耳に残るは君の歌声（2000）　～　洋画　音楽・ドラマ　～

『耳に残るは君の歌声』（原題：The Man Who Cried）は、2000年に製作されたイギリス=フランス合作映画。
激動の時代を背景に、歌声に導かれて旅するユダヤ人の少女の数奇な運命を音楽を全面にフィーチャーしてドラマチックに描くドラマ。
監督・脚本は、本作が長編映画第３作目となる「オルランド (1992)」「タンゴ・レッスン (1997)」「愛をつづる詩（うた） (2004)」のサリー・ポッター。
撮影は「夜と霧 (1955)」「ミュリエル (1963)」「昼顔 (1967)」「薔薇のスタビスキー (1973)」「エミリーの未来 (1984)」「数に溺れて (1988)」「プロスペローの本 (1991)」「ピーター・グリーナウェイの枕草子 (1996)」のサッシャ・ヴィエルニ。
音楽は「コッポラの胡蝶の夢 (2007)」「Virginia／ヴァージニア (2011)」のオスバルド・ゴリホフ。
主演は「恋する人魚たち (1990)」「アダムス・ファミリー (1991)」「キャスパー (1995)」「アイス・ストーム (1997)」「スリーピー・ホロウ (1999)」「モンスター (2003)」「ペネロピ (2006)」「スピード・レーサー (2008)」「ベラミ　愛を弄ぶ男 (2012)」のクリスティナ・リッチ。
共演は「エルム街の悪夢 (1984)」「シザーハンズ (1990)」「スリーピー・ホロウ (1999)」「パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち (2003)」「シークレットウインドウ (2004)」「ツーリスト (2010)」「ダーク・シャドウ (2012)」「ローン・レンジャー (2013)」のジョニー・デップ、「エリザベス (1998)」「リプリー (1999)」「ロード・オブ・ザ・リング (2001)」「アビエイター (2004)」「エリザベス：ゴールデン・エイジ (2007)」「ハンナ (2011)」「ホビット　思いがけない冒険 (2012)」のケイト・ブランシェット、「フラミンゴキッド (1984)」「ハスラー２ (1986)」「ハートに火をつけて (1989)」「コラテラル・ダメージ (2001)」「グッド・シェパード (2006)」「トランスフォーマー (2007)」「セントアンナの奇跡 (2008)」「サブウェイ１２３　激突 (2009)」のジョン・タートゥーロ、「西部開拓史 (1962)」「デリンジャー (1973)」「ゴッドファーザーＰＡＲＴ II (1974)」「エイリアン (1979)」「ニューヨーク１９９７ (1981)」「クリスティーン (1983)」「グリーンマイル (1999)」「アベンジャーズ (2012)」のハリー・ディーン・スタントンなど。

［　公開日　］

2000年9月2日　イタリア Venice Film Festival 上映
2000年9月22日　イタリア公開
2000年11月5日　イギリス London Film Festival 上映
2000年12月8日　イギリス公開
2001年2月7日　フランス公開
2001年2月22日　ドイツ公開
2001年5月3日　オーストラリア公開
2001年5月25日　アメリカ New York City, New York 公開
2001年5月25日　アメリカ Los Angeles, California 公開
2001年8月2日　ロシア DVD発売
2001年10月28日　日本 Tokyo International Film Festival 上映
2001年12月15日　日本公開
2002年1月24日　香港公開
2003年9月12日　スペイン公開

【　ストーリー　】

1927年、ロシア。
貧しい村に住むユダヤの少女フィゲレ（クローディア・ランダー=デューク）は、母を亡くし父と祖母と暮らしていたが、父はゆくゆくは娘を呼び寄せると胸に誓いひとり渡米を決意する。
しかし、やがて戦火の荒波の中フィゲレはひとりイギリスへと流れ着き、スージー（クレスティナ・リッチ）と名付けられキリスト教の家庭に預けられる。
言葉が通じず孤立するスージーはある日、ジプシーの一団を目にしたとき、その口から美しい歌声を発した。
10年後、成長したスージーは父を探す旅に出る。
スージーは旅費を稼ぐためパリでコーラス・ガールとして働く。
美しく野心家のロシア人ダンサー、ローラ（ケイト・ブランシェット）と知り合い、アリアの名手であるイタリア人オペラ歌手ダンテ（ジョン・タトゥーロ）の美声に惹かれるもののその人間性に失望した彼女は、やがてジプシーの青年チェーザー（ジョニー・デップ）と恋におちる。
だが、ナチスによる第二次大戦の影がパリにも迫ってきた。
スージーはチェーザーと別れの夜を過ごし、ローラと共にニューヨーク行きの船に乗るのだが・・・。

