ドッペルゲンガー（2002）　～　邦画　コメディ・ホラー・ドラマ　～

『ドッペルゲンガー』は、2002年に製作、2003年9月27日よりアミューズピクチャーズ配給にて公開された日本映画。

ある企業の研究員が「見たら死ぬ」筈の自分の分身と遭遇してしまった事から、皮肉にも生きる事に逞しくなっていく姿をユーモラスに描くホラー・ドラマ。

監督は「スウィートホーム (1989)」「ＣＵＲＥ　キュア (1997)」「回路 (2000)」「アカルイミライ (2002)」「ＬＯＦＴ　ロフト (2005)」「叫 (2006)」「トウキョウソナタ (2008)」「リアル　完全なる首長竜の日 (2013)」の黒沢清。

脚本は、本作の監督を務める黒沢清と、「怯える (1998)」「オトシモノ (2006)」「トワイライトシンドローム　デッドクルーズ (2008)」「華鬼三部作 (2009)」「making of LOVE (2010)」「アベックパンチ (2011)」「アナザー Another (2011)」の古澤健。

撮影は「奇談　キダン (2005)」「オトシモノ (2006)」「ホワイトルーム～重松清「愛妻日記」より～ (2006)」「恋する日曜日　私。恋した (2007)」「禅　ＺＥＮ (2008)」「谷中暮色 (2009)」「ＲＩＶＥＲ (2011)」の水口智之。

音楽は「９／１０　ジュウブンノキュウ (2005)」「オトシモノ (2006)」「歌謡曲だよ、人生は (2007)」「うた魂（たま）♪ (2008)」「漫才ギャング (2010)」「天国からのエール (2011)」「あなたへ (2012)」「カラスの親指 (2012)」の林祐介。

主演は「Shall we ダンス？ (1996)」「ＣＵＲＥ　キュア (1997)」「どら平太 (2000)」「笑の大学 (2004)」「叫 (2006)」「十三人の刺客 (2010)」「キツツキと雨 (2011)」「終の信託 (2012)」「清須会議 (2013)」の役所広司。

共演は「石井のおとうさんありがとう (2004)」「空中庭園 (2005)」「クローズド・ノート (2007)」「魔法遣いに大切なこと (2008)」「酔いがさめたら、うちに帰ろう。 (2010)」「八日目の蝉 (2011)」「四十九日のレシピ (2013)」の永作博美、「踊る大捜査線　THE MOVIE (1998)」「冷静と情熱のあいだ (2001)」「交渉人　真下正義 (2005)」「キサラギ (2007)」「日輪の遺産 (2010)」「カラスの親指 (2012)」「はじまりのみち (2013)」のユースケ・サンタマリア、「セーラー服と機関銃 (1981)」「アナザヘヴン (2000)」「魍魎の匣 (2007)」「ＩＣＨＩ (2008)」「ゴールデンスランバー (2009)」「悪人 (2010)」「アントキノイノチ (2011)」「映画妖怪人間ベム (2012)」「許されざる者 (2013)」の柄本明など。

【　ストーリー　】

介護用人工人体の開発に勤しむメディカル・サイテック社の研究者・早崎は、スランプに陥りノイローゼ気味。
そんな彼の前に、ある日、彼とそっくりの外見を持つ分身＝ドッペルゲンガーが現れる。
内向的で真面目な早崎とは対照的に、社交的で欲望に忠実な分身は自由気ままに振る舞いながらも、やがて早崎の研究を成功させようと協力を始める。
解雇された会社から人工人体を盗み出し、君島と言う助手を雇い、しかも泥棒を働いて研究費やライヴァル企業の資料までゲットして来てくれた。
その甲斐あって、遂に人工人体は完成。

だが、分身の存在が疎ましくなった早崎は彼を殺害。
遺体を処分すると、君島と、同じく自殺した弟の分身に悩まされていた由佳と共に、人工人体を売るべく新潟にあるメディコン産業へ車を走らせた。
ところがその途中、かつての同僚・村上が人工人体を売れと言ってきたり、君島と仲間割れしたりとトラブル発生・・・。

【　スタッフ　】

監督：　黒沢清

企画：　奥田誠治、中嶋哲也、泉英次、堀込祐輔

脚本：　黒沢清、古澤健

製作：　平井文宏、加藤鉄也、宮下昌幸、吉岡正敏、神野智

製作総指揮：　佐藤敦
プロデューサー：　下田淳行、川端基夫
撮影：　水口智之
美術：　新田隆之
照明：　豊見山明長
音楽：　林祐介
音楽プロデューサー：　和田亨
録音：　郡弘道
編集：　大永昌弘
助監督：　毛利安孝
スクリプター：　柳沼由加里
スチール：　中岡美樹
エンディング・テーマ演奏：　Pe’z
製作：　「ドッペルゲンガー」製作委員会（トワーニ、アミューズピクチャーズ、日本テレビ音楽、ツインズジャパン）
配給：　アミューズピクチャーズ