricia Regan　、Peggy Schierholz
謝辞：　オーティス・ブラックウェル、アート・コリンズ　、クリス・フェダク　、ゴーストフェイス・キラー　、アリシア・オークレイ、ジェシー・ギャロン・プレスリー　、クリス・リッチ　、トーリー・タネル　、Ol' Dirty Bastard　、Angela Rambourg

【　キャスト　】

『　変な出会い　』　（STRANGE TO MEET YOU）

ロベルト・ベニーニ
スティーヴン・ライト

『　双子　』　（TWINS）

ジョイ・リー
サンキ・リー
スティーヴ・ブシェミ

『　カリフォルニアのどこかで　』　（SOMEWHERE IN CALIFORNIA）

イギー・ポップ
トム・ウェイツ

『　それは命取り　』　（THOSE THINGS'LL KILL YA）

ジョー・リガーノ
ヴィニー・ヴェラ
ヴィニー・ヴェラ・Jr

『　ルネ　』　（RENEE）

ルネ・フレンチ
E・J・ロドリゲス

『　問題なし　』　（NO PROBLEM）

アレックス・デスカス
イザック・ド・バンコレ

『　いとこ同士　』　（COUSINS）

ケイト・ブランシェット

『　ジャック、メグにテスラコイルを見せる　』　（JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL）

メグ・ホワイト
ジャック・ホワイト

『　いとこ同士?　』　（COUSINS ?）

アルフレッド・モリナ
スティーヴ・クーガン

『　幻覚　』　（DELIRIUM）

GZA
RZA
ビル・マーレイ

『　シャンパン　』　（CHAMPAGNE）

ビル・ライス
テイラー・ミード

マイケル・ホーガン
Katy Hansz