【　スタッフ　】

監督：　サリー・ポッター
脚本：　サリー・ポッター
製作：　クリストファー・シェパード
製作総指揮：　シモーナ・ベンザケイン、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、リンダ・ブルース
撮影：　サッシャ・ヴィエルニ
美術／プロダクションデザイン：　カルロス・コンティ
衣装デザイン：　リンディ・ヘミング
編集：　エルヴェ・シュネイ
音楽監督：　オスバルド・ゴリホフ
音楽プロデューサー：　サリー・ポッター
演奏：　クロノス・カルテット
キャスティング：　アイリーン・ラム、Frédérique Moidon
アートディレクション：　ロラン・オット、ベン・スコット
セット制作：　マギー・グレイ、フィリップ・ターラー
視覚効果（Visual Effects）：　コラリー・ビューレイ、アンドレ・ブリザール、セヴェリーヌ・デ・ウィーヴァー、フランソワ・デュピイ、リップ・ハンプトン・オニール　、アレクサンダー・ジャネレ　、Christophe Belena　、Solena Collignon　、Claire Coutelle　、Thierry Delobel
特殊効果（Special Effects）：　アラン・クーティ、ジェレミー・ラヴェット、ドミニク・トゥオヒー　、オリヴィエ・ゼネンスキー　、デイヴ・クラウンショー
メイク：　ジャン・アーチボールド、アニタ・バーガー　、Gérard Carrissimoux　、Reynald Desbant　、Beya Gasmi　、Karina Gruais 、Melissa Lackersteen　、Chantal Leothier　、Sylvie Lonchamp　、Morag Ross
謝辞：　ダイアン・バルサー、ブリギッテ・ブラウナー　、アレクサンドラ・カン　、ジュリー・クリスティ　、エイドリアン・クラークソン　、ロビン・デヴィッドソン　、ピーター・ゲルブ　、ドミニク・グリーン　、Mark Halloran　、Monsieur Jean-Pierre Haubensack
日本語字幕：　戸田奈津子

【　キャスト　】

スージー：　クリスティナ・リッチ　（吹替：坂本真綾）
フィゲレ（幼少時のスージー）：　クローディア・ランダー=デューク
チェーザー：　ジョニー・デップ　（吹替：平田広明）
ローラ：　ケイト・ブランシェット　（吹替：高島雅羅）
ダンテ：　ジョン・タートゥーロ　（吹替：中村秀利）
フェリックス：　ハリー・ディーン・スタントン　（吹替：佐々木敏）
父：　オレグ・ヤンコフスキー　
ダニー・シェインマン
アンナ・ツェルニッカー
バリー・デイヴィス
トム・オズボーン
ダニエル・ハート
ハナ・マリア・プラウダ
アジャラ・メイア
アブラハム・ハッサン
ロイド・マーティン
ユリ・メイア
ソフィ・リッチマン
マイケル・マウント
ダニー・リッチマン
スー・クリーバー
クリフ・バリー
ポール・クレイトン
リチャード・アルベルト
オルネラ・ブライアント
サム・フレンド
イザベラ・メリング
アラン・デヴィッド
イモジェン・クレア
ミリアム・カーリン
コンスエロ・デ・ハヴィランド
ジョージ・イアスミ
パブロ・ヴェロン
タラフ・ドゥ・ハイドゥークス
ブリジット・ブーシュ
セドリック・ゲイリー
リヒャルト・サメル
ドン・フェローズ
ジョイス・スプリンガー
シリル・シャップス
マーク・イヴァニール
アルフレッド・ホフマン
バーナード・スピア
デヴィッド・バクスト
パトリック・クラーク
ブリジット・クラーク
クリス・ギレスピー
シェリー・デ・ヴィト
Frank Chersky
Peter Majer
Theo Wishart
Harry Flinder
Victor Sobchak
Diana Hoddinott
Katia Labèque
Marielle Labèque
Odile Roire
Norah Krief
Hélène Hardouin
Hugues Dalmagro
Saïfi Ghoul
Manfred Andrae
Ahmet Ziyrek
Anna Korwin
Damien Puckler
Katherine Hogarth
Susie Gossling Valerio