リヴィッド（2011）　～　洋画　ファンタジー・ホラー　～

『リヴィッド』（原題：Livide）は、2011年に製作されたフランス映画。
ヴァンパイア神話をモチーフに、昏睡状態の老女が眠り続ける森の奥深くにある洋館に忍び込んだ若い男女が、隠された忌わしい秘密を巡る戦慄の恐怖を描いたファンタジー・ホラー。
監督・脚本は「屋敷女 (2007)」「ABCs of Death 2 (2014)」のジュリアン・モーリー＆アレクサンドル・バスティロのコンビ。
撮影は「男と女と男 (1996)」「屋敷女 (2007)」「フロンティア (2007)」「ヒットマン (2007)」「ザ・パック餌になる女 (2010)」「ディヴァイド (2011)」のローラン・バレ。
音楽は、新人のラファエル・ゲスカ。
主演は「アサルト・エース (2009)」「L'autre Dumas (2010)」「ゲンスブールと女たち (2010)」の若手女優クロエ・クルー。
共演は「ラ・ピエトラ　愛を踊る女 (2003)」のマリ=クロード・ピエトラガラ、「人生は長く静かな河 (1988)」「ダニエルばあちゃん (1990)」「さよならモンペール (1991)」「陽だまりの庭で (1995)」「ミシェル (2001)」「サイレント・ホスピタル (2003)」「幻の薔薇 (2009)」のカトリーヌ・ジャコブ、「ベティ・ブルー／愛と激情の日々 (1986)」「ナイト・オン・ザ・プラネット (1991)」「ブラックアウト (1997)」「ガーゴイル (2001)」「タイム・オブ・ザ・ウルフ (2003)」「クリーン (2004)」「裏切りの闇で眠れ (2006)」「屋敷女 (2007)」「嫉妬 (2012)」のベアトリス・ダルなど。

［　公開日　］

2011年9月11日　カナダ Toronto International Film Festival premiere 上映
2011年9月17日　フランス Strasbourg European Fantastic Film Festival 上映
2011年9月23日　アメリカ Austin Fantastic Fest 上映
2011年10月19日　アメリカ Screamfest Horror Film Festival 上映
2011年12月7日　フランス公開
2012年2月22日　イギリス Glasgow Film Festival 上映
2012年3月17日　ドイツ Fantasy Filmfest Nights 上映
2012年3月30日　香港 Hong Kong International Film Festival 上映
2012年4月5日　ドイツ DVD & Blu-ray発売
2012年4月21日　イギリス Bradford International Film Festival 上映
2012年6月24日　日本 Festival du Film Français au Japon 上映
2012年7月21日　韓国 Puchon International Fantastic Film Festival 上映
2012年9月8日　日本公開

【　ストーリー　】

晩秋。
静かなハロウィンの日を迎えた小さな港町。
母(ベアトリス・ダル)の自殺に心を痛めるリュシー(クロエ・クールー)は、陰鬱な記憶から逃れるべく新しい仕事を始める。
身寄りのない老人たちの元を巡り、身辺の世話をする訪問介護ヘルパーだ。
指導役のミセス・ウィルソン(カトリーヌ・ジャコブ)と利用者の家を回るうち、車は田園地帯を抜けて大きな古屋敷に辿り着く。
そこはかつて、厳格なバレエ教師として名を馳せた老婦人ジェセル(マリー=クロード・ピエトラガラ)の邸宅だった。
ひとり娘のアナ(クロエ・マルク)に先立たれた彼女は昏睡状態となり、今は寝室で死人のように眠ったまま。
孤独と沈黙に支配され、薄闇のなかで主と共に朽ち果てるのを待つばかりの屋敷にリュシーは圧倒される。
研修初日を終え、漁師をしているボーイフレンドのウィル(フェリックス・モアティ)と合流したリュシーは、酒場で疲れを癒しながらジェセル邸の伝説を語る。
資産家だった彼女は館のどこかに秘密の財宝を隠した・・・。
素行の悪いウィルは悪友のベン(ジェレミー・カポーヌ)を誘い、リュシーに強盗計画を持ちかける。
最初は渋っていたリュシーだが、父が恋人との同棲を望んでいると知り、犯行に加わる決意をした。
もし大金があれば、どこか遠くできっと自由気ままな新生活を始められると考えたのだ。
夜も更けた頃、ジェセル邸へ忍び込んだ3人は、ひとつだけ固く閉ざされた開かずの間を発見。
鍵を入手し部屋に押し入ると、そこには死んだはずのアナが純白のバレエ衣装に身を包み、美しい人形のように佇んでいた。
闇夜に悲しげなメロディが響き、ゆっくりと踊るように回転を始めるアナ。
禁断の扉は開かれた。
異次元の魔界と化した屋敷のなかで、想像を絶する惨劇の宴が始まろうとしていた・・・。

【　スタッフ　】

監督：　ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
脚本：　ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
製作：　ヴェラーヌ・フレディアニ、フランク・リビエール、Vincent Brançon
撮影：　ローラン・バレ
美術／プロダクションデザイン：　Marc Thiébault
編集：　バクスター
音楽：　ラファエル・ゲスカ
衣装デザイン：　マルティーヌ・ラパン
視覚効果（Visual Effects）：　ニコラス・ボンネル、セバスチャン・コルヌ、オードリー・フェラーラ、Julien Aullas 、Djelloul Bekri 、Thibault Bunoust 、Laurens Ehrmann 、Mathieu Vavril
特殊効果（Special Effects）：　オリヴィエ・アフォンソ
メイク：　ニコラス・エルラン、ジャック=オリヴィエ・モロン、Sabine Fevre 、Amèlie Grossier　、Laetitia Hillion　、Cyril Hipaux 、Pascal Larue
謝辞：　ルーリク・サル

【　キャスト　】

リュシー：　クロエ・クルー
ウィリアム（ウィル）：　フェリックス・モアティ
デボラ・ジェセル：　マリ=クロード・ピエトラガラ
ミセス・ウィルソン：　カトリーヌ・ジャコブ
アナ：　クロエ・マルク
ベン：　ジェレミー・カポーヌ
リュシーの母：　ベアトリス・ダル
ナタリー・プレール
Loïc Berthezene
Joël Cudennec
Sabine Londault
Serge Cabon
Adèle Fousse
Roxanne Fillol Gonzalez
Kallia Charon
June Ribière
Oriane Azam
Thomas Ribière
Laure Latinier